寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

マヨネーズの絞り口

2014年08月02日 | 日記
現在のマヨネーズはダブルキャップがスタンダードになっておりキャップを開ければ細口、キャップを取り外せば星型の選択が可能である。昔は星型だけだったが、カロリーを気にする消費者の要望から細口を誕生させた。

星型の絞り口

しかし、それが売上の低下に直結したため、ダブルキャップの開発につながったという(私は営業マンから実際に話を聞いた)。私は星型の絞り口を使うことが多いが、竹輪の穴に流し込む時は細口にしている。

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ミョウガを隠し味に使った和風チャーハン

2014年08月02日 | 家飯
今や国民食ともいえるチャーハンは具材にばかり目がいきがちだが、実は薬味が重要である。和風仕立てでは大葉や梅肉を入れることが多い。私は畑で収穫したミョウガを隠し味として最後に投入してみた。炒めてもミョウガの爽やかな香りは残り、ツンとした辛みがやわらいで非常に食べやすくなる。冷蔵庫の余り物使用でもかなり本格的な味になるものだ。

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旧制弘前高等学校OBの鈴木健二さん

2014年08月02日 | 日記
『青春風土記 旧制高校物語3 週刊朝日編(1979)』は弘前高小史から始まる。

 第一次世界大戦が終わったとき、東北地方には仙台の二高がただ一校あっただけである。原敬内閣が官立高等学校の増設を公表すると、山形と青森の両県が激しい誘致合戦を繰り広げた。つまるところ、山形に凱歌があがった。
 あきらめきれない青森県はその後も執拗に誘致運動を続け、ついに成功をおさめた。高等学校の設立は決まったものの、こんどは青森、弘前両市の争いが始まった。

 青森市は完敗したが、弘前市内での敷地が問題になった。…結局は師団司令部通りの富田に落ち着いた。
 大正十年三月下旬、入学試験が行われ、五百九十一人の受験者の中から文科百二十人、理科八十人の計二百人が、晴れて第一回生として入学した。北海道はもとより、遠く台湾、九州、東京からはせ参じた者もいる。青森県下の中学からは四十二人が合格した。

 仮校舎として市の記念公会堂が使われ、生徒たちは、旧藩主津軽家の墓所がある長勝寺などに分宿して勉強に励んだ。
 以来、昭和二十五年春の廃校までに、五千人の卒業生を世に送り出した。

戦後の卒業生の中は最も有名(?)な鈴木健二さんについてはかなりの頁をさいて全寮委員長時代の業績に触れている。寮生のために食糧を調達するだけでも相当な苦労があったことは容易に想像がつく。

 戦後の弘高を代表する人物はNHKアナウンサーの鈴木健二(昭和23・東北大文)だろう。東京出身の鈴木は、弘高の三年間を北溟寮で過ごした。全寮委員長を二期続けてつとめると必ず落第するといわれたが、鈴木は連続四期もつとめさせられた。めんどう見がよかったからである。
 朝六時の起床から夜十時の消灯まで、鈴木個人の時間は一分たりともなかった。六百人の寮生のためにすべてを犠牲にした、といってもいい過ぎではない。…暖房用の炭は切れていないだろうか。寮が停電になったといえば電力会社へ走り、試験中であれば翌日の試験開始時間を午後にしてもらうよう、学校当局と折衝する。寮生が警察に捕まったと聞けば、すぐとんで行く。
 こんな調子だから、学校へ行くひまなどはありはしない。三年の三学期にはたった二日しか学校へ出なかった。当然のこととして、及落会議では鈴木の去就をめぐって教授間で大激論がたたかわされることになる。例年なら、その日の午後三時ころには卒業生の氏名が発表されるのに、鈴木たちのときには翌朝の四時過ぎになった。
 結局は出席日数不足ながら成績がよかったので、鈴木はすれすれで卒業させられることに落ちついた。困ったのは下級生たち。寮規約改正のさ中に委員長の鈴木に去られては収拾がつかない、といいだした。彼らは鈴木の落第運動を推進するといってきかない。開校以来のできごとといわれた。
 三年の間、鈴木は一度も郷里の東京へは帰らなかった。

要領のいい鈴木さんを必要とした下級生が駄々をこねた話はまるで漫画だ。彼が視聴者を喜ばせるために番組作り(クイズ面白ゼミナール)で大いに知恵を絞る手法はすでに高校時代に確立されていたのである。

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