昼飯を急いで済ませ無料招待状を持って大黒座(映画館)に向かう。今日は大黒座千秋楽、福山でロケが行われた映画『泣きながら笑う日』が最終上映されるのだ。舞台挨拶に立った阿藤快さんが俳優になった経緯(中村敦夫さんから声がかかった)や撮影の裏話(最後の駅前での乱闘シーンはぶっつけ本番で市民を巻き込む形で京都映画が撮影:このスタッフは後の必殺シリーズを手掛けることになる)を聞かせてくれた。

松山善三が監督した映画のテーマは重く暗いのだが、懐かしい福山市の情景(釣人像のそばにあった二階建ての喫茶店や松永の貯木場など)が次々に出てきて昭和40年代生まれにとっては別の意味で熱いものがこみ上げてくる。ラストシーンにかすかな救いが描かれていることでほっとする作品である。


映画が終わってから壁の寄せ書きを撮影する人が多かった。帰り際に関係者から「フジモト23大黒座メモリアル特別号」を貰った。大黒座さようなら、そして本当にありがとう。


松山善三が監督した映画のテーマは重く暗いのだが、懐かしい福山市の情景(釣人像のそばにあった二階建ての喫茶店や松永の貯木場など)が次々に出てきて昭和40年代生まれにとっては別の意味で熱いものがこみ上げてくる。ラストシーンにかすかな救いが描かれていることでほっとする作品である。


映画が終わってから壁の寄せ書きを撮影する人が多かった。帰り際に関係者から「フジモト23大黒座メモリアル特別号」を貰った。大黒座さようなら、そして本当にありがとう。

