(ああ愛しのマンサード屋根@向ケ丘遊園駅北口)
三連休は二日目もホント天気のいいこって。
子供の食事とか風呂とかの世話が大変なので昨日より実家へ帰省中でございます。孫可愛さにかこつけてタダメシをゴチになる算段なので、どちらかと言えば帰省中と言うよりは寄生虫にございますが…(笑)。朝のニュースの高速道路の渋滞情報は早々に遠征を諦めさせるには充分の破壊力にて、今日は昨日買った三脚を持って徒歩鉄と洒落込むことに。スタート地点は向ケ丘遊園駅の北口、勝手知ったるド地元ですが、小田急電鉄の社紋をあしらった風格あるマンサード屋根は健在。そして相変わらず駅前のキャバレーも健在(笑)。つーかここ何十年も「フロアレディ募集中」の看板が外れた事がないのだが、そんなに人材不足なんすか??と心配になるw
様々に移ろいゆく向ケ丘遊園駅。最近は遊園地の閉鎖に始まり、何かあれば扱いが悪くなって行く苦難の歴史を現在進行形で体現中であります。実家を離れて久しいアタクシには1番ホームで急行が特急を待避するなんてコト自体が信じられませぬ…いや、複々線が登戸で終わって、ここまでケツ突っつかれてた急行が特急を先に行かすってのは分かるんですけどねえ。そして悠然と遊園を通過するにっくき快速急行。複々線化に伴ったホーム&線形の微妙な改良に伴い、駅のど真ん中に中継信号機がブッ刺さっているのもアタクシがこの駅を頻繁に利用していた頃にはなかった話。
…などとブツブツ言いながら、電車に乗って読売ランド前駅へ。
駅前のマックで子供にマックシェイクを買い与えつつ、駅から5分のお手軽スポットで午前中のいい光線を使った小田急撮りに勤しむ事に。かなり構図がカツカツになるのと歩道橋の影が車体に掛かるのには難があるのかもしれないが、ここのクイッと軽くバンクがかかる構図ってのが好きなんです。津久井道にあるプロパン屋の裏に芝桜が植わっていて、足元が華やかな装いになりました。GJプロパン屋!ちなみにこのプロパン屋には昔家の風呂を直してもらったりした事があるのだが、まあここはアタクシにとってはジモもジモな場所って事でw
メトロ・8000・1000・3000・1000・4000と来るもの拒まずシャッター切りつつ、子供が手を振りホーンが返る。いい天気の春の一日、アガリはまずまずかっちりと。それにしても1000系のスタイリッシュなデザインに改めて魅力を感じるのであります。10連ツライチで幕車で、台車のボルスタアンカーもどっしりとメカニカルじゃないですか!4000はどーこー言う前にLEDの行先表示が切れまくるのがねえ…どこ行きなのか分かりゃしねえ(笑)。
新世代の相互乗り入れ車をランドの上りホーム百合ヶ丘寄りで。
小田急は9000→1000→4000と三代の地下直車を数えますが、メトロは未だに初代6000の絶対王朝が続いておりました。が、今日見た感じではメトロからやって来る直通車も半分はこの16000系に置き換わっており、さすがに世代交代が進んでいる事を窺わせますねえ。なんかこう、あまりマジマジと見た事はない16000系のツラってのは、何となくハロウィンのカボチャのようなw
ランドから生田へ電車移動。やって来た2000系の各停、ただの各停ですが2000系列は江ノ島線には入って来ない車両なので新鮮です(笑)。この2000系と4000系だけ帯に締める帯が青味の強いロイヤルブルーなのです。生田駅の裏を流れる五反田川には、皐月を控えて鯉のぼりがはためきますが、そんな中をシャンパンゴールドのEXEが走り抜けます。この鯉のぼり、生田の商店街が毎年やってるこの時期の風物詩なので、一匹一匹に店の名前が入っているのだが…。う~ん、ジモ臭ハンパない話題だw
五反田川は麻生区の細山付近を源流とし、高石のニマイバシストアーの辺りから西生田、生田、東生田を流れ遊園の府中街道の陸橋のところで二ヶ領用水に合流し、最終的には多摩川に繋がっている。多摩丘陵の谷戸の水を集める川で、普段はドブ川に毛の生えたような程度の水量ではありますが、夏に雷があったりするとたまに溢れそうになる。川崎市多摩区では三沢川と並ぶ「ガキが柵を乗り越えて入って大人に怒られる」川です(笑)。どこにでもあるでしょ、そーいう川。今思うとよくこんなきったねえ水の川に入ってたなとは思うのだが。
五反田川の鯉のぼりを愛でながら、たぶん明大生御用達の「麻雀大三元」の裏を通って東生田小学校を横目に生田根岸の陸橋下へ。「生田根岸の陸橋」とは、神奈川県道13号横浜生田線と津久井道の交点の部分の事で、ちょっと先に長沢浄水場があるんで「浄水場通り」とも呼ばれていますがね。陸橋の下の日陰で爽やかな風を受けながら親子で一休み、ヤマフジの花咲く生田根岸(東生田小学校裏)を通過する8000快速急行とMSEメトロはこね。東生田小は何年か前に全面改築が終わってずいぶん立派になりましたな。
遊園3号踏切。いつの間にか「専修大学国際研修館」なるものが建設されている。この辺りから路地を歩いている学生が増えて来るのだが、まあほぼ専大の学生だと思って間違いないでしょう(笑)。地位没落が叫ばれて久しい遊園を支えているのは間違いなく専大生だと思うのですが、通学時の歩きタバコとかゴミの散乱とかバイクで狭い路地走んな!とか並んで歩くなテメエら!みたいな地元住民との軋轢も聞かない訳ではない。通過するVSEに向かって手を振ったら「プァンプァーン」だって。
そろそろ遊園の駅も近付いて来たのだが、ここへ来たら小田急の有名撮影地である遊園カーブで撮らない訳には行かないっしょ。特に改めて各車に対するコメントはありませんが、「だぶるでえくせだ~!」とか「メトロさんきた~!」とか親子で大騒ぎしつつ専大生のお姉ちゃんに「つぎのおだきゅう、くるぅ??」声をかけていたのはアタクシの息子ですw稲田登戸病院の下にあったファミマがなくなって久しい専大口のコンビニ事情ですが、山登りの登り口(遊園2号)のところに広い駐車場付きのセブンイレブンが新しく開店してたな。つーかそんな場所にコンビニ作ったら遊園カーブに撮りに来るヲタが駐(ry
遊園カーブから府中街道の陸橋をくぐり、ジョナサンの横の遊園1号踏切を通ってスタート地点の遊園北口へ。開かない渡れない狭い危ないと悪名高い遊園1号がとうとう拡幅される様子…今の通路よりさらにホーム寄りなので、あの車両ギリギリのエッジ感は改良後も健在な予感(笑)。子供の頃、登戸病院の帰りにここの踏切から1番の遊園止まり(2600系)をよく見ていたなあ。
いつでも地元、いつまでも地元。