青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

新たな年へ。

2015年12月28日 22時39分00秒 | 日常

(☆買っちゃった☆)

12月と言えばお楽しみなのが賞与と年末調整、色々あって意外なほどに年末調整の戻りが多かったので、思い切って自分にご褒美とばかりに2015年の締めとしてポチってしまいました(笑)。それなりに重いレンズだけど、それだけガラスの枚数使っていると思えば映りに期待してみたくなりますわな。
年末年始はさすがにお互いの実家を行き来してあっという間に終わってしまうだろうから、その次の三連休で本格的にデビューさせてみようかと思っております。来年早くも上の息子がガッコに上がってしまうので、まだ子供料金のかからないうちに新幹線に乗せてやると言う計画が進行中でして…どこに行くかの目星をつけ始めた程度ですが、こうやって物欲を満たすとまた新しい年に向けてやる気が出て来るというものです。
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Remember’15

2015年12月21日 01時13分16秒 | 日常

(さらばヒツジ・こんにちわお猿さん@須坂駅)

ふと机の前のカレンダーを見れば、今年も残りあと10日を残すばかり。いつもの事ですが、年齢を重ねるごとに年の瀬に一年の早さを思う。まーしかし今年に関しては秋口からの体調不良→入院のコンボが何よりも痛かったですね。来年前厄なんだけど、早くも厄を先取りした感じがするよ。今日は術後の経過診断って事で会社休んで病院へ行ってきたんだけど、待合室にズラッと並んだジイさんバアさんの佃煮を見るとこの歳でこんな病院通っちゃいけねえよなあと言う気持ちにもなるってもんです。と言う訳で早くも今年の振り返り、激動の2015年を2016年のカレンダーにしながら振り返って行く恒例(?)の自己満企画ですが、そう言えば去年やったっけ?それすらも忘れちゃったけど、とりあえずご高覧戴ければ幸いに存じます。



睦月 富士急行(三つ峠~寿)
正月の宇宙まで見遙かすような青空を従えて、三つ峠のM字カーブを登る国鉄特急色。
新年早々富士急はJR東海371系の再デビューを控えていますが、またフジサン特急特有のイラスト柄は勘弁…



如月 信越本線(妙高高原~黒姫)
北陸新幹線開業により、三セクへ転換された信越山線。古き佳き国鉄の薫りを残して信越国境を行く。
個人的には二本木駅のフォトジェニックさと、同好の方に連れて行って頂いた焼肉が美味しかったのが思い出(笑)。



弥生 小田急小田原線(栢山~富水)
LSEが往く、春の栢山の菜の花畑。
展望車の増備が難しい現状で頑張っていますが、そろそろ全面リフォームが必要な時期かも。
ちなみにダイヤ改正後の来年3月からは海老名にもロマンスカーが停まるらしいですよ。



卯月 京急久里浜線(三浦海岸~三崎口)
京急で一番高い仲田陸橋。桜溢れる三崎口駅に進入する2100系を。
毎年の事ですが、桜の時期にカメラを持てるかというのはなかなかタイミングと天気があって難しいものです。



皐月 京阪京津線(上栄町~大谷)
GW遠征は、大津琵琶湖の京津線。古都の薫風吹く中を、しっとり走るパステルカラー。
逢坂越えや浜大津周辺の併用軌道の雰囲気も良くて、短いながらにみっちり魅力の詰まった路線でした。



水無月 中央本線(落合川~坂下)
DD51とロクヨンの集うマニア垂涎の愛知機関区が運用を持つ、中央西線の貨物列車。
梅雨晴れの坂下カーブ、若苗の波に乗って重連ロクヨンが木曽谷を目指します。



文月 神戸電鉄有馬線(有馬温泉)
恒例のお盆夏遠征。今年は関西遠征で神戸電鉄を乗り潰し。
祭りばやしの聞こえて来そうな有馬温泉の宵闇。湯の街に似合う神鉄の古豪1100系。



葉月 わたらせ渓谷鉄道(上神梅~大間々)
夏に飛び込め。
盛夏の渡良瀬、木陰涼しく森の鉄路を疾走す。



長月 小田急小田原線(東海大学前~秦野)
秋は恒例の秦野大カーブでVSE。ちょうど刈り入れ時期で、コンバインの農家の方がゲスト出演。
このポイントも最近は作付けをしていない区画も目立つようで、稲刈りの光景もいつまで見れる事やら。



神無月 京王井の頭線(富士見ヶ丘~高井戸)
秋から始めた「私鉄9社スタンプラリー」。井の頭線の撮影地と言えばススキ揺れる高井戸の登り坂。
正直スタンプラリーをしてなかったら乗らなかった区間や駅に降りたりと、新たな発見の旅でした。



霜月 小湊鉄道(上総鶴舞)
秋の陽光に、銀杏舞い散る鶴舞の駅。
術後のリハビリを兼ねて行って来たんだけど、絶好の晴天に病院で欝々としている気分も晴れる思い。



師走 小湊鉄道(月崎)
まだ12月の写真にネタものがないので、小湊鉄道からもう一枚。
深とした空気に包まれた、夜の月崎に輝くイルミネーションに年の瀬を。

趣味的には今年は新しい一眼をようやく購入して久しぶりに施設改善が図られましたが、撮りモノに関しては今さら特に何が変わったって感じはないかな…いい意味で安定の一年だったかも。なんだかんだちょこちょこと遠征にも行っていた事に気付かされます。来年に向けては、いずれにしろ既に人生でワンペナ払ってしまった感じのあるこのカラダを引っ提げて来年も戦って行かなければならない訳で、自制と自愛の精神でより一層の精進をするしかないんでしょうね。とりあえず年始早々に厄払いは済ませに行かないと(笑)。
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乗った回った関東9社

2015年12月19日 07時18分42秒 | 大手私鉄(関東)

(最後の一押し@京成線東成田駅)

そーいや入院で中断していましたが、ちょっとしたノリで始めた「私鉄9社スタンプラリー」が先日無事に終了いたしました。いやー、最後は千葉だの茨城だのの奥地を残してたんでコンプリートに往生しましたわ。正直そこまでしてミッションを完遂するほどの大したものが貰える訳ではないのだけれど、私が入院する事になってしまった時に子供に「スタンプラリーどうするの?」と言われてしまったので…って、親の心配をしろよ!と言いたくもなるんだけど、気持ちが弱ってたのか、かえって無邪気な言葉のほうが心に響いちゃうものですね(笑)。当たり前の日常に戻れた事に感謝せねばなりません。

    
    
    
    
    

私鉄9社、スタンプ18か所、カード引き換えポイント合わせチェックポイントは27か所。思い出を順不同。スタンプはすべて改札外。お金かかる。時間かかる。乗った、歩いた、見た、食った。奥沢駅の隣のバーミヤンは車庫を眺めながらメシが食えるので子鉄にはマジおススメ。坂戸のぎょうざの満州安かった。子供が一番驚いていたのはつくばエクスプレスの速さ。久々に乗って俺も驚いた。北千住から守谷が快速乗ると30分とかマジ受ける。速過ぎる。下を走る常総線マジナメクジ。でも頑張れ。

  

最後の最後に残ったポイントの東成田遠過ぎる。ユーカリが丘から先の風景田舎過ぎる。東成田行く電車マジ少なすぎる。しょうがないから空港第2ビルから歩く。永遠に続くかと錯覚するような白い回廊。気が狂いそうな静けさの中を歩くと、打ち捨てられたかつての成田空港駅こと東成田駅。こんな駅でも未だに過激派対策の警備員が常駐しており、地上に出るには警備員のいるゲートを通らされるのだが、正直日中は利用する乗客より警備員の方が多いと思われる。京成線内の駅では断トツの日中40分間隔。空港ターミナルの移動により、新線に空港第2ビル駅と現在の成田空港駅が開業した時点で廃止にしても特段問題なかったろうが、どうも京成は博物館・動物園駅みたいな時代に忘れ去られたような駅を育てるのが好きな会社である。意図的ではないんだろうけど(笑)。


スタンプラリーの完走として貰えるカードホルダーと各私鉄のトレインカード。ここまで交通費掛けて回っておいて貰えるのは厚紙一枚のしょっぼいカードホルダーなんで、せめてもの慰めできっちり額装してみました(涙)。小田急4000のカードの撮影地が、ランドから百合にかけての高石のSカーブだった。有名だしね、あそこ。
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月崎夢想

2015年12月16日 23時00分10秒 | 小湊鐡道

(里山の夕暮れ@月崎駅)

晩秋からの小湊鉄道と言えば、このイルミネーション。足早に里山の向こうに太陽が姿を消すと、静かに電飾が灯されて、普段であれば夜ともなればひっそりとした月崎の駅がにわかに華やかになります。このライトアップ、やっているのは知っていましたがこの時期に撮りに来たのは初めてですね。

 

もうこの時間になって来ると、駅から列車に乗る人はまれな時間ですし、日が落ちた山里の月崎は冷え込んで来ます。駅前の県道を通るドライブ帰りの観光客がぽつりぽつりとやって来ては、写真を撮って去って行く。辺りが暗くなり駅名票に点る明かりを囲むように輝くイルミネーション、雰囲気があるねえ。



立ち位置を養老渓谷方の四種踏切に移し、17時台の五井行きを待ちます。寒い。暗闇に包まれた森の向こうからヘッドライトの灯が差して、とっぷりと暮れた月崎駅に列車が滑り込む。ちょっと悪戯してレンズに息を吹きかけて曇らせて撮ってみましたが、おとぎ話の中の夜汽車のような、メルヘンチックな雰囲気が出せたでしょうか。


レンズを乾いた布で拭き直して、養老渓谷行きはオーソドックスに撮ってみましたが…なんかヘッドライトが露出オーバーだし、ちょっとイマイチね。ってかずーっと暗がりで立って待ってるのは寒くてかなわん(笑)。思わず駅前のヤマザキショップでホットの甘酒を買ってしまいました。


先ほどの渓谷行きの返しである46列車。さっきの下りで月崎にイルミネーションを見に来たと思しきカップルが列車を待っていました。見た目普通の大学生カップルっぽかったけど、こんな時間にデートで小湊鉄道を選ぶとはどちらかが相当お好きなのでしょう(笑)。


お好きなカップルを乗せた46列車は、律儀に長々と車掌さんが笛を吹くとおもむろにドアを閉め、光のタワーの中を帯となって月崎から消えて行きました。東の空には赤々と低い位置から満月が登り、幻想的な月崎の夜。そろそろこちらも三脚を畳むとしましょうか。


車を市原鶴舞インターへ走らせる途中、もう一度最後に上総久保の駅を眺めに行く。昼間に工事が進んだのか、ユンボの数が増えていました。この調子だと、ひょっとしたら来年は工事が終わってガラッと印象が変わっているかもしれないねえ。最後のカットは大銀杏に降る星空を見ながら、変わって行く久保の景色を写し込んでの帰り道となりました。
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川間夕照

2015年12月12日 22時02分40秒 | 小湊鐡道

(家路@上総川間駅)

春は若苗と水鏡、初夏は青々とした田園風景、初秋は黄金の稲穂が実る川間界隈。四季の移ろいごとに色々な表情を見せ、写欲をそそる小湊の定番スポット。夕日の駅に向かう一本道に、近くの県立高校から家路を急ぐ高校生、駅に列車が見えてもさして慌てていないのは、上りの牛久方面へ向かうからでしょうか。


正直田園には色のなくなった晩秋の川間ですが、夕日が精一杯に届ける低い光線がこの時期はご馳走になりますね。屋根上からディーゼルの煙を棚引かせ、国鉄風味の大きなエンジン音とともに走り行く小湊のキハ。使い込まれ波打った車体の側面に山の端に掛かった最後の光が差すと、朱の車体が黄金に輝いた。
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