MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

菅直人の夫婦げんか

2012-05-30 00:15:32 | Weblog

菅氏の怒声「私の夫婦げんかより小さな声だ」(読売新聞) - goo ニュース

おそらく菅直人の、委員からの「撤退しないことはわかっていたはずなのに、首相が東電本店

に乗り込んで来て『何で撤退するんだ』と、どなる姿は反省すべきではないか」との批判に

対する、「私の夫婦げんかよりは小さな声でしゃべったつもりだが、はっきりものを言うために

多少声が大きくなった」などという釈明は半分ギャグのつもりだったのであろうが、残念ながら

全く笑えなかった。敢えて真面目に受け止めるならば、普段、菅直人が奥さんとの喧嘩を

公にしているのであるならば、客観的な検証は出来るであろうが、どれほどの声を上げて

夫婦喧嘩をしているのか誰も知らないのであるから、意味のない釈明としか言いようがない。


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『アンネの追憶』 10点

2012-05-30 00:07:34 | goo映画レビュー

アンネの追憶

2009年/イタリア

ネタバレ

観客を混乱させる『アンネ・フランクの思い出』

総合☆☆☆☆☆ 10

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 なかなか理解に苦しむ作品である。主人公のアンネ・フランクはユダヤ系ドイツ人であるが、幼少の頃にオランダのアムステルダムに移住していたため、いわゆる『アンネの日記』はオランダ語で書かれている。しかし本作はイタリア映画であり、登場人物たちは全員英語をはなしており、この演出上の‘分かり易さ’が却って分かりにくい。
 元となる話はアンネの学生時代の友人であるユダヤ人のハネリ・ホスラーの思い出を聞いたアメリカの作家であるアリソン・レスリー・ゴールドがまとめた『アンネ・フランクの思い出』であるが、ゲシュタポに捕まった後は、アンネとハネリとの接点はほとんど無く、アンネに対するハネリの思い出は前半に少し描かれているだけである。それならば残されたアンネの登場シーンは誰の目線で描かれているのかがはっきりしないのである。
 最後になって本作がフィクションであることが告げられるが、「誰もが知りたかった『アンネの日記』の壮絶な最終章がここにある」という惹句は、『アンネの日記』のような真実が存在しない以上、偽りと断言せざるを得ず、音楽監督のエンニオ・モリコーネの頑張りだけが唯一の救いだった。


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