MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

“毛むくじゃらのサル”のフレスコ画

2012-08-26 00:29:25 | 美術

キリストがサルに? スペインで自称画家が修復し注目(朝日新聞) - goo ニュース

 絵の修復の経緯がよく分からないが、常識で考えるならば素人に絵の修復を依頼する

ことはありえない。スペインの小さな教会のフレスコ画のキリストが、“毛むくじゃらのサル”

(英BBC)に様変わりしたという一方、ネット上では「ゴヤやムンクに匹敵する」と持ち上げる

声もあるらしいが、ゴヤやムンクは言いすぎで、彼らほどシニカルさを感じることはない。

私の感想はアンリ・ルソーやパウル・クレーに絵の修復を依頼したような感じになっている。

しかしものは考えようで、キリストのフレスコ画など世界中にありふれているものだから、

改めて修復せず、この“毛むくじゃらのサル”を前面に押し出して観光の目玉にすればいい

のである。“毛むくじゃらのサル”のフレスコ画など他に探しても見つからないだろう。


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『映画UVERworld DOCUMENTARY 『THE SONG』』 0点

2012-08-25 23:54:11 | goo映画レビュー

映画UVERworld DOCUMENTARY 『THE SONG』

2012年/日本

ネタバレ

ロックバンドの厳しい現状

総合☆☆☆☆☆ 0

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 毎年およそ400組のバンドがデビューするものの、翌年に残っているバンドは約10組程度という厳しい状況に日本のロックバンドは置かれているとUVERworldのボーカルのTAKUYA∞は告白しているのであるが、残念ながらその厳しい生存競争に勝ち残っているUVERworldというバンドに関して何の予備知識もなく観たために、ボーカルのTAKUYA∞が起こした2006年暮れの不祥事で一ヶ月バンド活動を休止したことや、tickのReigo5が2003年3月に亡くなっていたことも本作で初めて知った。
 『ドキュメント灰野敬二』(白尾一博監督 2012年)を観た後ということもあり、ドキュメンタリー映画を観るという快感を得ることはできなかった。寧ろ作品の存在はAKB48のドキュンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』(寒竹ゆり監督 2011年)に似たファン向けのものである。
 それでも披露される楽曲はどれも素晴らしく、TAKUYA∞のカリスマ性も演奏技術も高いのであるが、現在の日本の‘ロックバンドシーン’は何故かMr.Children(ミスターチルドレン)の一人勝ちである。UVERworldとMr.Childrenの埋まらない差が何なのか、本作を観ただけでは分からなかった。演奏技術の点に関してならば明らかにUVERworldのメンバーの方が上だと思うが、ビートルズの昔から何故か演奏技術が比較的上手くないロックバンドの方が売れていることが不思議である。


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“脱原発”と“脱韓国”

2012-08-25 00:08:34 | Weblog

野田首相発言、即時撤回を=駐日大使、玄葉外相に抗議―メディアの反発過熱・韓国(時事通信) - goo ニュース

 韓国・東北アジア歴史財団の郭真吾研究委員が「両首脳ともに愛国心をアピールし、落ち

込んだ人気を挽回しようとしている。マスコミも対立を抑えようと努力していない」と批判して

いるが、それは李明博大統領には当てはまるが、野田佳彦首相には当てはまらない。野田

ではなくても他国の大統領が日本の竹島に勝手に上陸したならば同様の処置を講じるはず

であり、だから韓国政府高官の野田首相に関する「理性を失い、非合理的な妄言を繰り返し

ており、いちいち応じる必要はない。実質的な対話ができるのは野田内閣が退いた後だ」と

いう発言も的外れなのである。日本はそろそろ“脱原発”と同時に“脱韓国”も考える時期に

来ているようである。


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『プロメテウス』 100点

2012-08-24 23:56:59 | goo映画レビュー

プロメテウス

2012年/アメリカ

ネタバレ

‘人類の起源’から奈落の底へ

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 地球上の時代も場所も異なる複数の古代遺跡から発見された共通のサインを主人公の考古学者であるエリザベス・ショウは人類を創造した知的生命体からの‘招待状’と分析し、人類の起源の謎を解こうと、巨大企業ウェイランド・コーポレーションが出資した宇宙船プロメテウス号に仲間たちと乗り込み、未踏の惑星を目指して出航する。
 約2年の航海後の2093年、目的の惑星にたどり着いた科学者チームは、砂漠の大地に広がる人工の遺跡を見つけ、調査を開始するところまでの‘ミスリーディング’が素晴らしい。‘人類の起源’が明かされると期待して観ていた観客は、その後の‘地獄絵図’に驚愕させられるからである。
 篤信家であり不妊症のエリザベス・ショウが‘妊娠’してしまい、自動外科手術装置でイカ型エイリアンを帝王切開で取り出し、とりあえず開腹したお腹を‘ホッチキス’で塞ぎ、やがてそのエイリアンを上手く利用して自身に襲いかかってくる‘エンジニア’を退治させるのであるが、やがてその取っ組み合いの中から新たなエイリアンが誕生するという怒涛の勢いの不気味さは、要するに自分たちが遺伝子操作で作り出したエイリアンによって絶滅した‘エンジニア’のDNAを地球人は受け継いでいるという作品冒頭の描写につながり、逆に言うならば一番信用できて頼りになる‘人物’がDNAの影響を受けないアンドロイドのデヴィッドなのである。このリドリー・スコット監督の神をも恐れぬ‘悪意’が本作の醍醐味であり、『エイリアン』にこだわってしまうと本作の面白さを見逃してしまうだろう。
 ちなみに「The search for our beginning could lead to our end」を意訳すると「自分たちの起源を探しているつもりが自分たちの終末にたどり着いてしまった」となり、地球に住んでいる私たちの誰もが悪いDNAを受け継いでいることを観客に周知させるのであるが、それはもちろんリドリー・スコット監督も同様である。しかしだからこそリドリー・スコット監督の「悪いDNAの影響でこんな作品を撮ってしまいました」という‘確信犯’振りがラストの種明かしさえ放り出して観客を呆然とさせる‘一流’の香具師として認めざるを得ないのである。


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竹島は存在しない?

2012-08-24 00:06:14 | Weblog

韓国政府 日本の「不法占拠」発言に抗議(聯合ニュース) - goo ニュース

 日本の外交政策も相当酷いものだと思っていたが、まさか日本より酷い国があるとは想像

していなかった。例えば、韓国外交通商部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は23日の会見で、

玄葉光一郎外相の22日の参院決算委員会における「韓国によって竹島の管轄権の一部を

行使できない状況にある。不法占拠といっていい」という発言に対して、「日本政府がわが

固有領土の独島に対する不当な主張を直ちに中断するよう、今一度強く促す」とした上で、

日本の玄葉光一郎外相が「不法占拠」という表現を使ったことに強く抗議し、発言の撤回と

再発防止を要求しているのであるが、野田首相の親書を「到底容認できない、不当な内容を

記している」とし、親書の返送は至極当然だとした上で、李大統領が「島根県の竹島に上陸

した」との部分について、「そのような島は存在しない」と強調している。それならば、玄葉の

言う「韓国によって竹島の管轄権の一部を行使できない状況にある」という“竹島”という島も

存在しないはずで、要するに韓国は李明博大統領の個人的な事情に付き合わされている

うちにすっちゃかめっちゃかになりつつあるのだが、いつおかしいことに気がつくのだろうか


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『フローズン・リバー』 80点

2012-08-23 21:39:18 | goo映画レビュー

フローズン・リバー

2008年/アメリカ

ネタバレ

手作りのメリーゴーラウンド

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 それにしても2008年のサンダンス映画祭ドラマ部門でグランプリ受賞し、第81回アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた『フローズン・リバー』と、2010年のサンダンス映画祭ドラマ部門のグランプリを受賞し、第83回アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた『ウィンターズ・ボーン』(デブラ・グラニク監督)は、その受賞歴のみならず、‘父親’の不在や、‘原住民’の問題などのテーマまで類似しているのであるが、『フローズン・リバー』の特異さは‘男性’のように生きることを強いられる女性が‘女性性’を取り戻すところにある。
 主人公のレイ・エディは15歳のT.J.と5歳のリッキーの母親で、やがて‘相棒’となるモホーク族のライラも1歳の幼児の母親で、2人とも子どものために必死であるのだが、安定した職業に就くことができず、不法移民の密入国の手助けに手を染めてしまう。
 車を走らせてお金を数えてトランクを開けてまた車を走らせるという作業の単純さが、当初は2人にあまり罪悪感を抱かせないのであるが、パキスタン人の女性の赤ん坊を誤って捨ててしまったことで、自分たちが運んでいるものは‘モノ’ではなく、自分たちと同じ‘人’であることを実感する。これを最後にしようと臨んだ仕事でピン撥ねされた際に、レイが激怒した理由はギャラの問題のみならず、密入国させる相手が2人とも女性であり、女性蔑視を感じたからであろうし、警察に追い詰められた際に、レイが自首する決心をさせた理由も、自分が夫のように、自分さえ良ければいいという男性のような考え方を放棄したためであろう。
 ラストはライラが自分の幼子を連れて、母親がいなくなったT.J.とリッキーのもとを訪れてレイが戻ってくるまで一緒に住むことになる。危うくT.J.はクレジットカードによる詐欺に手を染めそうになっていたが、被害者の高齢の女性に謝罪することで許してもらう。‘男性’にならずにすんだT.J.はまだ子どものままでいられることになるのであり、女性と子どもしかいないエディ家は‘男性性’を超える新たな価値観を模索することになるだろう。それは既成の価値観ではなくて‘手作り’のはずである。


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名前の公表の必要性

2012-08-23 00:03:56 | Weblog

転校先で傷害容疑、家裁送致 大津いじめ自殺の同級生(朝日新聞) - goo ニュース

 よくいじめ問題に関して、加害者の名前を公表すること自体もいじめになってしまうという

“正論”を見かけるが、例えば今回のようにいじめたとされる少年が、転校先で別の中学生

に対して殴るけるの暴行を加え、けがをさせ、かばんを燃やしたり、所持品を捨てたりもした

という話を聞くと、もちろん“加害者”に危害を加えることは慎むべきであるが、自分の身近に

転校してくる可能性はゼロではないのだから、自分の家族の身を守るためには氏名の公表

はやむをえないのではないだろうか。残念ながら私には今回、京都家裁へ送致された生徒

が「木村束麿呂」か「山田晃也」か「小網武里」かは分からないのではあるが。


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『THE GREY 凍える太陽』 60点

2012-08-22 23:41:40 | goo映画レビュー

THE GREY 凍える太陽

2012年/アメリカ

ネタバレ

抒情を殺ぐ字幕について

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 作業員たちを守るために石油採掘現場に現れるオオカミのハンターとして雇われていた主人公のジョン・オットウェイは妻のアナを病気で亡くしてしまい、完全に生きる気力を失っており、飛行機に乗る前には、銃を口にくわえて自殺しようとさえしていたのであるが、飛行機が墜落して、極寒のアラスカの荒野に他の6人の生存者と共に、オオカミの群れから逃れて生き延びようと南へ向かう。逃げる過程でそれぞれの家族について語られることになるのであるが、ジョンに関しては妻以外には幼い頃の父親の思い出だけである。
 その父親が朗誦していた詩をジョンは心の拠り所にしていたのであるが、「もう一度闘って、最強の敵を倒せたら、その日に死んでも悔いはない、その日に死んでも悔いはない(Once more into the fray.../Into the last good fight I'll ever know./Live and die on this day.../Live and die on this day...)」という詩の訳が正しいのかどうか微妙であって、私訳を試みるならば「もう一度乱闘に加わって、それが自分が知る限りで最後の良い戦いであるならば、その日こそが自分の人生そのものである」となる。実際に、ラストでオオカミの棟梁と一人生き残ったジョンが対峙することになり、エンドロール後のワンカットでジョンとオオカミは相打ちであったことが暗示されており、詩はこのシーンを表現しているはずで、字幕翻訳は意訳のし過ぎで抒情を殺いでしまっているように思う。
 同様のことはジョンの妻のアナがジョンに向かって何度も言う「Don't be afraid」にも感じることで、「恐がらないで」と訳されていることは、ジョンが置かれている立場を勘案するならば間違いではない。敢えて妻の言葉を曲解して厳しい状況に追い込まれている自分自身を鼓舞しているからである。しかし最後に点滴装置が映しだされ、アナが病気で亡くなったことが明らかになったシーンでは「心配しないで」と訳すべきであろう。それはジョンが自分自身の最期を覚悟する言葉にもなりえるからである。
 驚くほど登場人物に関する情報が少なく、作画の力によってストーリー展開を試みるような本作においては、字幕によって印象が大きく変わってしまうことになる。


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バカでも務まる下院議員

2012-08-22 00:03:34 | Weblog

「おバカで結構」米共和党綱領の呆れた中身(ニューズウィーク日本版) - goo ニュース
「レイプなら妊娠せず」=共和党議員の暴言に集中砲火―米(時事通信) - goo ニュース

 ニューズウィーク日本版のポール・ベガラの記事にはミネソタ州の共和党綱領について

「彼らは憲法を強く支持している。そして生命は受胎の瞬間に始まり、中絶に関しては女性を

妊娠させた男性にも女性と同等の発言権を認めるよう、憲法を改定すべきだと綱領で主張

している。女性をレイプした男にも同様の発言権を認めるべきだとは、さすがに書いていな

いが」と書かれているが、“女性をレイプした男にも同様の発言権を認めるべきだ”と書かれ

ていない理由は、ミズーリ州選出のトッド・エイキン下院議員の地元テレビのインタビューの

「医者から聞いた話では、『本物のレイプ』だった場合、女性の身体は妊娠を防ぐように

できている」という発言から分かるように、65歳にもなっていまだに非科学的なことを平気で

信奉しているからである。トッド・エイキンは下院議員6期目で、大統領選と同時に行われる

上院選にくら替え出馬するらしいから、こんな人でも長期間議員でいられるアメリカは懐が

広いと感心するしかないが、そのように説明した医者は即刻、医者に診てもらった方がいい。


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“指原莉乃効果”

2012-08-21 00:03:36 | Weblog

HKT5人離脱!ファンと私的交流(日刊スポーツ) - goo ニュース

 日刊スポーツの取材によると、HKT48チームHの古森結衣、菅本裕子、谷口愛理と、

同研究生の江藤彩也香と仲西彩佳はファンの男性らとメールアドレスを交換した上で、

メールのやりとりをするなどグループで禁止されているファンとの私的な交流をしていた

ために、「一身上の都合により、HKT48メンバーとしての活動を辞退したい」との申し出を

させられたらしいのであるが、それはファンと付き合っていたことがバレてAKB48から移籍

してきた指原莉乃に感化されたのではないだろうか 指原が移籍してきた事で、結果的に

AKB48では絶対禁止のことでもHKT48ならば“原則禁止”ではあっても“実質”OKと誤解

してしまったことは否めないだろう。


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