(春色浮かべて@大岡川)
緊急事態宣言が出ても休業しない業種なので、テレワークもせずに毎日会社に通っています。ここまでウイルスが世界に蔓延すると、半年くらいでは簡単には収束しないなと思うと同時に、このウイルスの先にある人間社会にどのようなパラダイムシフトが現れるのか想像も付かないですね。この目に見えぬ戦争の結末を見守るしかないのでしょうか。
春色の名残りを浮かべながら流れる大岡川。今年の桜はここだけで終わってしまいましたな。
(春色浮かべて@大岡川)
緊急事態宣言が出ても休業しない業種なので、テレワークもせずに毎日会社に通っています。ここまでウイルスが世界に蔓延すると、半年くらいでは簡単には収束しないなと思うと同時に、このウイルスの先にある人間社会にどのようなパラダイムシフトが現れるのか想像も付かないですね。この目に見えぬ戦争の結末を見守るしかないのでしょうか。
春色の名残りを浮かべながら流れる大岡川。今年の桜はここだけで終わってしまいましたな。
(こんな時代に、春をお届け@黄金町~日ノ出町間)
今年の桜は、歴史的な暖冬という事もあり3月20日頃に開花しました。あまりにも開花が早かったもんだから、「こりゃあ長いことは持たねえなあ・・・」なんて思っていたのですが、東京に満開宣言が出た後の週末に首都圏を襲った時ならぬ雪。そして、その前後に気温が上がらない花冷えの日が続いたせいで、桜の花びらは比較的長持ちしたような気がしますね。なんだかんだ見頃は2週間くらいあったのかなと。今年の桜は自粛の桜ではありますが、人間の世界の混沌をどこ吹く風と咲く満開の桜に、ひと時の心の安寧を貰ったような気がしました。
大っぴらには愛でる事も出来ず、花見の宴もなく、例年であれば無数の屋台が並んでいたはずの大岡川の春。真っ赤な電車が行き交うハマの街中の高架線に、見てくれはちょっと変わった形をしているけど、なんだか懐かしい顔つきの車両がやって来ました。事業用電動無蓋貨車・デト11。新幹線がドクターイエローなら、京急はこれが幸せの黄色い電車。混沌の春に、心ばかりの小さな幸せを配給します。
(黄華乱舞@京急品川駅)
山を染める赤い紅葉も素晴らしいと思いますが、街を染めるのはイチョウ並木の黄葉。品川駅前を通る第一京浜の見事なイチョウ並木は、駅から札ノ辻橋の方までずーっと続いていますが、これをホームから美しく眺められるのは京急の品川駅。東京都の木でもあるイチョウが、初冬の陽射しにキラキラと輝くその姿。暦を見ればもうあと一ヶ月もしないうちに令和元年が終わってしまいますが、明けて令和二年の正月早々には、この品川駅前の第一京浜を箱根に向かうランナーたちが走り抜けるのかと思うと、季節の移ろいの早さをヒシヒシと感じてしまいますな。
八ツ山の橋ですれ違って行く1000と2100。そう言えば、カメラを持って構えて撮るのは何だか久しぶりの京急である。今年の京急を振り返ると、車両設備の面では、2018年の2100形に続いて、2019年は800形が消えました。4ドア車が淘汰されて2ドア3ドアで固まりましたので、駅にもホームドアが積極的に導入されています。品川の駅も、ホームドア代わりの柵が設置されて、駅撮りは非常にしにくくなりました。そうそう今年の京急で忘れちゃいけないのが秋口の神奈川新町での衝突事故なんですけど、色々と当時の事象が明らかになるにつれ、随分と京急には旗色の悪い話になってしまっているようです。
黄金の輝きに頬染めて入線してくる600形の青砥行き。事故以降、現場付近では徐行運転(主に下り列車)を入れているようですが、乗ってる限りでは相変わらず吊革に掴まってないと吹っ飛ばされそうな、反省のない走りを見せてくれていた(笑)。品川~横浜間の爆速走行って京急のアイデンティティみたいなところがありますからねえ・・・特に新町~子安で普通をブチ抜いてからの京急川崎までのスピード感と言ったら(驚)。障検が感知して非常発光してもEB使わないで常用で様子見ちゃうの、そりゃダメなんだけどあの走りを見てたら納得しかない。安全とスピードの両立という二律背反な課題を持った京急の年の瀬です。
1編成しかない整備公団線所有の9200系。レア編成が印旛日本医大行きで登場です。ところで京急品川のイチョウ並木の黄葉ですが、年ごとに出来の良し悪しがあって、去年と一昨年は台風に巻き上げられた海水による塩害で葉がしおれちゃって、パサパサと色付く間もなく散ってしまってまーったくダメだった。今年は猛暑にも台風にも当たったけど、とりあえず結構よさげ。季節の移ろいは毎年の事ではありますが、それでも当たり外れが出るのが自然の摂理。
明日からも、平日の朝は通勤客でごった返すであろう品川駅のホーム。目の前にこんな素晴らしい景色が広がっているとも知らずに、みんなスマホを見ながらJRへの乗り換え改札に消えてしまうのであろうか。師走ご多忙のところ誠に恐れ入りますが、何とも美しく色付いた高輪の金屏風、一寸くらいは眺めて行ってもよろしかろうかと存じます。