MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『658km、陽子の旅』

2024-02-25 00:59:28 | goo映画レビュー

原題:『658km、陽子の旅』
監督:熊切和嘉
脚本:室井孝介/浪子想
撮影:小林拓
出演:菊地凛子/竹原ピストル/黒沢あすか/見上愛/浜野謙太/仁村紗和/篠原篤/吉澤健/風吹ジュン/オダギリジョー
2023年/日本

最初に出会った人の優秀さについて

 青森県弘前市出身の主人公の陽子は父親と折り合いが悪く、彼女が18歳になったと同時に逃げるように上京してきたものの、なかなか人生が思うように行かないまま気が付けば42歳になって引きこもりのような生活を送っている。そんな時に父親が亡くなったことを従兄の茂に聞かされて一緒に葬儀に出席することにしたのだが、途中で寄ったサービスエリアで茂の家族とはぐれてしまい、陽子はヒッチハイクを強いられるのである。
 しかしここからストーリーはおかしな方向に向かい、最初にシングルマザーの車に乗車させてもらい、てっきり郡山の駅にでも降ろしてもらうのかと思いきや、何故かトイレと自動販売機と公衆電話しかない寂れたサービスエリアで降ろされてしまい、これは陽子のようにコミュ障でなくても大変な状況に置かれてしまうのである。陽子はとりあえず2432円は所持しているのだから、とりあえず実家に電話をして駅で買えるまでの切符を買って弘前に向かえば良いのにと、陽子が借金を申し込んだシングルマザーならば勘が働き、気を利かせてくれるような気がするのである。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/otocoto/entertainment/otocoto-otocoto_96598


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