MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『女囚大脱走』

2013-10-20 23:04:35 | goo映画レビュー

原題:『Swamp Women』
監督:ロジャー・コーマン
脚本:デヴィッド・スタン
撮影:フレデリック・E・ウェスト
出演:マリー・ウィンザー/キャロル・マシューズ/ビヴァリー・ガーランド/マイク・コナーズ
1956年/アメリカ

「キャットファイト好き」のために

 女性警部補のリー・ハンプトンは盗まれたダイヤモンドの隠し場所を突き止めるために、女性刑務所に囚人として潜入し、リーダー格のジェシーと、ヴェラとビリーの3人と共に脱獄し、ダイヤモンドが隠されている沼地へ向かう。一方、ボブ・マシューズはガールフレンドを連れて同じ沼地を訪れていたのであるが、不運にも、乗っていたボートが壊れて立ち往生していた4人に見つかり、ガイドが射殺され、2人は4人にボートを奪われて拘束されてしまう。途中でボブのガールフレンドが逃げ出したのであるが、ワニに喰われてしまい、残りの5人でダイヤモンドの隠し場所へ向かっていく。
 不思議なのはヴェラの行動で、眠っている3人から拳銃を奪った後に、ボブを連れて逃げてしまうのであるが、目覚めた3人が後を追うと、何故かヴェラは得意の拳銃で3人を仕留めようと待っていて、結局、ヴェラの拳銃は3人に当たらず、ボブを襲おうとしたヘビを撃ち殺しただけで、ジェシーの投げたヤリで絶命してしまう。それならば最初から眠っている3人を撃ち殺せばよかったはずで、何故待ち伏せしていたのか訳が分からない。
 ラストもリーとボブが力を合わせて2人を倒すのであるが、リーが警官であることをボブに明かさないまま物語は終わってしまい、脚本の雑さは隠しようがなく、存在するのかどうか知らないがいわゆる「キャットファイト(=女同士の喧嘩)好き」以外の人は本作を観ても面白くはないと思う。


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猥褻し放題というメッセージ

2013-10-20 00:16:04 | Weblog

性犯罪被害者名「被告に教えないで」 東京地裁が保護策(朝日新聞) - goo ニュース
強制わいせつ事件、起訴取り消し 個人情報知られる懸念(朝日新聞) - goo ニュース

 強制わいせつ事件の被害者側が裁判で被告に個人情報が伝わることを恐れたため、東京

地検が17日付で起訴を取り消したらしい。起訴が取り消されたのは40代の男で、女児に

対して猥褻な行為をしたとして強制わいせつ罪で起訴されたが、地検は起訴状に被害者の

実名を記さず、保護者の名前と続き柄を記載した。しかし被告は被害児童の氏名を知らな

かったらしく、裁判を通じて却って不必要に児童の名前まで知られる可能性が生じて、例え、

被告が有罪になったとしてもその後、いつ来るかもしれない“お礼参り”に怯え続けなければ

ならない生活環境に陥ることを思えば、裁判をすることが得策とは言えないというおかしな

状況になっている。この決定は見知らぬ子供に対しては猥褻のし放題という暗黙のメッセージ

になってしまう可能性があるのではないだろうか


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