青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

サラリーマン、家を買う

2011年11月27日 22時00分14秒 | 日常

(画像:魅惑のモデルハウス)

結婚をする→子供が出来る→家を買うと言うのは自然な流れなんでしょうか。そう言う世の中的なレールの上に全く乗るつもりもなかったんだけど、ひょんな事からヨメさんが家に興味を持ってしまい…今まで全然そんな気配もなかったやんけ。なんで急にまた?と問いただすと、なんかこないだ見た「日曜ビッグバラエティ(@TX)」のせいらしい(笑)。あんまテレ東ばっか見てるもんじゃねーな。ちなみにウチの弟も先日兄貴に先駆けて家を買ってしまったのだが、ヤツも「劇的ビフォーアフター」とかが大好きなんだって。いやあメディアの力って素晴らしい。

ひょんな事から家に目覚めたヨメが、車の窓から見かけた気になる物件。南欧風と言うコンセプトで小さく開発された分譲地、土地にカーポート以外目いっぱいの建坪と言う首都圏にありがちな物件なんだが、建物には数々の意匠が凝らされ設備も充実した立派な建物。見ればその気になるもので、さすがにこちらもちょっと夢のマイホーム生活を想像してしまったが、見学もお開きとなった時に案内されたお値段を見てまたビックリ(笑)。商売柄不動産の値踏みは出来ない事はないんだが、それにしても強気な価格設定だなあ、と。つーか路線価から考えて上モノに金掛け過ぎかぼったくってるかのどっちかだろ。不動産屋の担当も値段設定に関しては「フツーの建売と同じにしてもらっちゃあ困ります」みたいなアッパーな雰囲気でムカついたのだが(笑)。

と言うか正直な話、東日本大震災の余波も冷めやらぬ今の状況で、長期に住宅へ多額の投資を行うと言う事自体がそもそもどうなんざんしょ。まあリスクばっか考えててもしょうがないのかもしれないけどさ。ヨメさんとしたらあっけらかんとしたもんで、こう言う事になると女性の方が決断が出来るような気がするなあ。1万2万のカネだと男の方が決断早いんだけどね(笑)。とりあえず今日の所は年末ジャンボを買う事から始めようという結論になったのだがw

ちなみに来週の土スペは「蛭子さん四国に上陸の巻」だそうでHDD予約必須であります(笑)。マドンナエンクミかよ。ぜひともターンマーク帽子を被って出て来て欲しいものだ。「おにがしまよりへいわじま」ってか。
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子供をダシに

2011年11月23日 17時46分46秒 | 小田急電鉄

(蒼天の大カーブ@あさぎり3号371系)

休みの日の日課となって来た371系の追っかけ、結局今日も秦野の大カーブに来てしまった。子供連れである事を考えるとあんまり危険な撮影地には行けないのでねえ。撮り鉄が子供と一緒に出かけて行って、撮影に夢中になって子供がガケから転げ落ちたなんてシャレになりません。最近とみにチョロチョロしはじめた我が息子ですが、ここならいくらチョロチョロしてもせいぜい農道から田んぼに落ちる程度で済みますから。しかし子供と言うアイテムが傍にいると、世間一般の人から見るとほほえましいのでしょうか、散歩に来る人来る人(じーちゃんばーちゃん)に声をかけられる。普通に考えたらイイ年したおっさんが三脚構えて夢中で電車を追っかけ回してる姿→「ンマー!あれ、鉄道オタクね、前を横切ると罵声浴びせられちゃうのかしら?やあねぇ、塩でも撒いちゃおうかしら」と変換されてしまうんだろうけど、そばに子供がいるだけで→「ンマー、ぼっちゃんかわいいわねえ、今日はパパと電車見に来たのぉ?いいわねえ~、でもお父さんも大変ですねえ~、どうぞごゆっくり~」にグレードアップするような気がする(笑)。良く見りゃスリックの2m越えの三脚にゴツイ一眼付けて、脚立に乗っかってリモートコード付けて撮ってる本気(マジ)パパに付き合わされてる子供の方が大変なんだと思うのだが、まあ世間一般の評価ってのはそんなもんだ。


これは先だっての日曜日に撮って来た371系。愛甲石田から伊勢原にかかる渋田川をオーバーパスする高架橋を駆け下りて来る姿を300mm望遠で叩いてみた。ちょっとピントが後ピン気味でしくじってはいるのだがまあいっか。11時ちょい過ぎと言うあさぎり3号のお時間にはツラ以外は光が回らないのだが、そこはそれでサイドの艶めかしさみたいなのが出たからヨシとする。371系に関しては2階建て部分をどう写すかみたいな部分があるので、正面打ちにして角度付けないと編成も短いもんだから何となくつまらんものになるような。先日わざわざ由比のSカーブまで行ったら、ちょうど2階建て部分が映らず大失敗したんで。ちなみにここの近所に「寿雀卵」っつー美味しい卵を売ってる養鶏場があるので、お土産にお勧めさせていただきます(笑)。


先ほどの角度からもうちょっと広角に振って、アオリにアオって秦野の大カーブの空に広がる晩秋の蒼天を愛でる。はこね運用の20000系、371系が落ちちゃうから来年からはあさぎり専業になるのかな。最初はなんとなくメリハリのないカラーリングだと思っていたのだが、撮っているうちにこのソフトさが都会じゃなく「田舎の空の色」だとか「山の緑の色」だとかに馴染みやすい色なんだよね。

すっかり馴染みになった秦野大カーブ、子供も最近車掌さんへ向けてのお手振りアピールが上手くなって来たなあ。
周りになーんにもないからこっちの姿も目立つんで、よく車掌さんが手を振り返してくれます。
電車によっちゃあ運転士さんからホイッスルのサービスもあったりして…
どこぞのやんごとなきお方の娘さんよりよっぽど(ry
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雨の日の届け物

2011年11月19日 22時13分36秒 | 日常

(画像:いきなり送達されました)

土砂降りの大雨が降る今日の午後、子供と二人で鬱々とお留守番していたらびしょ濡れの郵便屋さんがゆうパックレターを届けに来た。宛名を見ると私宛、何か頼んだっけかな?と思って中を見たら鉄ヲタ(特に撮り鉄屋)にゃ有名なこの雑誌。私も毎月…とは言わないまでも好きそうなテーマが特集されていたら買っている、くらいのライトなユーザーであるのだが、いつもは本屋で買うので通販なんか頼んだ覚えもない。いわゆる販促の一環で無料配布でもしてるんかなと思い、雨の日は外へも出れないのでありがたく暇つぶしのツールとして読ませていただいた。最近この手の雑誌を子供が好きで好きで、さっそく読み始めるとまつわりついて来て本をひったくろうとする。どんなにギャンギャン泣いてても、撮りだめているBSフジの「全国百線鉄道の旅」を見せるとケロッと泣き止む我が息子。鉄道写真を見て喜ぶのはいいんだけど、本をビリビリ破いちゃう事はいかがなものかと…本は破るものじゃありません。

この雑誌、既に来年の1月号なんで付録にカレンダーなんかが付いていたのだが、本編を読み終わった後付録のカレンダーをペラペラとめくってみたら、私の撮った写真が採用されていた(笑)。あー、思い出せばここの雑誌の投稿コーナーみたいなのに気まぐれで画像貼っつけた事があったっけ!要するにこのゆうパックは「掲載御礼」と言う事なのだろうか。だったら一文添えて、とかしてくれないと分かんないっつーの。カレンダーの何月の写真ですとか言っちゃうと色々面倒なので言いませんが、趣味が役に立ったのは粟島から送られて来た鮮魚以来だな(笑)。
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容易なるリベンジ

2011年11月13日 22時37分29秒 | JR

(来るなよヴォクシー@狩屋踏切)

リベンジ…と言えば大げさになるのだが、先々週にヴォクシーに阻まれた今季の富士山バック@狩屋踏切の再履修。先週中の雨でほんのり雪化粧した富士、先々週と比較すると若干気温高めだが、空気の澄み具合はまあまあ。出陣した同業者は15名程度、四季ごと撮りに来るけど、ハイシーズンの冬でも5人程度なんでやっぱ引退の決定した371系狙いで人数増えて来たなあって感じ。 近所のおばちゃんも「なくなるって聞いたから!」と散歩途中にコンデジで参戦してたw


向こうの道路の踏切が閉まり狩屋の踏切がカンカン鳴り出すと、定刻より2分程度の遅れでステージに登場するJR371系。障害物のない田園地帯、光線状態常に良好、横に並べば100人撮っても大丈夫!と言える広大な撮影フィールド。晴れた朝に富士が見えたら、架線柱の被りと稜線の位置関係だけ気を付ければどんな初心者でも素敵な写真が撮れるのがここ狩屋踏切のいいところ。但し、ヴォクシーの出現に関してのみ責任は取れませぬ(笑)。


最後の足柄路の秋を行く371系。平成初期の「あさぎり」の沼津延伸を機会にJR東海が作ったこの車両、当時は沼津から西伊豆方面への観光誘致と言う期待があったものと記憶してますが、ハイデッカーに2階建て車両を2車挟んだ豪華編成ながら1編成しか作られず、結果的に希少形式となったJR東海のバブルの落とし子であります。昔東海道新幹線で2階建て車両を挟んだ100系ってのがありましたが、開発コンセプトとしては「100系を在来線用にリメイクしてみる?」ってなもんだったんでしょうね。色も新幹線同様の白に窓周りの藍色のラインとおんなじだし。代わりもないから毎日稼働、朝に静岡の車庫から沼津へ出て来て、沼津~新宿の150kmを毎日2往復して夜に静岡の車庫へ帰って行くハードスケジュール。さすがに20年も走り続けていれば、へたりが来るのも仕方ないのかなと。厳密に言うと廃車にはならない(2階建て車両を抜いて予備扱い)んですけどね。

 

当面、371系引退後は再び小田急車20000系だけの片乗り入れに戻るそうですが、そもそも最近は御殿場線内の利用客数があまり芳しくないと言う話が聞かれてまして、ひょっとしたら特急の本数としても現行の4往復から縮小傾向になるんじゃないかなんて噂もちらほら。沼津まで行くのもめんどくさいから昔みたいに御殿場までで打ち切っちまうか!なんて話もちらほら。新幹線のない沼津市にとって「特急あさぎり」は都心へのダイレクトアクセスの唯一手段なんで、市のHPでも利用を推奨しているようですがねえ。逆に沼津は東名のICがあるし、伊豆縦貫道も整備されてるし、これで24年度の第二東名の静岡区間が開通したら、「あさぎり」自体がトドメを刺されてしまうかもな。


夕暮れの秦野大カーブにて。いずれにしろ趣味人にしてみれば車両のバリエーションがなくなるのは寂しいものです。縁あって以前より撮る機会の多い車両でしたから、JR371系こと「御殿場新幹線」が一線の舞台から去り行くまで、様々なカットを集めて行きたいと思っております。
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原子番号56

2011年11月12日 22時26分02秒 | 小田急電鉄

(夕暮れは足早に@松田連絡線)

小田急線とJR御殿場線を結ぶ通称「松田連絡線」を行くJR371系「あさぎり6号」。築堤上のJRの松田駅から、死電区間を通りながらゆっくりと小田急の上り線に流入して来る。ここを普段通過するのは「特急あさぎり」の4往復だけなので、小田急線の中では最も列車密度の低い営業線なんではなかろーか。この連絡線に「あさぎり」らしさがあるような気がして、引退の決まった371系をここで撮っておきたかったんだよね。踏切から狙おうと思って行ってみたら、電柱とか地上設備とかありすぎてロクなアングルにならなかったから構図は苦し紛れですけど、一応小田急本線上り線と列車背後の築堤とJR松田駅の場内信号機が入ってるからまあおkと言う事にしておく。日が暮れるのが早いからISO上げても苦労するなあ。三脚使えるような場所じゃないしね。

先日、人間ドックを受けて来たのだが、こちらの伝達ミスかあちらの手違いか分からないのだが「胃のX線検査」が抜けてしまっていたらしく会社から受け直して下さいとの由。本日仕切り直しで人生初バリウムを体験して来たのだが、まあバリウムってのは色々話は聞いていたがどうにもキツイね。白色のドロリとした液体を渡された瞬間、「信越化学の液体シリコンですか?」と言いそうになったw。口に含んだ感想は「ちょっと緩めに溶いた歯磨き粉@ヨーグルト味」と言う感じでどうにも受け付けん。これに加えて胃を膨らませるための発泡剤を飲まなければならんのだが、その味は「クソまずいドンパッチ」であり、それを飲むための液体は「やずやの酵酢」を理科の実験で使う酢酸で割ったような液体で、一言でいえば拷問であった(笑)。発泡剤で膨らんだ胃から逆流するガスと猛烈に粘っこいバリウムの後味の悪さに耐えながらX線の検査台に上げられて、手すりに掴まりながら右に回されたり左に回されたり逆さまにされたりするのだが、逆さまになりながら「右を向いて右腰を少し持ち上げてくださ~い、あ、ゲップはしないで下さいね~」とか操作室からのんきに指図する放射線技術士にはキレそうになりました(笑)。タイムショックのトルネードスピンのように回されながら、いつ「この問題で何問目?」とか言うか待ってたのに。

あ、さっきトイレ行ったら白蛇が見つかったので、金運がアップするような気がする。
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