もやし入り中華焼きそば

日本のソース焼きそばと中華料理のそれとは全く異なる。美味しい焼きそばを作るには重要なポイントが２つある。１つはもやしのひげ根を綺麗に取り除くこと（雑味が消えて口当たりもよくなる）。もう１つは中華麺を軽く焦げ目が付くまで両面を焼き付けることだ。

焼いた麺を取り出し、北京鍋に油を足し肉と野菜を炒める。食材に火がほぼ通った所で麺を戻す。中華スープを加えて麺をほぐしオイスターソース・醤油・塩・コショウで味を整えごま油を加えて出来上がり。香ばしい麺はクセになる味だ。素朴な料理だが、ソース焼きそばよりは上だと私は思う。

企画展：「福山市史」ができるまで～その舞台裏～後期（まなびの館ローズコム３階歴史資料室）

福山市史編纂の舞台裏に関する企画展(続編）が霞町のローズコム３階で開催されている（９月２８日まで）。郷土史研究で福山市史は要となる文献であるが、地図もまた重要だ。今回の展示の目玉は「大日本職業別明細図（昭和９年）」だ。


福山市街だけでなく旧深安郡神辺町や現府中市も含んでいるのが珍しい。福山に関しては戦前と戦後では町並みと区画（道路）がガラリと変わっているので対比材料としての価値が高い。私がもう一つ注意して見たのが旧松永市の資料だ。日本鋼管誘致を巡る駆け引きがあったことはなかなか興味深い。大正初期に帝国染料（後の日本化薬）誘致で旧川口村と福山市が争って結局すんでのところで工場用地が廿山新涯（現東川口町１丁目）から福山市三吉町（現在の入船町）に変わった経緯と少し似通っているのである。