Jane Birkin - Amours des feintes (Clip officiel)
ジェーン・バーキンが1990年にリリースしたアルバム「いつわりの愛」
からアルバムタイトル曲を和訳してみる。ジェーン・バーキンは2020年にも
アルバムをリリースして精力的に活動しているが、やはりセルジュ・ゲンスブールと
組んでいた頃の方が作品のクオリティが高かったように思う。この曲のMVも
ゲンスブールが撮っている。
「Amours des feintes」 Jane Birkin 日本語訳
亡くなった王女の間違った外見の見せかけの愛が
同じマークの五枚続きのトランプの札を気取る
カタロニアの王子の宮殿が建てられる
見せかけの愛
枝付き大燭台だけが
頭から離れない迷路に感情を送る風にきらめく
何もなかったかのように
秋と夏の間で感動と
省略による嘘をもてあそぶ
亡くなった王女の間違った外見の見せかけの愛が
風の穏やかな苦痛の叫びを聞きながら
奇妙な不安を気取る
現在の見せかけの愛
時間を度外視して疲れ果て
それにも関わらず何度も長い間留まろうと目指す
時間は私たちの情熱の炎に注意を向けられない
時間は同情することなく情熱を焼き尽くし
容赦もしない
亡くなった王女の間違った外見の見せかけの愛が
ニガヨモギの色を気取る
時間の香りは以前のように私には全く感じないだろう
見せかけの愛
遠くの方から私は聞こえる
そこで時間が鳴っている
私たちの二十年の痕跡は
昔の色合いだけを残している
誰にそうなれる可能性があってそうだったのか?
私は問いかける
たぶん私は気分転換の夢を見ることを運命づけられていたんだ