ドキュメント灰野敬二
2012年/日本
対極の「ハードロック」
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
意外に思われるかもしれないのであるが、灰野敬二は、全くの対極に位置していながら矢沢永吉と同じ‘ロックミュージシャン’である。もちろん灰野敬二は矢沢と一緒にするなと言うであろうが、矢沢は金銭が発生しないことには全く興味が無いために、話題作りとしてAKB48に関して批判はしても灰野敬二の名前は口の端に掛けることさえないであろう。
川越の小学生の時の子供会の際に味わった疎外感をいまだに忘れられずにいる灰野の繊細さが、世界中から様々な弦楽器を収集し、タイポグラフィーや数字で‘譜面’を作成する彼の特異な音楽制作に現れているのであるが、その、‘0’と‘1’の間に存在するであろう音を汲み取ろうとする灰野の音楽は、正直に言うならば私には理解できない。何故ならば私にはその微妙な音を受け止めるだけの感性が備わっていないからであり、そのため私には灰野が作り出す音楽は、奇しくも矢沢永吉が作り出す音楽と同様にどれも似たものに聞こえるのである。「原発を生み出した感性」から逃れるための新たな感性を生み出すためには、例えば、1990年代にニルヴァーナのカート・コバーンが「グランジ」というジャンルを確立したように、一つのジャンルを確立する必要があるのだろうが、儚さや移ろいやすさを重視するのであるならば、‘アンビエント’は馬耳東風と化すしかない。
だから灰野の音楽を理解させようと試みるならば、灰野がバンドメンバーやビデオ撮影のスタッフに教え諭すように聴き手に音楽を作らせる以外にないのではないだろうか。
ラストの上野水上野外音楽堂でギターの弾き語りで歌う灰野が最後で太陽光を浴びるシーンが美しい。
野田首相、解散時期明示せず=「文字通り受け止めて」(時事通信) - goo ニュース
野田佳彦首相の、衆院解散・総選挙に踏み切る時期を「近いうちに」としたことについて、
「それ以上でもそれ以下でもない。まさに私の答えは文字通りに受け止めてほしい」として
時期の明示を避ける有様は、まるで菅直人前首相が2011年8月10日の衆院財務金融
委員会で「(退陣条件とする特例公債法案、再生可能エネルギー特別措置法案が)きちっと
成立した時には、すみやかに次の段階に移る準備に入らなければならない。党内で言えば
代表選であり、新しい代表が決まれば私自身が内閣総理大臣として身を処す事が当然必要
になる」などと述べ、ぐずぐずしていた様子を思い出させる。実際に、輿石東幹事長は9日の
記者会見で「2人とも代わる事はまずないと思うが、2人がいなくなったら2人の話は終わり」
と述べて9月の民主党代表選や自民党総裁選で党首が再選されなかった場合は無効に
なるとの認識を示している。それならば選挙をしたくない民主党議員たちは9月の代表選で
野田を降ろすに決まっているではないか