HOME 愛しの座敷わらし
2012年/日本
振り返るショットについて
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
「愛しの座敷わらし」というタイトル通りにかわいい‘本物’の座敷わらしが現れるのではあるが、そもそも主人公の高橋晃一の転勤によって東京から岩手の田舎町へと引っ越してきた高橋一家全員が座敷わらしの様相を呈し出すところが本作のミソであり、例えば、妻の史子はいい歳であるにも関わらず近辺が老人ばかりであるために、その中で必然的に座敷わらしのような立場に置かれ、長女の梓美は転校先のクラスでいきなり髪型から「座敷わらし」扱いされ、菊池桂という‘中性’の友人に請いサッカーチームに入った長男の智也は座敷わらしのようだし、晃一の母親の澄代が幻視する既に亡き弟は座敷わらしという立場におかれ、晃一自身にしても営業先のスーパーマーケットに座敷わらしのように現れる。
しかしストーリーよりも気になるところは縁側に座っている家族が室内から聞こえる音に反応して一斉に背後を振り返るショットで、例えば、和泉聖治監督の1996年作品『お日柄もよくご愁傷さま』においてもラストで父親が旅行計画を立てながら果たせなかった、父親と母親が出会った旭岳避難小屋に、主人公の田中和夫が妻の佳菜子を連れて一緒に訪れたシーンで、小屋の番人に促されて昭和5年9月に撮影された小屋の写真を見ようと夫婦が揃って振り返るショットがあり、「相棒」シリーズでも水谷豊にしばしば振り返らせているように、監督が人物を振り返らせることが好きなことが分かる。
鳩山元首相「控訴は想定外」(時事通信) - goo ニュース
「小沢無罪」控訴 「処分解除」批判再燃も…民主党内、抗争激化か(産経新聞) - goo ニュース
鳩山由紀夫元首相は、小沢一郎元代表が無罪判決を受けた政治資金規正法違反事件で
検察官役の指定弁護士が控訴したことについて、「全く想定していなかったことで驚いている。
残念だ」と語っているが、これぐらい分かりやすいことを全く想定できないほど視野の狭い人が
かつて首相になれた事に驚いてしまう。そもそも小沢一郎の政治資金規正法違反事件に
関する民主党の対応はブレまくっている。「何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される」
という推定無罪を貫いて、「判決確定」まで処分を保留するべきであったのだが、強制起訴
された時点で党員資格停止処分したことは失敗だった。輿石東幹事長の強引な処分解除は
検察官役の指定弁護士3人に対する暗黙の“メッセージ”だと思われるが、却って反感を
かってしまい、1審の無罪判決に対する控訴を促してしまったように見える。