グランド牧場の持ち馬だったっけかな??
山小屋氏、グッピー氏と立て続けに北海道詣での話を聞き及ぶにつけ、ふと自分を振り返ってみるともう三年近く北海道に行っていない事に気づく。もう何回目の渡道か分からないグッピー氏に至ってはもう行く場所もあまりないのではなかろうかと思われるのだが、まあ行けば行っただけ落としたものが見えて来るのが旅と言うものだろうし、それだけ北海道ってのは奥が深いと言う事なのですかね。
最近は二年連続で夏休みを直前の人事異動でご破算にされている。実を言うと去年の6月辺りに行く予定だったのだが、ヨメさんが妊娠してしまってやっぱりご破算になった経緯があるんだよねえ。そんなこんなですっかり北海道とは縁遠くなってしまった。やっぱ基本飛行機って場所は、思い立ったが吉日型の私のような人間には敷居が高いのかもしれぬ。そんな事言ったらどこへも行けないんだけどね(笑)。
北海道の話が出たところで、ふと思い出すのが小学校の図書室で見た一冊の写真集。
ほら、先生が出張かなんかで授業が自習になった時なんか図書室で読書、みたいになる事ってあるじゃないですか。
そんな時に手にした一冊の写真集の事を思い出すのですね。
その本は、タイトルは忘れてしまったのだが…ハードカバーのムック本?みたいなヤツでして、北から南まで日本の鉄道が走る風景を収めた写真集みたいなものだったんだよね。んで、その「北海道」のページに掲載されていたのは、広大な緑の湿原の中を大きな川に沿って小さな国鉄型の気動車列車がトコトコと走って行くと言う風景でした。写真の隅には「別寒辺牛川の湿原を行く」と小さな説明書きが添えられていて、まあ仕方ないんだけど当時の自分は「別寒辺牛川」が読めなかったのだが(笑)、それはさておいても日本離れした北海道の大自然の中を行く鉄道風景に、小さいながらも物凄く心を打たれたんですよねえ。
その後、その川の事を「べかんべうしがわ」と読む事を知り、そしてそれは根室本線の厚岸~糸魚沢間で撮られたものであり、厚岸湖に連なるように広がる別寒辺牛湿原の中を走るその風景は、その手の人なら誰でも知ってる有名な撮影ポイントと言う事も知った。どんな風景か気になる人は「別寒辺牛川 根室本線 撮影」あたりでぐぐればよろしいかと思うのですが。さすがに人様の撮った写真を直リンでここに置くほど度胸はないのであしからず(笑)。
子供の頃に衝撃を覚え、憧れさえ覚えたあの風景。大人になった今ならちょっとやる気を出せば行けるだけのカネは持っている訳で、そろそろ憧れで終わらせたらつまんねーんじゃねーの?とこの歳になって再び目覚めてしまった鉄ヲタの血が騒ぐのであります(笑)。
行ってみたいねえ。
行けるかねえ。