寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

徹底解明!ここまで違う日本と中国 / 石平VS加瀬英明(自由社)

2010年10月26日 | 書籍
今年読んだ本の中で今のところベストである。中華人民共和国出身の石平さんは日本に帰化され討論番組にもよく登場して場内を沸かせる。日本と中国の恥部をこれほど赤裸々に描いた本も珍しい。ぜひ書店で手に取って欲しいと思う。

石平さんの辛辣な発言は含蓄に富み「友愛」という大甘の精神だけでは国を守ることは不可能であるのに気づかされるだろう。私が大爆笑した箇所を引用しておこう。

皇帝の下には使用人(官僚)と奴隷(人民)しかいない

 …草民という言葉に、中国の政治の本質がよく表われている。要するに、人民を草以上のものと、みなしていないですよ。刈れば、また生えてくるんですわ。だから、いくら殺しても、刈っても、構わない。
 …中国の政治は、二千何百年にわたって、儒教の有徳な政治と称しながらね、人民を草だとみなしてきた。残酷な政治ですわ。そこが皇室を中核として一体化した日本の政治文化と、根本的に違う。
 中国の皇帝にとっては、自分だけが主で、それ以外の人間は二種類しかいないんです。自分の手足としての使用人である官僚と、あとは奴隷としての人民です。
 中略
 中国では、最も徳を欠いた人間が、徳を独占する。そういうおかしな構図を、ずーっと、何千年間も続けてきましてね。その結果、出来上がった中国の社会構造と、国民性には、徳は最初から存在しない。…

反省なき劣等感が生む実りない攻撃と差別

 中国人は、本当の自分たちの文化や、伝統のよいところが、日本に生きていることも知らず、自分たちが中国のよいものを失ったことも知らないで、いつまでも、自分たちが一番素晴らしい、世界でもっとも優れた中華文明の継承者だと、鼻を高くしている。錯覚ですがね。日本人に古代からずーっと教えてやったと、錯覚している。
 逆に、日本もね、日本的な錯覚を犯している。日本人もね、いくら日本がよくなっても、素晴らしくなっても、成長しても、やっぱり自分たちが、昔は中国から教えてもらった!という、劣等感を、払拭できない。
 自分たちが、中国をはるかに越えているのにね。まだ、何か中国が素晴らしいと、どこかで思っている。こうした二重の錯覚が、日中間にあるんです。

毎日新聞(左寄り)と産経新聞(右寄り)を読むと中国問題に関するスタンスの違いがよく分かる。「何でもかんでもマンセーするんじゃない」という産経の論調が毎日を過剰に刺激していることは一目瞭然である(笑)。別に贔屓しているわけではないが、産経の方にやや分があると私は見ている。このバトルから日本国民は何を読み取れるだろうか?

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東広島の心霊スポット(後編)

2010年10月26日 | 学生時代
「首切峠」から鏡山は近い。学生時代にたった一度大内氏の城があったという頂上まで登ったことがあるが、何となく薄気味が悪かった。鏡山周辺は古戦場跡として知られており、霊を見たという噂は何度も耳に入っていた(真偽は不明)。

峠でも多くの武者の血が流れたことを匂わせる話ではある。鏡山の北側に公園が整備されており桜の名所としても有名だ。休日になると気晴らしに公園東に広がる奥田大池にバス(やナマズ)を釣りに出かけていた。根がかりでルアーを失くすことが多く結局下見大池に場所を移すようになった。

釣りに熱中した期間は昭和63(1988)年秋から平成元年の初夏あたりまででその後はスポーツ一辺倒となり「首切峠」の練習場にはほとんど毎日のように通っていた。

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