寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

自動車整備工員のような姿で登場したジェフ・ベック(後編)

2009年02月20日 | 洋楽

Angelの終盤で音を外した御大は少し照れくさそうだった。ヴィニーのドラムソロが始まった辺りからメンバーのテンションは上がってきてGoodbye Pork Pie Hat~Brush With The Bluesは大いに盛り上がった。デイビットの見せ場とも言えるBlue Windをセットリストに入れたのは正解だろう。

コンサートは20時25分に一旦終了。ここから総立ちとなる。2分ほどして御大とデイビットが出て来た。初っ端で職人技を見せつけられ館内は静まり返る。以後は楽しい演奏が続いた。アンコールは計4曲。

タルが貰った花束を客席に投げ返す一面があった。それを掴み取ったのは2列目のご婦人だった。あれほど喋った御大を初めて観た。機嫌がよかったということだ。お開きは20時44分。会場を出る人達の顔はにこやかに見えた。

コンサート終了後、公園そばのグッズ売り場に群がる人達

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自動車整備工員のような姿で登場したジェフ・ベック(前編)

2009年02月20日 | 洋楽

本町駅から地上に出ると大阪の街は既に暗くなっていた。「大阪厚生年金会館」前の公園は薄毛のおっさん達で溢れていた。チケットを取り出し受付に向かう。持ち物検査はほとんどしていないのに等しい。当日券1万円の張り紙がしてあるのを見た。

首が痛くなりそうな座席に腰掛けて最前列の有名人を探した。ちょうどその時、「欧陽菲菲」が入ってきた。「すげえ」と言いそうになったが、よく似たおばさまだったのである(笑)

大阪初日は、19時12分に幕を開けた。白い衣装で登場したジェフ・ベックを目にして自動車整備工員を連想した。御大の調子はまずまずといった感じである。「Who Else!」お披露目ツアーのような激しいプレーはない。ギター版歌謡コンサート風で座って観るにはいいのかも。

タル姉さんの長いベースソロをフューチャーしたCause We've Ended As Lovers、残念ながら消化不良のギターソロになった(いつものことかもしれん)。People Get Readyのイントロに手を叩いて喜ぶ観客が多かったのはうれしい。この辺りから彼のアルバムを聴き始めた私も同じ気持ちだった。

開場直後の「大阪厚生年金会館」前の様子

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