「床屋」前の道に沿って西へ移動する。「川西橋」から「ナイター横丁」まではほぼ直線で約270m。川西町散策は1時間もあれば十分だ。
川西町一巡り→阿知3丁目(小河原呉服店・大橋邸)→大原美術館界隈→昼食→東町のルートで観光すると歴史の明暗が理解できる。遊里ばかり見てもあまり意味がないことを私は知っている(笑)
道筋には「旅館」「一膳飯屋」「酒屋」が並ぶ。そこから先に潰れたスナック群(女王蜂など)、廃業した寿司店がある。赤線廃止から次第に町の活気が失われていったものと思われる。
所々に残る色彩の褪せたプレート類から色街の繁栄振りを偲ぶことは可能だ。小料理屋やスタンドも多数あったのだろう。現在の寂れようには悲しいものがあるが、これが時代の流れである。
辻を右折して北上すれば前述の「橘湯」がある。周辺の建造物は一見の価値があると付け加えておく。