(ささやかな一般公開@相鉄かしわ台車両センター)
ここの更新を2週間近くほったらかしてしまいましたけど、ここのところの台風と秋雨前線による記録的な日照不足に休みの日には家から出る事すらままなりませんでした。正直9月の昨日まで関東地方がまともに晴れたのはたったの2日間しかないというのもねえ。東南アジアみたいに日本にも雨季が出来たのかなあと思わざるを得ない。まあ実際海水温の上昇で空気中の水蒸気量が増えているのは確かなので、思えば以前に比べるとすっきりした晴れ間がなくなっているように感じるけどね。
家から出なけりゃネタもなく、雨が降って家に閉じこもっていると、子供が持て余した体力を発散すべく家の中でドタンバタンと暴れまくって余計にこちらのイライラも募る(笑)。土曜日も大雨だったんだけど、相鉄9000系の鉄コレを販売するついでにかしわ台の車両センターがささやかに解放されているというので出掛けてみる。これだけ休日に家に閉じ込められたら親子ともども発狂してしまうわw
いつものかしわ台車両センター。風景としては見慣れているのだが、中に入るのは初めてである。京急のイベントのように相鉄は車庫を一般に大々的に解放することはなく、あっても事前抽選なのでこんな機会でもないとなかなか入る事はない。道路から見える車両センターのアイコンである神中鉄道開業当時の蒸気機関車と二軸客車。ハ24客車は最後の流れ先の別府鉄道(ハフ7)から里帰りして来たものである事は
今年の5月にお話しした通り。
播磨町の郷土資料館に保存されていたハフ5に続き、東西で元別府鉄道の客車を見学した人間もあまりいないと思われる。窓に沿って長椅子がダーッと続いている構造は変わらないけど、ハフ5と違ってダブルルーフの構造なので、天井脇に明り取りの窓があるのが洒落ているよね。雨の中屋外のこの客車まで見学する人間もさほどおらず。
車両センターの中にはささやかなグッズ売り場と、一部区画を使って検修区の一般公開。どんな車両が入っているのかなと眺めてみたら、ドクター相鉄こと700系。軌道や電気測定用の事業用車両ですが、現在全検中らしい。色も姿も変わっていますけど、現役では旧7000系の3編成だけにわずかに残されたいわゆる相鉄顔。中間車改造側の702は平面感ありまくりですが、銀鉄板で覆われた口元がマスクみたいで独特。
規模としてはささやかなイベントだけど、相鉄って案外グッズのアイテム数多いよな。んで、結構鉄道系イベントだと方々に出張してブースを出しているイメージがある。割と社員の人にお好きな人が多い印象もあるし。子供にせがまれて小銭で買えるグッズをいくつか。まあ入場料代わりだと思えば。
一番奥の塗装ブース?では、革張りシートで高級志向の9000系ネイビー編成が改造中。最後の赤塗装だった9705Fがタネ車らしいが、正直この色は晴れた日に写真を撮ると色味がぶっ潰れてしまうのが困りもの。色はこれでもいいけど、白い帯を巻くとかもうちょっとアクセントがあってもいいような気がするねえ。
塗装ブースの前のトラバーサーに乗っているのは荷物電車として働いていた事業用車両の相鉄2000系2005。確かいつもこの車両、センターの一番外側の側線で電気機関車ED11と一緒に放置プレイになっているのですが、自走は出来なさそうなので何に引っ張って来られたのかな。どこで保管してあったんだか昔のサボを差したりして、これもささやかなファンサービスでしょうか。床下機器類に光り輝く日立のマーク、この会社は東急系日車系の牙城である関東地区で、古くから日立製作所の車両を使っていた珍しい会社でした。展示車両は新旧事業用の2種だけだけど、人も少ないで結構ゆっくり見れたし、こういうささやかな一般公開もいいもんです。
現在は後進の700系に事業用車両の地位を譲って静態保存されている相鉄2000系2005ですが、伊豆箱根の大雄山線では未だに相鉄2000系の生き残りがコデ165として活躍していますね。これは何年か前の大雄山駅でのひとコマなんだけど、つい23日に赤電塗装になった5000系(右側)を回送するのに出動してたんで、撮りに行きたかったんだけど雨でヤメちったよ。
大雄山線は
開通90周年記念イベントの一環で5000系を1編成昔の塗装(赤電塗装)に戻して走らせるみたいなんだけど、結構大雄山線って嫌いじゃないから早速来週あたり撮りに行ってみようかなあと思っているところ。天気が良ければだけどね。