MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『パッション』

2013-10-10 22:36:57 | goo映画レビュー

原題:『Passion』
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:ブライアン・デ・パルマ/ナタリー・カーター
撮影:ホセ・ルイス・アルカイネ
出演:レイチェル・マクアダムス/ノオミ・ラパス/カロリーネ・ヘルフルト/ライナー・ボック
2012年/ドイツ・フランス・スペイン・イギリス

「情熱」が最後まで持続しない映画監督の「パッション」

 結構、その名を知られていながらもそれほど新作に期待されない映画監督として有名であるブライアン・デ・パルマによる本作は、リメイクということもあって、いわゆる「起承転」あたりまではよく出来ていたのであるが、肝心の「結」がまとめきれていないように感じる。
 ラストになって主人公のクリスティーン・スタンフォードの双子の姉が出現することで、もうひと波乱あってもよかったのであるが、ダニを絞殺した後に、呼び鈴によって家のドアを開けると刑事が置いていったバラの花束を見つけたイザベル・ジェームズはエレベーターから降りてきた‘クリスティーン・スタンフォード’に首を絞められる。しかしその‘クリスティーン・スタンフォード’は血のついたスカーフを持っているのだから姉ではなくて殺された本人であろうし、その直後、ダニの死体のそばで目覚めるイザベルのシーンで終わってしまうために、現実と幻想の区別が曖昧で消化不良の感が拭えない。
 さらに不可解なのはクリスティーンに家にあった「北海道らーめん」という日本語の暖簾で、何の目的でクリスティーンが所有していたのか分からないままだった。


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“犯罪者顔”は存在するのか

2013-10-10 18:15:50 | Weblog

高3女子刺殺 「自宅に侵入し待ち伏せ」容疑者、帰宅直後の鈴木さん襲う(産経新聞) - goo ニュース
三鷹女子高生殺害 「フェイスブックで知り合う」容疑者は京都在住、数日前にナイフ購入(産経新聞) - goo ニュース
着信拒否後も「別れたつもりない」容疑者、母に(読売新聞) - goo ニュース

 何故あれほど美人で社交性もある女子高生がわざわざフェイスブックで知り合った男と交際

するようになったのか分からないが、アメリカへ短期留学経験もあるくらいだから、旺盛な

好奇心が却ってあだとなったのかもしれない。大人でも難しいのではあるが、まだ人を見極め

きれない間は幼なじみのような交際範囲に限定しておくことが得策だと思う。ところで三鷹署

から護送される池永チャールストーマスは特別に悪びれることもなく、顔を上げてクルマに

乗り込む姿を見て、以前どこかで見たような光景だと考えていたら、窃盗容疑の処分保留で

釈放された、みのもんたの次男で日本テレビ社員の御法川雄斗に似ていて、犯罪の種類は

違うものの、“犯罪者顔”というものが存在するのかと思った次第である。


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