青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

ミテハイケナイモノ

2007年11月29日 22時46分51秒 | 日常
月末週になると忙しくなって更新が滞るのは仕様。

さて、最近は家へ帰ってから野球もなくなってしまったので相も変わらずようつべを見ている。主に80年代当時の歌番組を見ているのだが、今日は南野陽子歌詞ド忘れ事件@ザ・ベストテンを見つつ懐かしいなあと思っているところw

これはライブで見てたんだよなあ…1988年の11月3日だったそうで。文化の日だったのか。
別に南野陽子は好きでもなんでもなかった歌手だ。どちらかと言えば「ぬぁ~にが『そうだよ、ナンノだよ!』だ(ケッ)」とか思っていたのだが。あ、当時のグリコのチョコレートかなんかのCMでそう言うフレーズがあったんです。ここ見てる御仁あたりなら記憶にあると思うけどねw

さて、確かそのCMソングでもあったこの曲。「秋からもそばにいて」と言うタイトルだったんだね…あんまり記憶なし。とにかく全国的にも視聴率の高い怪物歌番組で思いっ切りやらかしたナンノさん。消え入りそうな「ドウモスミマセンデシタ、ゴメンナサイッツ!」と言う詫びの言葉に、我が家の茶の間が「ミテハイケナイモノヲミタ」と言う感じの微妙にいたたまれない空気に包まれて、母親が静かに皿を洗いに行った事を思い出しましたw

まあ、ここまでやらかしても今も普通にブラウン管で彼女を見る事は出来るのだが…当時は本人「もう芸能界で生きて行けない」くらいの失態と思っていたそうな。ナンノこれしき、ですよ。

テレビの比喩として「ブラウン管」って言えなくなる時期が来るのも、もうすぐなんだねえ。
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はまなこ はるかな てんはません

2007年11月25日 18時25分44秒 | 日常
(画像:車窓の柿@フルーツパーク駅)

ローカル線に似合う木は、柿なんじゃないかと。
車窓にたわわに実る柿は、日本の秋の色。

天竜二俣で乗り換え、さらに西を目指します。
出発すると天竜市街に埋もれたような小さな二俣本町駅を過ぎ、トンネルを抜けると遠州の大河・天竜川を渡る。400mほどのなかなか長い橋だ。トラス部分が少ないので、非常に見晴らしがいい。橋を渡ると西鹿島(にしかじま)。ここからは浜松に向かって遠州鉄道が出ている。本当の天竜の市街は天竜二俣駅付近なので、天竜二俣から乗って来た客は半分くらいここで下車する。遠鉄で浜松までは30分程度らしい。

軽くなった列車は、岩水寺を過ぎて宮口駅へ。ここで途中下車。この駅名板のスタイルも懐かしいですねえ。この独特のフォントといい、「国鉄」の香りがする構造物だと思う。これといい、高速道路の標識の文字といい、正式名称は何と言う字体なのだろうか。
何の変哲もないこの駅で降りたのは、フリーきっぷについてた案内に書いてあった駅の近くの日帰り温泉へ向かうためです(笑)。さっきサイクリングで汗かきまくっちゃったから、さっぱりと汗を流して着替えたいので…まあ案内にはもっと載せるべき情報があると思うのだが。車庫見学の可否とか(←しつこい)。

と、ここまで書いたところで親からメールが来た。「松浦鉄道に乗ってたびら平戸口駅に行って来ました!」とか言ってる…親子でテイストが似ている訳だが…。つか、松浦鉄道のフリーきっぷはYeah!めっちゃホリデーパスとかだったりするんだろうか。どうでもいいね。

話を戻す。
宮口駅はホーム2本の無人駅。降りた人は自分一人しかいなかったが、ここから北に2kmのところにある「浜北天然温泉・あらたまの湯」へ向かう。一応温泉まではバス路線があるのだが、この列車には接続していなかったので歩く事とする。
この辺りの地名である「あらたま」とは古代の天竜川の呼び名で、「粗い」と言う意味があると言う。まだ磨かれていない玉を「あらたま」なんて言ったりしますよね。天竜川の中流部分で、ゴツゴツした石が転がってる様を表したのだろうか。
ちなみに「あらたま」とはこう書くらしい。読めねーよw

「あらたまの湯」へは、宮口駅から殺風景なブタクサの原っぱの中を歩き、第2東名の建設現場をくぐって北へ20分程度で到着。上り坂なのでさらに追加の汗をかく。今日はかなり運動しておりますw
温泉は出来たばっかりで新しく、ナトリウム炭酸水素塩泉(旧名 重曹泉)のいわゆる「美人の湯」だそうだ。確かにヌルヌルツルツルするお湯で、出た後は特に爪がスルスルになりました。NY後はさすがにボーっとしてしまい歩く気にもならないので、バスを待って宮口駅へ戻る事にする。あっという間に宮口駅。バスはええw

ここからは再び新所原行を待って乗車。ゆっくりしてるとあっという間に秋の日は傾いてしまうので先を急ぐのだが、急いでも列車はフルーツパーク、都田、浜松大学前、金指と一個一個の駅を丹念に止まって行く。金指駅で上下列車の交換の合間に駅舎まで歩いて行って缶コーヒーを買い、ホームの端の灰皿へ行って一服するのもローカル線の愉しみじゃないかと(笑)。
気賀高校前、気賀を過ぎ西気賀からは車窓左側に浜名湖の入り江が見えて来る。西気賀から見る引佐(いなさ)細江。サッパ船と海苔のイカダが浮かぶ奥浜名湖の風景は、何度か見た事はあるが車窓から見るとまた違う。次はホームから浜名湖が望める寸座(すんざ)駅。左側は浜名湖、左手はお茶畑からいつの間にやらみかん山が続いている。浜名湖佐久米駅はホームの目の前が入り江で、白鳥が羽を休めていた。

東都筑、都筑、三ヶ日とつるべ落としの秋の日に足を速めるように列車は走る。車窓は引佐細江から猪鼻湖へ変わって、右手はみかん山のゴロゴロとした橙色が早くも傾きかけた西日に照らされてその色を濃くしている。
三ヶ日を過ぎると豊橋方面へ向かう乗客が若干増え、こちらも車内の暖かさについウトウトしながら奥浜名湖。尾奈から知波田にかけては右も左もみかん山の峠を越えて行く。車窓から浜名湖が離れて最後の駅・アスモ前を過ぎるとあっという間に左から東海道線が近付いて終点・新所原到着

掛川から37駅、寄り道しながら半日かかって全線を踏破しました。
やっぱりこの駅も掛川と同じように、東海道線にへばりつくようにホームと駅舎がある。ここから東海道線に乗れば掛川までは1時間かからないのだが、随分と遠回りをしたものだ。
新所原の狭い駅舎の中には、乗務員の詰め所と浜名湖らしくうなぎ屋が店を出しており、浜名湖産の地物のうなぎを焼くタレのいい匂いが駅の中はおろかホームまで漂っているのでありました(笑)。
地物らしく値段は少々高かったので、匂いをかぐだけに留めましたがw

西日を浴びて出発を待つTH-9200「宝くじ号」。この車両は、液晶モニタやカラオケ装置を搭載したアミューズメント型車両で、転換クロスシートなのでバタンと背もたれを倒してボックスを作る事が出来る。ちなみに、天浜線には1両しか在籍しておりません。16時06分新所原発掛川行き、掛川到着は18時15分。この車両で折り返すことにしましょう。

三ヶ日の手前で宇利峠の向こうに太陽が沈むと、あっという間に真っ白い月が東の空に顔を出して煌々と輝き始めた。元来た道を帰るのと、車窓も夜になってしまった事もあり完全に眠りこけてしまったのだが、それでも静かに走り続けるのが鉄道の旅の利点だろう。三ヶ日を過ぎると天竜二俣まで車内は最大3人。すっかり夜の帳が降り、窓の外が寒くなった。真っ暗の遠州森駅、あの駅長ももうご帰宅の模様。

月に照らされた遠州路を列車は黙々と走る。桜木駅で下り列車と最後の交換待ち。外に出ると、寒さで鼻の奥がツーンとなった。
新所原から2時間強、掛川に到着。真っ白に輝く掛川城がお出迎えです。
いやあ、たっぷり堪能しました。お疲れ様でした。

今度は、天竜二俣の転車台をちゃんと見に行こうと思うw
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ほどよく ほのぼの てんはません

2007年11月25日 14時39分46秒 | 日常
(画像:レンタサイクル)

1日使って300円は安い!6段変速の軽快ママチャリ!
天竜浜名湖鉄道・遠州森駅で絶賛貸し出し中w
金利、手数料は天竜浜名湖鉄道が(ry

と言う訳で、小国神社到着。
澄み切った青空にそびえる立派な鳥居がお出迎えである。知名度は低いが(実際今日まで知りませんでした)、相模の国の寒川神社や伊豆の国の三嶋大社と神社フリーハンデ(笑)では同格だからな。早速鳥居をくぐり水場で手に水を受けて口を漱ぐ。渇ききった口に水が冷たくて気持ちいい。

さて、この小国神社。「遠江国」の一の宮らしい風格は、杉の古木が立ち並ぶ参道や境内、そして立派な本堂に垣間見る事が出来る。西暦555年の創設(?)らしく、約1300年の歴史を持ち皇族も参拝した事があるそうな。ただ、時期的に七五三とか紅葉見物客とかとかぶったせいか賑やかだが、本来はもうちょっとひっそりした神社なのではないかと思う。
参拝を済ませ裏手に出ると小川を挟んでの小道があり、紅葉のプロムナードのようになっている。盛り、と言うにはちと早い感のある紅葉だが、青葉が残っているのもそれはそれで紅く染まった葉とのコントラストが余計に引き立つようで、これはこれで悪くない。地元の写真師たちが三脚を持って撮影に忙しそうだったが、それに混じらせてもらってちょいと撮影してみた。

●小国神社の紅葉
その1 その2 その3 その4 その5

杉の木立から漏れる陽射しに、青葉と紅葉が映える。
じっくり紅葉見物していたら、石松の墓に回ってる時間がなくなってしまったw
つか、ここからまた1つ山越さなきゃならんのだもの…
ごめん、ガッツ(違)。

さて、帰りは森の町へ向けて山を越すことはせず、神社から小川に沿って一度遠江一宮駅方面に出てから、円田駅の前を通って山裾を回り込むように駅へ戻る(森町地図)。たぶん距離は倍くらい掛かったと思うのだが、坂道がないだけ疲労度は半分くらいのもんでした。つか、最初っからこっち走ればよかったw
道すがらの農協の直売所で、美味しそうだったので昼飯用に「四色コロッケ」と言うものを買う。上着を脱いで下り坂をサーッと流すと、冷たい空気が肌に気持ちいい。自転車乗る事なんか最近なかったから、こんな感覚は忘れていたよ。駅に着き、初老の駅長に自転車を返すと「あや~、もう帰って来たンけ?」とまた驚かれるのだが(笑)。

次の下り列車は天竜二俣行き。待ち時間は約40分程ある。
けだるい暖かな陽射しが待合室に差し込む。小春日和とはこのような日の事を言うのだろう。一息付いた所で、待合室で持って来たおにぎりとコロッケで昼食。四色って何だと思って食ってみたら、ミート・カボチャ・ベジタブル・カレーで四色でした。
静かな眠るような昼下がりに、初老の駅長が「ほんにええ日だねぃ」と呟くように言った。静寂を破って「カン・カン・カン」と言う上り掛川行きの接近を知らせる警報音が鳴る。駅長はやおらホームに立って、4~5人の乗客が列車に乗り込むのを確認すると、運転士と軽くにこやかに挨拶を交わすのもほのぼのとした光景だ。おそらくいつものように列車を見送っただけなのだろうが…

時間があるので、駅の中を改めて見て回る。
何とも典型的な田舎の小駅と言う感じなのだが、今ではあまり見かけなくなったホーロー引きの縦型の駅名票といい、駅舎の渋茶色に侘びた感じの柱といい、ホームの切り欠きから下りホームに渡る所なんかも味わいがあるというか、ほど良く素朴な感じがいい駅だと思う。
下りホームのベンチに座って列車を待つ。「カン・カン・カン」と警報音が鳴ると、やはり駅長さんは同じようにホームに立って、青空の下で列車の接近を見つめていた。

さて、再び天浜線の旅。
円田、遠江一宮、敷地、豊岡、上野部と丘陵地に茶畑が広がる風景を見ながら、天浜線の中心にある天竜二俣駅に到着。この列車は天竜二俣止まりなので乗り換えをする事になる。この駅には天浜線の車庫があって、何と蒸気機関車時代からの円形のターンテーブル(転車台)と機関庫が現役として頑張っている(写真の奥の屋根が機関庫)。国の有形文化財指定だそうだ。
…実は、見学なんて出来ないだろうと思ってスルーしたのだが、どうやら普通に名前を書けば見学できたらしい。HPに載ってないんだもんなあ。沿線の観光案内もいいけど、自分たちのその魅力をもっとアピールせにゃ…帰ってからその事実を知り、もったいない事をしたなあと思うとともに、また行かなければならない理由が出来たw

ここから新所原行きに乗り換え。さらに西を目指す事にします。
続く。
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あおあお あきぞら てんはません

2007年11月25日 10時27分58秒 | 日常
(画像:掛川駅時刻表)

昨日は、天竜浜名湖鉄道に乗って来ました。
関東近郊のローカル線もあらかた乗った感じなので、遠征してみましたw

それにしても、「天竜浜名湖鉄道」って名前長いですよね。ちなみにルー大柴だったら、「ヘブンズドラゴンビーチネイムレイクライン」と言うのかもしれないが。余計長いわ。地元民は略して「天浜(てんはま)線」と言ってるらしい。なんだか高級天ぷら店みたいだな。築地辺りにありそう。

さて、そんな「天浜線」は、しぞーかけんの東海道本線掛川駅から浜名湖の北岸を回り、静岡県西端の新所原駅で再び東海道本線に接続する67.7kmのローカル線。元の国鉄二俣線が国鉄民営化に伴い第3セクターとして生まれ変わったものであります。
元はと言えば掛川から東濃の岐阜県恵那に向けて作られるはずだった路線ですが、次第に軍事色が濃くなる昭和15年に現在の形で開通しました。これは、浜名湖の入口を渡る東海道本線の鉄橋が爆撃された場合の輸送手段を確保するためのバイパス的役割を持たせるためだったのだとか。実際、当時の浜松市は日本楽器(ヤマハ)を始めとする工業都市であり、国鉄浜松工機部(現在のJR浜松工場)を抱える交通の要衝でありました。

朝4時に起きておにぎりを作り、4時半に出発。横浜町田IC~沼津ICまで深夜割ワープ。そっからはおなじみのR1だ(ちなみに沼津市内の西添町交差点にて40,000km達成)。静清BPと藤枝BPで朝の渋滞にハマってしまったが、自宅から4時間半で掛川到着。掛川城を模した市営駐車場に車をデポし、掛川駅へ。駅前のフリーハンデ換算だと、白子駅以上近鉄四日市駅未満と言う感じ(笑)。新幹線停車駅ですが、閑散としたもんです。
天浜線の掛川駅は駅のはしっこにある。だいたい自分が好んで乗るようなローカル線は、駅のはしっこにくっついている場合が多い。春に乗った岳南鉄道とは違い、本社併設の駅ビルでまあまあ立派。出札口でフリーきっぷを購入。さすがに70km弱の路線なんで、1,800円とお高め。新所原まで通しで乗ると2時間掛かる(東海道線だと1時間)からねえ。

時刻表を貰い、誰も居ないホームに出てみる。
う~ん、これも岳南鉄道の吉原駅ホームとかぶる。確かに同じ県内なのかもしれないけど。「いま出てったばっかだおぅ。次は…39分!」と駅員のオッサンが声を掛けて来た。しばらくホームで所在なげにタバコを吹かしていると、ほどなく折り返しの新所原行きが到着。東海道線からの乗り換え客もちらほらと集まって来た。このTH-2100型は平成15年製の新型ワンマン気動車で、国内気動車シェアNo.1の新潟トランシス(旧新潟鐵工所)謹製。車内も新しくてきれいだし、快適な車両である。

時刻となり、「ピュー!」と言う甲高い汽笛を鳴らして列車は掛川を発車。
東海道線の線路から天浜線はプイっと分かれ、進路を北西に取って進み出す。まずはこの列車で遠州森駅まで行ってみよう。掛川市役所前、西掛川、桜木までは掛川の市街。車窓には量販店や車のディーラーなどが並ぶのだが、いこいの広場、細谷、原谷と進むにつれて田園風景と里山の中を走るようになる。明るい青空の下、秋の青空の下、凡庸としか言いようがない枯れた田畑の風景の中を進む列車は、新しいせいもあってディーゼル特有の出足のかったるさもなく、揺れも騒音も少ない。いい乗り心地である。眠くなって来るな。
原谷駅で下り掛川行きと交換。かぶり付きに陣取る子供が手を振るのに、高校上がりと言った感じの気の良さそうな茶髪の兄ちゃん運転士が思いっ切り手を振り返して来るのも微笑ましい光景だ。車窓からも、手を休めている茶畑のバアさんが列車に向かって手を振る光景が見られた。地元の生活に溶け込んだローカル線らしい「ゆる~い」空気が流れている。

原田と戸綿の間で低い峠をトンネルで越え、太田川を渡って遠州森駅に到着。広角で撮ったからやたら収差が出てる画像でスマソ。ここで途中下車し、ちょろっと観光をしてみようかなと。「遠州の小京都」と言われる静岡県周智郡森町は、あの「森の石松」のふるさと。遠州森駅は駅前の赤ポストも懐かしい風情のある木造の駅舎。ここのみならず、天浜線では全線に渡って比較的国鉄当時の駅舎が良く残されているイメージを受けました。
駅にレンタサイクルがあると聞いて、一人しかいない初老の駅員さんに尋ねると、何故か驚いたような顔をして駅の裏の物置から自転車を持って来た(笑)。あまり借りる人いないんだろうなあ。1日300円と値段もリーズナブル。近在の名所を訪ねると、森の石松のお墓がある「大洞院」と、紅葉の有名な「小国神社」があると言う。とりあえず駅前からキコキコと漕ぎ出し、その2つを回ってみることにしましょう。

駅前から漕ぎ出して「小国神社」の看板を頼りに進むが、いきなり坂道でへこむw
自転車は6段変速の新しいものなのだが、足に容赦なく乳酸が…
高校生時代は山坂を30分掛けて通っていたんだがなあ…
この程度の坂道でも、すんげえ腿に応えるんですけどw
その当時と比べて落ちた体力と増えた体重を痛感するひととき。ツール・ド・森町すらこなせない自分には、隠岐は無理だと思う(笑)。駅から山二つ、3.6km程度の道のりをゼイゼイ言いながら何とか漕ぎ切って、25分程度で小国神社へ着いた。
汗だくなんですけどw

「小国神社」の読みは、「おくに」と濁らない。
知名度は少ないが、由緒正しき遠江国の一の宮。
そしてこの時期は紅葉の名所。
天浜線にも「遠江一宮(とおとうみいちのみや)」と言う駅があります。

この「遠江(とおとうみ)」と言う旧国名の由来は、都(京)言葉で琵琶湖の事を「淡海(あはうみ)」と呼ぶのに対して、浜名湖を「遠淡海(とほつあはうみ)」と呼んだ事にちなむ。遠い琵琶湖って事ですか。琵琶湖と浜名湖はちょっとどころかだいぶ違うんだけど、まあ昔の人の言語感覚だからねえ。そもそも浜名湖、淡水じゃないし。
まあ、そんな「とほつあはうみ」がとほつあはうみ→とほたうみ→とおとうみ(遠江)となった訳でして。ちなみに淡海(あはうみ)は、あはうみ→おうみ(近江)となって、これも現在の滋賀県の旧国名になってますね。なんかの地理の本で読んだ受け売りの知識だが。ですから、「淡水」の語源も琵琶湖です。

さて、ウンチクが長くなったが、この文も長くなったので一旦続く。
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秋の青空に包まれて

2007年11月25日 00時37分20秒 | 日常
(画像:TH2100)

予告通り、ローカル線の旅に行って来ました。
ホントに今日はいい天気だった。
疲れたので、詳しい事は明日のブログで…
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