(国鉄色の愉悦@かいじ186号)
M50編成の引退決定でついに風前の灯火となった豊田の189系。この日は国鉄特急色塗装でお馴染みのM51編成が臨時のかいじ186号に入っておりました。インカーブ側でホリ快富士山を仕留めてから30分弱で、今度はアウトカーブ側で国鉄特急色を撮れるのだから中央東線ってーのは関東鉄がささやかなノスタルジーを満たせる最後の楽園ですよねえ。ちょっとセッティングにもたついて架線柱のワイヤが交わしきれなかったんですが、小仏峠に連なる山並みの紅葉の鮮やかさを大きく取り入れてのカットにしてみました。この30分でサクサクっと189系を仕留めて帰る同業者の方が結構多かったですね。
10時のスーパーあずさ6号はアウト側でインのケツ残しという定番構図。こーいう風にカーブで圧縮して撮りたくなるのがE351系ですわなあ。あとE351系って前面の表示に何が出ているかと言うのが全く運任せで、下手すると一番いい切り位置が表示の切り替えの瞬間だったりして何も映らないという事も珍しくなかったですね。ちなみにこのアルファベットと携帯の電波何本立ってんですか的なマークはあまり好きではありません(笑)。
改めてイン側に戻ってE257系かいじ101号。さっきよりちょっと線路際まで頑張って降りてかぶりついてみたよ。柵に絡む枯れ草が鬱陶しいですが、バックに見上げる山の色合いを重視してみました。ちなみに昔はもっと築堤に寄ってベタっとしたアングルで撮れたらしいけど、このご時世あんまり線路に近付くのはリスクが高いし、おそらく足場も相当危なっかしいと思われますので自重がよろしいかと。将来的には東線の特急はみんなE353系で統一する事が決まっていて、いずれE257系も転属して踊り子の185系の置き換えを行うんだそうだ。
10時半過ぎのスーパーあずさ11号。若干早切り感あるけどこの日初めて「スーパーあずさ」の文字表示バージョンで撮れたよ(笑)。ここの小下沢のインカだとスパあずのフル編成12両は乗らないで若干ケツが欠けますが、バックの紅葉の色付きが良いのでそこは勘弁して欲しい(笑)。雪とか降ったらもう一回この構図にチャレンジしてみたいけど、足元滑らせて下に落っこちる可能性も50%以上ありそうw
さて、この日は最後に11時に通過する貨物の83レを撮っておしまいにするつもりでした。が、その貨物のスジで四季島がやって来てビックリしたよね。確かにクルーズトレイン系は貨物のスジに乗っける事多いけどさ。個人的には普通に83レが来てくれた方が良かったんだけどねえ。コキタキ混合の編成で特徴あるしね(笑)。まあ珍しいもんが見れたので良しとしましょうか。それにしても車齢で言えば40年を超える189系から、本年ロールアウトした最新形式の四季島までが走る中央東線の懐の深さには改めて感服させられます(笑)。どうしても最近「撮るものねえよ!」って喚いて終わりにしちゃいがちだけど、レールの上を走る車両の多彩さに間違いなく鉄道の歴史が紡ぎ紡がれている事を感じてしまうよね。
裏高尾にお寄りの際は、「するさしの豆腐」こと峯尾豆腐店のおぼろ豆腐が美味しいのでお試しを。
小仏から降りて行って、圏央道の高架をくぐる手前の左側にあります。