ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-
2012年/日本
思いがけない‘遭遇’
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
今回は原作者自らが企画からストーリー、キャラクターデザインまでを手がけた劇場版完全新作ストーリーで、特に主人公のうずまきナルトと両親の「思いがけない再会」という本作の設定について、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ロバート・ゼメキス監督 1985年)に影響を受けていると語っているようだが、ナルトと春野サクラの立場が代わったり、登場人物の性格が正反対になったりするところなどは、『決死圏SOS宇宙船』(ロバート・パリッシュ監督 1969年 )というカルト作品を思い出させたりもする。
メインの登場人物が亡くなった両親と再会するという設定は同時期に公開されている『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's』(草川啓造監督 2012年)と奇しくも被っている。『魔法少女リリカルなのは』の八神はやては両親と再会しても「幸せな夢」と見做してドライに対応するのであるが、ナルトは夢であることは分かっていても、自分をうずまきメンマと呼ぶ両親を目の前にして完全に舞い上がってしまう。同時期に製作されながら、死んだ両親に対する態度の相違が主人公の性別から来るものなのか、あるいは観客層に応じたものなのか、それとも‘魔法’と‘忍術’の違いによるものなのか興味は尽きないが、個人的にはナルトの気持ちがよく分かる。忍者への道は厳しい。
東電OL殺害、再審確定…検察が特別抗告断念(読売新聞) - goo ニュース
2012年6月30日のスポーツニッポンの江川紹子の「私の快答」というコーナーの内容に
驚いた。検察側が解明していない問題点を挙げ、有罪立証が尽くされていないことを指摘
した一審が無罪だった東電OL事件は、二審(高木俊夫裁判長、飯田喜信裁判官、芦沢政治
裁判官)が、さまざまな状況証拠をマイナリ有罪説の立場で解釈し、組み立てて有罪とし、
原則とは逆の「疑わしきは被告人の“不”利益」という手法を取り、最高裁(藤田宙靖裁判長、
金谷利広裁判官、浜田邦夫裁判官、上田豊三裁判官)も追認してしまう。不法残留で有罪が
確定していたマイナリは、一審無罪の判決直後、入管施設に移送され、そのまま強制送還に
なるところを、検察側が待ったをかけ、拘留を申し立てた際に、地裁、高裁と相次いで退けた
が、控訴審の担当となった高木裁判長らが、3度目の申し立てを認め、最高裁もこれを
追認した。この二審の高木俊夫裁判長は、足利事件でも控訴審の裁判長を務め、菅谷利和
の無実の訴えを退け、無期懲役の一審判決を維持するなど冤罪作りに加担していたにも
関わらず、退官後は、瑞宝重光章を受けている。故人に文句を言っても仕方がないのだが。