寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

東広島市西条の酒蔵通り(前編)

2008年07月22日 | 

JR西条駅の改札を出て左手の歩道を進むと「観光案内所」がある。この角を曲がれば「酒蔵通り」で赤レンガの高い煙突がいくつも見える。周辺には8銘柄の醸造場が建ち並び、まさに「酒都」という名称が相応しい。

酒造会社の前の井戸水を市民がペットボトルに汲んで持ち帰っている。実にほのぼのとした光景だ。私も両手に水を受けて渇いた喉を潤した。古い町並みを見て歩く楽しみはこんなところにもある。

※観光案内所で「酒蔵通り お楽しみどころ案内図」を貰って散策するのがベスト

広島県内では最も古い歴史の白牡丹酒造

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20年前の東広島市西条(その3)

2008年07月22日 | 学生時代

昭和末期の西条駅前には小規模の寂れた商店街があった。しかし、広島市内からやって来た若者の欲求を満たすような店があろうはずもなかった。マニアックな書籍やCDは必ず取り寄せになった。自転車をこいで遥か遠くの駅まで出るのも馬鹿馬鹿しい。だから時間はかかっても大学生協を利用して物を買い出した。

あれから20年の月日が流れ、駅前商店街は驚くほど様変わりした。個人経営の店の多くが姿を消し「今流行りの居酒屋」が軒を並べて小奇麗にはなっている。食料品関係で残っている昔からの店は「八百屋」と「ショージ」くらいではないだろうか。

西条駅前のショージ

西条駅から鏡山公園方面に延びた直線道路は「ブールバール」と呼ばれ、両脇には高層の建物がたくさん出来ている。大学移転が完了して東広島市西条は確かに発展したが、自然豊かな時代に学生生活を送った者としては、俗悪な面が気になり複雑な心境だ。文化的な街に成長するには本当に長い時間がかかる。

中央図書館前でバスを待つ女性

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20年前の東広島市西条(その2)

2008年07月21日 | 学生時代
初めて西条キャンパスの下見に行ったのは昭和63(1988)年3月のことだ。友達と駅から大学まで歩くつもりだったが、あまりの遠さに途中で断念してバスに乗った。現在のバス路線とは異なり、回り道をして大学に向かうので距離は5km程度あったと思われる。

大学の周りには飲食店やコンビニや本屋がないのを車窓から見て一同は暗い顔つきになった。広島に戻る前にフジ東広島店に入って遅い昼食を取った。そしてレコードショップ(音響堂?)で中森明菜の新譜「Stock」を土産として買ったことを覚えている。

フジはその後名前をフジグランと改めたが、収益が上がらないために平成19(2007)年9月末をもって閉鎖された。建物は既に取り壊されて更地になっている。土地を購入した広島市中区のアーバンコーポーレーションがマンションを建設するらしい。跡地の対面が中央公園で昔の面影が微かに残っている。

中央公園の石碑

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20年前の東広島市西条(その1)

2008年07月21日 | 学生時代

20年前(昭和63年)の今頃は、大学生として2回目の夏休みを過ごしていた。地元に早々に帰省して家庭教師のバイトをしながら、免許取得のために自動車学校に通っていた。

休み明けの試験で単位が揃った者は専門課程に進むことが決まっており、何となく憂鬱であった。1年半暮らした思い出深い広島の街を去り、未開の東広島市に移住しなけばならないのが堪らなく嫌だったのである。

私は10月上旬に東広島市民となった。西条駅前のバス・タクシー乗り場の汚さは呆れるほどで「酷い田舎に来たもんだな」と思った。当時大きなスーパーといえば近くの「フジ」か「西条プラザ」を指した。

大学に向かうバスは1時間に1本あるかないかで、車を持たない人間にとっては頭痛の種だった。「島流し」に慣れるまで軽く半年を要したが、次第に「待つ」ことや「我慢する」ことの意味を覚えていった。

駐車場から西条プラザを望む

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネブトのすり身の天ぷら

2008年07月20日 | 家飯

両手にサラダ油をつけてネブト(テンジクダイ)のすり身を円盤状にまとめる。すぐに調理しない場合は皿の方にも油を塗り引っ付かないようにしておく。

低温の油でじっくりと揚げる。タネが上に浮かんで軽く狐色になったら完成である。熱々にかぶりつく幸せ。ネブト100%で調味料は塩のみ。余計なものを入れると味が下品になる。

素朴な食べ物には飽きのこない美味しさがある。

ネブトの天ぷらは夏の風物詩

にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネブト(テンジクダイ)のすり身作り

2008年07月20日 | 食材

ネブト(テンジクダイ)という雑魚を瀬戸内では揚げ物にして食べることが多い。耳石がある頭を刎ねて内臓も取り除く。子がある場合は残す。

食塩水で洗い、大量のウロコと汚れを落としタオルで水分を拭き取る。これに粉を塗し「素揚げ」にして塩を振ったものは最高のビールのアテだが、もうひと手間加えて「天ぷら」にする。

下処理の済んだネブトを出刃包丁でよく叩いて(小骨が気にならない程度の)すり身にする。更に擂り鉢であたり、塩と卵白を加えて弾力を出す。

ネブトのすり身

にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラジオ体操が始まる

2008年07月19日 | 日記
蝉の大合唱に続いて公園からラジオの音声が流れてきた。今日から子どもは夏休みで恒例のラジオ体操に参加しているのだ。私は懐かしい曲を聴きながら筆を持った。暑中見舞いを漸く書き始めたところなのである。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カツオ血合いの味噌たたき

2008年07月18日 | 食材

色変わりの早い血合いには独特の癖がある。それを好きな人がいれば、当然嫌いな人もいる。私は大丈夫な方だ。

サクから血合いを切り取って包丁でたたいて中味噌と隠し味にすりおろしニンニクを加えて和える。

かなり濃厚な味で陳腐なつまみに飽きた人には喜ばれるかも(笑)。個性的な芋焼酎かキレのよい日本酒と合わせるのがよいだろう。

にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マグロを飯のおかずに

2008年07月18日 | 家飯

瀬戸内で生まれ育った私は幼い頃からマグロにはまったく縁が無かった。刺身と言えば白身が当たり前だったのである。だから関東人がマグロに拘る理由がなかなか理解できなかった。

東京築地でおいしい本マグロを食べてからはそれなりに評価するようになったが、それは酒のつまみではなく、飯のおかずとしてである。私は軽く漬けにして飯と一緒に食らう。脂っぽくない部位を特に好んで…(笑)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏真っ盛り

2008年07月17日 | 日記
昨日中国地方の梅雨明け宣言が出た。これからは暑くなる一方だ。クーラーがフル活動で街は熱の島と化す。熱気が朝まで上空に逃げないという悪循環だ。雨でも降れば熱が放散されるが、ここ数年、夏の降水量は極めて少ない。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニンニクの風味のパスタ

2008年07月17日 | 家飯

ぺペロンチーノが好物でよく作る。夏だけでなく年中である。これほどニンニクの風味を上手く使った食べ物もないと思う。

オリーブオイルにニンニクの香りとタカノツメの辛味を移し、塩茹でにしたスパゲッティとあえる素朴な料理。パセリの緑、スパゲッティの黄色、タカノツメの赤と彩りが綺麗な上に味がよい。

相当の数をこなして(失敗を経験して)漸く納得の味に行き着いた。パスタに塩分がきいていないとこの料理は失敗だ。シンプルゆえの難しさがあり、調理中は私でも少し緊張する。

にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥のさえずり

2008年07月16日 | 日記
鳥の鳴き声で目が覚めた。汗びっしょりの下着を新しいのに替えて顔を洗う。目が充血している。暑さは日に日に厳しくなって睡眠時間がどうしても短くなる。私はコーヒーを啜りながら暑中見舞いをそろそろ書き始めねば、と思った。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナスのナムル

2008年07月15日 | 家飯

夏のナスは炒め物、煮物、揚げ物、酢の物、漬物など、どう調理しても美味しい。蒸し暑い日には冷やし煮ナスや塩揉みが食べたくなる。ナムルも食が細くなってきた時にはおすすめだ。

ナスを半割し皿に並べてラップをして3分加熱する。蒸したナスを縦方向に裂き、おろしニンニクを少量加えた醤油で和える。やさしく手で混ぜ合わせるのが韓国のやり方である。続いて胡麻油を足し、仕上げに擂り胡麻を振る。

胡麻のコクがプラスされたナスは深い味わいでご飯が進む。もちろんビールのつまみとしても◎だ。手間をかけて作るだけの価値は十分にある。

にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニンニクの使い方

2008年07月15日 | 食材

ニンニクは日本料理ではあまり使われない香味野菜である。鰹の刺身の薬味として生を薄くスライスしたものは馴染みがあるが、やはり刺激臭は強い。

ところが、ニンニクを油で炒めると食欲をそそる、いい香りに変わる。イタリア料理ではニンニク油を上手に使う。ニンニクを食べるというよりも、むしろニンニクの香りを油に移し、利用している感じである。

ニンニクは焦がし過ぎると苦味が出るので注意が必要だ。またたくさん使ったからといって料理の味がよくなるものでもない。「適量」を熟知するイタリア人は賢い。結局、ニンニクも鋏も使いようだ(笑)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俄か雨の後は蒸し風呂状態

2008年07月14日 | 日記
夕方俄か雨が降ったが、すぐに止んだ。おかけで街は熱の島となっている。いくら暑くても晩飯だけはきちんと食べるので夏バテ対策は万全だ。

ラックから「Philadelphia Special」を引っ張り出して聴いている。ミック・テイラーのギターソロが華麗で、旬とも言える時期の演奏は安心して聴けるからいい。

ジミー・ペイジにもかつては同様の時期があった。1970~71年頃がギタリストとしてはピークで、以降は下り坂だった。花と同様にギタリストの旬も短い場合が多い。

絶不調のヨレヨレの演奏にも「味がある」と肩を持つ人はいるが、無理があり過ぎる。汚れた港で釣り上げた「鯔」の身をいくら洗おうとも、夏の「鱸」の味にはならないのである(笑)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする