寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

第二十九回福山八幡宮薪能・2014.7.28(福山市北吉津町)

2014年06月20日 | 日記
7月28日(月曜日)午後6時半から福山市北吉津町の福山八幡宮特設舞台で薪能が演じられる。演者は能楽シテ方大島家4代目・5代目や能楽狂言方の茂山正邦氏など。市民が古典芸能に触れる絶好の機会である。

福山八幡宮と薪能
 福山八幡宮は、松迺尾山の東西に、同一の規模・様式の社殿がならび立ち、両社にそれぞれ八幡大神をお祀りする全国的にも珍しい神社です。
 東御宮は承保年中(1074~)に宇佐八幡宮より、西御宮は永亨年中(1429~)に鶴岡八幡宮より勧請されたと伝えられ、穴の海と呼ばれた内海近くに二つ宮が別々にお祀りされていました。
 元和五年(1619)福山開祖水野勝成公福山城築城に際し、二つの宮はそれぞれ延広と野上へ移され、その後ようやく城下が整った天和三年(1683)に第四代福山藩主水野勝種公により、現在地に備後福山総鎮守の社として、福山藩を挙げて造営されました。

 天和の昔、八幡宮ご鎮座奉祝の祭礼には落慶の能楽が連日催され、近郷近在より多くの参拝者が訪れて境内は大変な賑わいを呈していたとの故事があります。また、勝成公始め歴代藩主は能をとても愛され、八幡宮のご神前に上方をはじめ各地より能役者を招き、盛大に奉納されたとの歴史に因み、昭和六十一年に「ご鎮座三百年」と「福山市制施行七十周年」を記念して、第一回福山八幡宮薪能が開催されました。それ以来、多くの皆様のお力添えにより回を重ねて二十九回目を迎え、備後福山の夏の風物詩として、毎回千人を超す方々にご鑑賞いただく、西日本でも有数の薪能として親しまれております。


高校生以下の学生は1000円という嬉しい配慮。若いうちから本物を観ておくと後々為になる。郷土史研究において原書(歴史書など)をひたすら読むのと同じことだ。目を肥やすのは早いに越したことはない。


にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島県立歴史博物館の夏の展示「近世文人の世界 ‐神辺に花開いた文化‐」

2014年06月20日 | 日記
7月11日(金)から広島県立歴史博物館(ふくやま草戸千軒ミュージアム)で「近世文人の世界 ‐神辺に花開いた文化‐」の展示が始まる。菅茶山関係資料が国の重要文化財に指定される見込みを祝してということらしい。茶山の御膝元である神辺町の人たちも喜んでいることだろう。

茶山

県外や市外から博物館を訪れた人には福塩線などを利用して神辺まで足を延ばしてもらいたいものである。旧福山市街の住民も廉塾と神辺西本陣は見ておくべきだ。山陽道・神辺宿および矢掛宿(岡山県小田郡矢掛町 本陣脇本陣が現存する稀有な例)に更なる光が当たることを期待しよう。

広島県立歴史民俗博物館

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする