原題:『Black Widow』
監督:ケイト・ショートランド
脚本:エリック・ピアソン
撮影:ガブリエル・ベリスタイン
出演:スカーレット・ヨハンソン/フローレンス・ピュー/レイチェル・ワイズ/デヴィッド・ハーバー
2021年/アメリカ
完全に信用を失った「父親」について
『355』(サイモン・キンバーグ監督 2022年)と比較することで本作のテーマがより鮮明になるのではないだろうか。
ロシアの元スーパーソルジャーであるレッドガーディアンだった父親のアレクセイ・ショスタコフと「元ウィドウ」だった母親のメリーナ・ヴォストコフに連れられて、主人公のナターシャ・ロマノフは妹のエレーナ・ベロワと共にドレイコフが運営する「レッドルーム」と呼ばれる女性暗殺者養成施設で洗脳されて「ウィドウ」にされてしまうのだが、洗脳解除薬で正気を取り戻すと4人は揃ってレッドルームを破壊しに向かい、自分たちと同じように洗脳されている女性たちに洗脳解除薬を与えて自由にするのである。
本作において「父親」のような存在は全く信用されずに、洗脳が解けて自由になった女性たちは「父親」のもとを去っていくのであるが、これはハリウッドの大物プロデューサーだったハーヴェイ・ワインスタインのセクハラや性的暴行の事件が大いに関係していると個人的には思う。
シーアの「チープ・スリルズ」を和訳しておきたい。
「Cheap Thrills」 Sia 日本語訳
こっちに来てラジオをつけてよ
金曜日の夜なんてあっという間に過ぎるのだから
髪を整えてメイクもしなければならない
金曜日の夜なんてあっという間に過ぎるのだから
私がダンスフロアを蹴り上げるまで
私がダンスフロアを蹴り上げるまで
私が必要なものは全て手に入れたのよ
お金は持っていない
現金は持っていないけれど
私はあなたを手に入れた
今夜楽しむためにドル札なんか必要ない
(安物のスリルが好きなのだから)
今夜楽しむためにドル札なんか必要ない
(安物のスリルが好きなのだから)
ビートが感じられる限り
私にお金は必要ない
踊り続けられる間は
私にお金は必要ないの
こっちに来てラジオをつけてよ
土曜日の夜なんてあっという間に過ぎるのだから
ネイルをしなければならないしハイヒールも履かなきゃならない
土曜日の夜なんてあっという間に過ぎるのだから
私がダンスフロアを蹴り上げるまで
私がダンスフロアを蹴り上げるまで
私が必要なものは全て手に入れたのよ
お金は持っていない
現金は持っていないけれど
私はあなたを手に入れた
今夜楽しむためにドル札なんか必要ない
(安物のスリルが好きなのだから)
今夜楽しむためにドル札なんか必要ない
(安物のスリルが好きなのだから)
ビートが感じられる限り
私にお金は必要ない
踊り続けられる間は
私にお金は必要ないの
ビートが感じられる限り
私にお金は必要ない
踊り続けられる間は
私にお金は必要ないの
今夜楽しむためにドル札なんか必要ない
(安物のスリルが好きなのだから)
今夜楽しむためにドル札なんか必要ない
(安物のスリルが好きなのだから)
ビートが感じられる限り
私にお金は必要ない
踊り続けられる間は
私にお金は必要ないの
(安物のスリルが好きなのだから)
(安物のスリルが好きなのだから)
Sia - Cheap Thrills (Performance Edit)
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