(艶めき・輝き。@中央前橋駅)
デハ101展示会、午後の部は中央前橋駅で。西桐生駅よりも多くのギャラリーが訪れていたような感じがします。午後なので、光線は貫通路側のサイドが良く、そして上電の社員さんが展示用に「中央前橋」の中折り丸看板をセットしてくれました。これでグッと表情が引き締まった感じがしますねえ。太陽光に浮かぶリベットの鋲の並びもいかにも旧型電車という感じで。
中央前橋の駅は、広瀬川という川の横にあって、川の水の揺らぎのそばで何ともゆったりした空気が流れています。川沿いの柳の青葉の向こうにデハ101。広瀬川と言えば「青葉城恋歌」に歌われる仙台の街でしょうけど、どっこい前橋の街にも青葉の木陰に流れる水の優しさがあります。古豪の周りに寄り添うように戯れる水鳥が二羽。駅を見渡す橋の上から、西桐生行の電車を見送ります。
中央前橋の展示会を終えて、大胡の車庫に向けて回送されるデハ101。この中央前橋の発車アングルは上毛電鉄では有名なアングルなんで、多くの撮影者が集まっていました。久し振りにお会いしたけれど、ひとまず元気なところが見られたことは喜ばしい限り。上州の鉄道文化財として、末永くファンを見守っていて欲しいと思います。
古豪からのメッセージ。次回をお楽しみにね。