David Bowie - Black Tie White Noise (Official Music Video) [HD Upgrade]
デヴィッド・ボウイが1993年にリリースしたアルバム『ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ』に
収録されている「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」を和訳してみる。1992年に
ロサンゼルスで起こった暴動がモチーフになっており、タイトルも黒人と白人を暗示させる
ものなのだが、「黒いネクタイ(black tie)」で礼服を表し、暴動の元となった白人警官3人を
含んだ黒人のロドニー・キングへの暴行事件に対して冷静に対応することを示す一方で、
「ホワイト・ノイズ(white noise)」とは暴行事件に異を唱える人たちの言葉を
かき消すための「騒音」という意味であり、必ずしも黒人と白人の対立を煽っている
わけではないところがボウイが書く歌詞のフェアなところである。
「Black Tie White Noise」 David Bowie 日本語訳
ロサンゼルスから放たれた炎で光るアフリカ人の目を通じて
僕はベネトンの広告から真実を掴む
(礼服(Black tie)と
耳障りな騒音を消すために被せる音(White noise))
僕は顔を見た
それは僕と同じ人種だけではない
轟く銃声
僕は君を匿う
礼服を着て
耳障りな騒音を消すために被せる音を機械的に作り出す
太陽は昇り
男は倒れ
一時間程度で恐怖から逃れるために女性が再びやって来る
(礼服と
耳障りな騒音を消すために被せる音)
それから僕たちは辛いことに敢えて挑み
今僕たちは分断され消えてなくなる
礼服を着て
耳障りな騒音を消すために被せる音を機械的に作り出す
僕たちは人種間を越えてお互い手を結ぶ
そして「勝利を我らに」を歌いながら
炎に包まれて死ぬんだ
何が起こっているんだ?
それでも僕たちは成し遂げるだろう
それは疑い得ないこと
(君の目を見つめるし僕は君を殺しはしない)
君の目を見つめれば君が僕を殺さないことは分かる
君は僕を殺さない
君は僕を殺しはしない
でも君の目を見つめると時々僕は疑ってしまう
礼服を着て
耳障りな騒音を消すために被せる音を機械的に作り出す
神よ
彼に僕を見るようにさせて欲しい
神よ
彼に僕の話を聞くようにさせて欲しい
兄弟よ
彼に僕を呼ぶようにさせて欲しい
彼に僕を抱くようにさせて欲しい
彼と手をつながせて欲しい
僕たちは人種間を越えてお互い手を結ぶ
「ウィ・アー・ザ・ワールド」を思いながら
僕たちは夜を徹して歩く
何が起こっているんだ?
それでも僕たちは成し遂げるだろう
それは疑い得ないこと
(君の目を見つめるし僕は君を殺しはしない)
僕は自分の背中を見せる
君が僕を殺さないことは分かっているから
君は僕を殺さない
君は僕を殺しはしない
でも僕は理由を思案してしまう
時々僕は理由を思案してしまう
礼服を着て
耳障りな騒音を消すために被せる音を機械的に作り出す
奴らは僕たちにルールの破り方を見せるだろうけれど
決してルールの作り方を見せない
僕たちを気の狂った若造のようにするんだ
(礼服と
耳障りな騒音を消すために被せる音)
黒人でも白人でもファシストは叫ぶ
血を流しているのは誰なのか?
銃を撃つのは誰なのか?
礼服を着て
耳障りな騒音を消すために被せる音を機械的に作り出す
機械的に作り出す
機械的に作り出す
耳障りな騒音を消すために被せる音を機械的に作り出す
(礼服と
耳障りな騒音を消すために被せる音)
機械的に作り出す
機械的に作り出す
礼服を着て
耳障りな騒音を消すために被せる音を機械的に作り出す
(ただの愚か者)
機械的に作り出す
(ただの愚か者)
機械的に作り出す
(ただの愚か者)
耳障りな騒音を消すために被せる音を機械的に作り出す
(礼服と
耳障りな騒音を消すために被せる音)
(ただの愚か者)
機械的に作り出す
(ただの愚か者)
機械的に作り出す
(ただの愚か者)