青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

埼京の使徒、襲来

2019年08月26日 23時00分00秒 | 相模鉄道

(埼京の使途、襲来@かしわ台車両センター)

さて、夏の関西遠征のお話もワンブレイク。長かったようで短かった夏休みもあっという間に終わり、死ぬほど暑かった令和最初の夏もようやっと朝晩は涼しい空気が入って来て、秋の気配を感じられるようになってきました。秋と言えば、地元の話題は11月末から始まる相鉄線とJRの相互直通運転。相鉄車での湘南新宿ラインへの試運転はひと月前あたりから開始されていましたが、ついにお盆明けからは埼京線の車両による試運転が開始され、この週末は羽沢のトンネルを通って川越電車区のE233系が相鉄線に入線して来ました。ちょっと物見遊山でかしわ台の車両センターに出掛けてみたのですが、確かに埼京線のE233系がかしわ台の車両センターに留置されていました。いつも馴染みの相鉄の車両に混じってE233系が休んでいる姿は、何だかキツネにつままれたような気分がしますし、いよいよ相互直通運転が始まる事を実感しますね。

相互直通に使用される車両は、相鉄が12000系、JRがE233系となっていますが、現状相鉄の12000系は2編成しか準備されていません。開業までに何編成を用意する事になるのか分かりませんが、まずは概ねE233系での運行になるのかな。ラッシュ毎時4本・日中毎時3本程度の乗り入れを想定したダイヤになりそうですが、心配されるのが都心直通が割り込むことによって横浜方面が間引かれて混雑が激化するのではないかという問題。正直、相鉄線沿線の住民は、仕事が横浜近辺だから相鉄線沿いに家を持ったという人が決して少なくない。ダイヤはまだ発表されてはいませんが、ラッシュ時の横浜方面の本数がどれだけ確保されるかが心配だったりします。

 

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今年も咲いた弥生台

2018年03月30日 22時28分19秒 | 相模鉄道

(すっかりおなじみになりました@弥生台の桜)

金曜日だから、帰りしな夜風に当たりながら夜桜見物でも…という感じでこの時期恒例の弥生台。今日は少し花冷えするというか、北風の冷たい一日でしたね。月曜日くらいから見頃になって来た南関東の桜も、火~木の異様な温かさ(と言うか暑かったよね)で一気に花開き、今日あたりからは多少強めの風に煽られて早くも散り始めている。この週末は少し山の方に登った桜が見頃なのではないでしょうかね。横浜市内でも、海っぺりと泉区では一日くらいピークがずれている感じ。十分に見頃の満開の桜の下で、いつもの通勤電車たちがポーズを決めてくれました。


主に大和折り返しや湘南台行きの各停に充当されている最古参の旧7000系。2月の20000系デビューに伴い、7707編成が廃車となってしまいました。現存するのは残り2編成という事になります。相鉄の新車導入ペースはメトロとかJRみたいにハイペースでやる訳ではないので旧7000系がいきなり落ちるという事もなさそうですけど、それ以前に経年劣化と申しましょうか車体自体がボッコボコになってるのが気掛かり。座席のモケットとかも擦れちゃって薄くなっちゃってるもんなあ。


最近買った単焦点、F1.8まで行けるのでISOを上げればかなりな動態物でも写し止める事が出来る。画角は選べないけど、今までだったら諦めていたシーンも狙って行けるので面白いですね。掘割の中、闇夜に浮かぶ船のような弥生台の駅を出る8000系。少し肌寒い風が刺す中、小さく軽く明るく写る単焦点レンズは、夜遊びの小道具にはもってこいです。
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地元の慶事

2018年02月12日 12時00分00秒 | 相模鉄道

(変わり行く西谷を@相鉄20000系)

昨年夏に日立の笠戸工場(山口県)で製造された相鉄の新車20000系が、この2月11日からデビューしました。相鉄100周年事業に合わせてロールアウトされた車両は、専門のデザイナーを付けて車内外装をグランドデザインさせた相鉄キモ入りの車両でもあります。日々の生活ではお世話になっていても、あまりにも日常過ぎてカメラを向ける事はめったにない相鉄の車両ですが、やはり新車導入となれば地元の慶事。ファーストショットは来たる横浜羽沢への東部方面線延伸を控え、鋭意工事の進捗が図られている西谷の駅で。トンネルの行く先に相鉄の未来予想図が広がっている…はず。


本当なら昨年12月の相鉄100周年に合わせて華々しくデビューを迎える予定だったみたいなんだけど、諸般の事情(踏切のシステムと車両の制御機器が干渉したらしい)で2か月ほどデビューが遅延してしまったようです。そう言えば、前回の新車(11000系)導入の時もやっぱり踏切の誘導障害が起きて、シテンはやっててもなかなか本運転が出来なかった記憶が。まあそれにしてもデザイン発表の時点でマニアから「アルファードかよ!」という総ツッコミを食らった特徴ある20000系のフロントグリル…じゃなくてフロントマスク。個人的には一昔前の東京モノレール感ある。東京モノレールも日立資本だったから、底の部分では繋がっているのかもしれない。もっと言えば姫路モノレールっぽいのだが、誰も知らないので割愛w


家族で横浜へ出かけた帰り、運用の流れを合わせて乗ってみました。ユニバーサルデザインに基づいた設計と言う事で、まあ難しい事は良く分からんのですけど椅子の座り心地がいいです。これは9000系のリニューアル車にも言える事なんですけど、使われている生地の材質がいいのかね。ドア上のディスプレイは当たり前になって来た時代ですが、中吊り代わりの両面ディスプレイは贅沢ですねえ。握りやすくなった横広の吊り革と、ガラスでスケスケの網棚。ドア横のパーテーションもガラスで、網棚上までしっかり作ってある。パーテーションという概念なんぞなく、混んで来るとドア横の客のリュックが容赦なく襲い掛かって来た旧7000系からよくもここまで進化したものだ(笑)。


初日は横浜駅で出発式を執り行い、10:30海老名行きの特急で華々しくデビューした20000系。ですが、初日の運行途中で車内の映像表示に不具合が出てしまった模様。たぶん行き先とか運行情報の車内インフォメーションがうまく運行システムと同期していないのかねえ。夕方に少し早目の車両交換でかしわ台に収納されてしまいましたが、微調整を行いつつ今日も日中のみの短縮運用に入りました。かしわ台車セを出て海老名に送り込まれる20000系。41運行を途中差し替えでの出区です。


さて、撮りの観点からの感想ですが、YNB塗装は周りのモノが映り込み過ぎるし光を跳ね返すしで正直昼間の順光では撮りづらい。被写体としてはフロントマスクのデザインとか絶対バルブで良さが出ると思うので、いずれ夜のいずみ野線各停運用でじっくり、という気分。春の宵、弥生台の桜と合わせて20000系とかおそらくかなり映えるのではないだろうか。
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弥生 ほろ酔い 春の宵

2017年04月07日 23時58分19秒 | 相模鉄道

(この時期恒例@相鉄線弥生台駅)

この時期恒例の弥生台の夜桜。たぶん5年連続くらいで見に来ている。会社帰りにふらりと寄れるのが良いところでもあるし、またご多分に漏れず桜の時期の週末は天気が悪いものと相場が決まっている(断言)からね。去年も桜の週末が雨だったのは拙ブログのバックナンバーを見ていただければ分かると思うのだが、どん曇りの空の下ならライトアップされた夜桜のほうがナンボかでも良いと思うのでね。






相鉄、という大手私鉄の中ではいっちばんマイナーな会社の、支線の一駅に過ぎない弥生台の桜ですが、最近は夜桜ポイントとして認知度が上がって来たのか一般の花見客もちらほら。以前に比べると投光器の数が増えたのかライトアップも明るく華やかに見えますね。去年はいなかった9000系のヨコハマネイビーブルー塗装、夜に撮ると妖しい。






駅前のファミリーマートで缶チューハイを買い込み、駅のベンチに座りながらしばし夜桜見物。夜8時を過ぎると乗り降りする客の数も減り、少し肌寒い夜風がホームに流れる。今年の春は寒気の居座り名が長引いて、開花宣言から満開までかなりの時間がかかった関東の桜ですが、それでもさすがに来週末までは持たないんだろうなあ。

お目当ての8連7000系を捕まえて、帰るとしましょう。
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長雨の中ささやかに

2016年09月25日 21時42分20秒 | 相模鉄道

(ささやかな一般公開@相鉄かしわ台車両センター)

ここの更新を2週間近くほったらかしてしまいましたけど、ここのところの台風と秋雨前線による記録的な日照不足に休みの日には家から出る事すらままなりませんでした。正直9月の昨日まで関東地方がまともに晴れたのはたったの2日間しかないというのもねえ。東南アジアみたいに日本にも雨季が出来たのかなあと思わざるを得ない。まあ実際海水温の上昇で空気中の水蒸気量が増えているのは確かなので、思えば以前に比べるとすっきりした晴れ間がなくなっているように感じるけどね。


家から出なけりゃネタもなく、雨が降って家に閉じこもっていると、子供が持て余した体力を発散すべく家の中でドタンバタンと暴れまくって余計にこちらのイライラも募る(笑)。土曜日も大雨だったんだけど、相鉄9000系の鉄コレを販売するついでにかしわ台の車両センターがささやかに解放されているというので出掛けてみる。これだけ休日に家に閉じ込められたら親子ともども発狂してしまうわw

  

いつものかしわ台車両センター。風景としては見慣れているのだが、中に入るのは初めてである。京急のイベントのように相鉄は車庫を一般に大々的に解放することはなく、あっても事前抽選なのでこんな機会でもないとなかなか入る事はない。道路から見える車両センターのアイコンである神中鉄道開業当時の蒸気機関車と二軸客車。ハ24客車は最後の流れ先の別府鉄道(ハフ7)から里帰りして来たものである事は今年の5月にお話しした通り。

  

播磨町の郷土資料館に保存されていたハフ5に続き、東西で元別府鉄道の客車を見学した人間もあまりいないと思われる。窓に沿って長椅子がダーッと続いている構造は変わらないけど、ハフ5と違ってダブルルーフの構造なので、天井脇に明り取りの窓があるのが洒落ているよね。雨の中屋外のこの客車まで見学する人間もさほどおらず。

  

車両センターの中にはささやかなグッズ売り場と、一部区画を使って検修区の一般公開。どんな車両が入っているのかなと眺めてみたら、ドクター相鉄こと700系。軌道や電気測定用の事業用車両ですが、現在全検中らしい。色も姿も変わっていますけど、現役では旧7000系の3編成だけにわずかに残されたいわゆる相鉄顔。中間車改造側の702は平面感ありまくりですが、銀鉄板で覆われた口元がマスクみたいで独特。



規模としてはささやかなイベントだけど、相鉄って案外グッズのアイテム数多いよな。んで、結構鉄道系イベントだと方々に出張してブースを出しているイメージがある。割と社員の人にお好きな人が多い印象もあるし。子供にせがまれて小銭で買えるグッズをいくつか。まあ入場料代わりだと思えば。


一番奥の塗装ブース?では、革張りシートで高級志向の9000系ネイビー編成が改造中。最後の赤塗装だった9705Fがタネ車らしいが、正直この色は晴れた日に写真を撮ると色味がぶっ潰れてしまうのが困りもの。色はこれでもいいけど、白い帯を巻くとかもうちょっとアクセントがあってもいいような気がするねえ。

  

塗装ブースの前のトラバーサーに乗っているのは荷物電車として働いていた事業用車両の相鉄2000系2005。確かいつもこの車両、センターの一番外側の側線で電気機関車ED11と一緒に放置プレイになっているのですが、自走は出来なさそうなので何に引っ張って来られたのかな。どこで保管してあったんだか昔のサボを差したりして、これもささやかなファンサービスでしょうか。床下機器類に光り輝く日立のマーク、この会社は東急系日車系の牙城である関東地区で、古くから日立製作所の車両を使っていた珍しい会社でした。展示車両は新旧事業用の2種だけだけど、人も少ないで結構ゆっくり見れたし、こういうささやかな一般公開もいいもんです。


現在は後進の700系に事業用車両の地位を譲って静態保存されている相鉄2000系2005ですが、伊豆箱根の大雄山線では未だに相鉄2000系の生き残りがコデ165として活躍していますね。これは何年か前の大雄山駅でのひとコマなんだけど、つい23日に赤電塗装になった5000系(右側)を回送するのに出動してたんで、撮りに行きたかったんだけど雨でヤメちったよ。

大雄山線は開通90周年記念イベントの一環で5000系を1編成昔の塗装(赤電塗装)に戻して走らせるみたいなんだけど、結構大雄山線って嫌いじゃないから早速来週あたり撮りに行ってみようかなあと思っているところ。天気が良ければだけどね。
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