異人たちとの夏
1988年/日本
芝居の中の‘真実’
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
主人公の原田英雄は40歳でテレビドラマのシナリオ・ライターとして活躍しているのであるが、私生活においては妻子と別れたばかりで、マンションに一人暮らしを強いられているのみならず、仕事仲間の間宮一郎に元妻と付き合うことを宣言されてしまう。間宮が帰った直後に、同じマンションに住む藤野桂がシャンパンを持って訪ねてくる。桂は原田の『ラストダンス』というドラマにいたく感動し、ドラマ内の「過ぎ去ったことは取り返しがつかないって言うけれど、そんなことはない。誰のものでもない自分の過去なんだから、好きなように取り返していけばいいじゃありませんか」というセリフを諳んじられるほど好きだと言うのであるが、それまで面識が無かったために原田は桂を追い返してしまう。この原田が自分で書いたセリフがやがて原田自身を苦しめることになるのであるが、原田自身が述べるようにこの夜が何故か‘芝居じみて’いる理由は、その後のドラマのリハーサルシーンや、画面を小さくすることで場面を変えるなど、本作そのものが全て‘芝居’であることを認識させた上で、それでも感動してしまうものを明確にするためである。
原田は12歳の頃に両親を同時に自転車事故で失っていた。祖父母やおじ夫婦に育てられたのであるが、原田が離婚したり、訪ねてきた桂を冷たくあしらったりする原因は自分たちの早世のよる愛情不足ではないのかと危惧した原田英吉と房子は息子に会いにこの世に現れたようである。しかし2人は決して息子に会いに来た理由を明かすことはない。40歳にもなっている息子に意見などおこがましく、ただ息子を心から愛していたことだけは告げたかったのである。
その後、桂も幽霊であることが分かり、原田は間宮に救われることになるのであるが、このシーンが原田の極度の老化と共に妙に芝居がかっている理由は、既に述べた通りであり、観客は本作全てが芝居であることは理解していながら、それでも原田と両親のシーンに感動してしまうのである。
本作に瑕疵があるとするならば、幽霊であるはずの桂が原田と一緒に鏡に写ってしまうところだと思う。鏡が原田が衰弱していく姿を‘正確’に写し出していることを勘案するならば、設定がブレているように感じる。
中国版ツイッター「尖閣は日本領土」 企業幹部が実名 根拠に公式地図(産経新聞) - goo ニュース
俳優ソン・イルグク 日本外務副大臣の発言にツイッターで反撃(WoW!Korea) - goo ニュース
中国広東省広州の電子サービス企業、広東捷盈電子科技の林凡取締役会副主席が
日本領有を示す53年1月の中国共産党機関紙、人民日報の記事や、複数の公式地図など
根拠に、中国版ツイッター「微博」で「1949年から71年まで中国政府は釣魚島(尖閣諸島)
を日本の領土と認めていた」と発言している。ようやく中国からも冷静かつ根拠を示した
発言が出てきたことは歓迎していいし、根拠を示すとどうしても日本の領土と認めなければ
ならなくなるのである。今後中国はこれらの資料を反証しなければ、何を言っても言いがかり
をつけることにしかならない。だからソン・イルグクもアホの振りをして3人の子どもの名前を
叫ぶだけではなくて、根拠を提示して竹島を自国の領土であると主張するべきであろう。