MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

安倍晋三首相の「専門家」の適当な使い方

2020-03-10 23:52:42 | Weblog


(2020年3月10日付毎日新聞朝刊)

 「厚労省のツイッターは特定の番組を名指しして不正確な反論をし、逆に番組側に再反論され、訂正するに至ったと承知しております。(中略)国民の意見が分かれるものの反論は役所が行なうのではなく政治家が責任をもって行うべきだと思いますが総理、いかがですか?」「これは官邸の指示ではなくて各省庁が自主的にやっているということですか?」と畳み掛けた国民民主党の伊藤孝恵議員に対して、安倍首相は「これは広報室や各省庁が自主的にやっていると認識しております。」と明言し、途中を省くが伊藤議員は「リスクコミュニケーションの失敗事例と先ほど申し上げたのは、厚労省公式ツイッターが間違った情報を流すことがあったんです。実際にあったんです。そういった部分で信頼を失ってしまうぐらいならば、政治家が責任をもってその情報は違います、とおっしゃったらいいじゃありませんか。公官庁にやらせなくていいじゃありませんか。いかがですか?」と尋ねたことに対して、安倍首相は「あの、間違った情報を発信していると私は承知しておりませんので、答弁のしようがないところでございますが、基本的に間違った情報があればですね、それを間違っているかどうかということはですね、当該官庁でなければ明らかにできない場合もあるわけでございまして、そうした観点から反論を行なっているものと承知しております。」と結局、間違った情報を発信している当該官庁の間違った情報を誰が指摘するべきなのかには答えていない。
 つまり安倍首相は「専門家の意見を伺ったものではない」ままの全国の学校の休校要請や、官庁の公式ツイッターが発した誤情報の件など肝心なことほど分かっていないままの首相主導という極めて危険な行為を行っているのである。個人的には「結果オーライ」だとは思うけれど。

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/politics/nhknews-10012321701_20200309


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