青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

ずーっと気になっている事

2008年02月28日 22時27分20秒 | 日常
家に帰ると、だいたいNHKのニュースを見ていることが多い。
で、ずーっと気になっている事がありまして。

それは、スポーツコーナーでの「まずは大リーグです」と言う一言。
もう、この言葉一つに「日本のプロ野球蔑視」と言うNHKのスタンスが凝縮していると思う。
いや、確かに日本で功なり名を遂げた選手が海を渡って活躍していると言う事を否定はしませんよ。
ただ、何で大リーグが先なのかなと。
そんなにニーズあるのか、BSの大リーグ中継。

だいたい、チームの勝ち負けは後回しで、団体競技たるべき野球と言うスポーツの見方が「日本人選手が活躍したかどうか」ってのは、あるべき野球の見方の本質に反していると思うのですよ。それって、「西武に15-2で負けちまったけど若手期待の初芝が打ったからいいや」とか、「今日も先発の伊藤優が西武打線に2回持たなかったけど、珍しく井辺が3回無失点だったからいいや」と文化放送ライオンズナイターの流れるラジオを放り投げてフスマに向かって独り言言ってる昔の俺みたいなもんじゃないですか(笑)。

色々言われるけど、NHKは野球中継に限らずスポーツ中継に力を入れているとは思う。休日の午後に楽天VSオリックスとかを17時45分まで延長してくれる地上波の放送局はない。

それだけに、もっとニッポンのプロ野球に目を向けて、ボトムアップして欲しいと思うです。
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南国土佐を後にして

2008年02月26日 22時40分17秒 | 日常
最近はスポーツ新聞を購入する事すらあまりないので、ホント情報と言うものに疎くなっているのだが、大井の内田博幸がJRAの試験に受かって、今週から中央で騎乗するらしいねえ。
まあ、南関で年間400も勝ち続けている現状を見るともう南関でやり残した事はないだろうし、正直大井とは言え衰退を続ける公営競馬の行く末を案じて、と言う意味合いも含まれてるって事かな。ウデは確かなのはみんな知ってるし。

安藤勝己が先鞭を付けてからは、なし崩しに公営の達者な乗り役がJRAへみーんな流れ込んでいるのだけど、今回は高知の鷹野なんつーマニアックな騎手が合格していると言うのが意外。名古屋の吉田稔なんかあんだけ何度も受験しても受からないのに一発合格ってのはどんな奥の手があったのだろうと私のような下衆は勘ぐってしまう(まあ、吉田稔はここまで受からないのだから何か根本的に「ダメ」な事があるんでしょう)。確かに鷹野、高知では乗れる騎手だし2000勝もしてるんだけど、細かく公営競馬を見ている人しか知らないでしょ。「中央競馬で一回も乗った事ない」らしいし。大丈夫か鷹野(笑)。
ただ、高知ってもう削れないくらい賞金削られて労働環境は酷いらしいからなあ。鷹野の代表的なお手馬マルカイッキュウが勝った1998年の高知県知事賞(高知の有馬記念みたいなの)は1着賞金が1000万出てました。去年の高知県知事賞、1着賞金135万になりました。この10年で公営競馬はこんなにダメになっちゃったんですよ、と言うサンプルケースであり、いい面の皮だ。そんな高知を離れ、斜陽と言えども花のJRAの一員となった鷹野。まさに「南国土佐を後にして」と言う感じだろうか。

安藤勝己とか岩田とか、公営からやって来て成功してる連中と言うのは「しょせん外様だ」と開き直ってるのかカネのニオイのするするレースだと多少荒っぽくても馬ぶっ壊しても持って来るタイプが多いわな。基本的に公営の乗り役らしいヤリヤラズがあるから波はあるけど、くわえて来る賞金は多いもんなあ。たぶん相当嫌われてると思うけど…どっちも勝負掛かったら馬へのハミのかけ方がキッツイもんなあ。特に岩田なんかゆっるーい長手綱から一気にハミ掛けて、馬の首もげちまうよってくらい追って来るしw
逆に、園田の帝王として君臨した小牧は何であんな影が薄くなってしまったのでしょ。中央に入ってからは遠慮した追い込み一本でしょぼくなっちまったは勿体無い。園田時代は岩田より全然格上だったと思うのだが…園田の曽和先生は相当厳しい人だったらしいから、いい意味で躾けられた常識人なんでしょうねえ。彼は。アンカツとか岩田とか、ああいうキ●ガイみたいな目をした人達とはちと違う(笑)。

鷹野は関東の二ノ宮厩舎に世話んなるそうなんで、これから目にすることもあるでしょうが、二ノ宮の主戦にはあの鷹狩り好きな大先生(笑)もいらっしゃいますから、狩るか狩られるかが成功の分かれ道でしょうねw
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32年前の今日は何の日

2008年02月24日 22時21分21秒 | 日常
(画像:貢物)

本日付で32歳になりました。

誰も祝う人間が馳せ参じないので、「金谷ホテル特製地ビール」を手土産に実家へ出掛けて無理やり祝わせました(笑)。このビール、ちと高いが香ばしさと甘味があって実に美味い。エビスビールの味と香りを濃縮させて、穀物由来の麦の甘味を付け加えたような味がするのです。

今更誕生日だと言って特段何にも変わらないので、今後とも一つよしなに。
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おとなの週末

2008年02月23日 23時33分29秒 | 日常
(画像:中禅寺金谷ホテル銘板)

新しい一眼の撮影試験を兼ねて、昨日から一泊で奥日光へ。
日光では伝統と格式を誇る名門・金谷ホテルグループの「中禅寺金谷ホテル」に宿泊してみた。
自炊一泊4千円の旅も楽しいが、たまにはこういう旅もいいと思って(笑)。

「金谷ホテル」と言えば箱根は宮ノ下の冨士屋ホテルとタメを張る伝統ある高級ホテルで、普段なら諭吉さん三枚とサヨウナラする覚悟が必要である。しかし、冬季&平日と言う完全なるシーズンオフなので今の時期はリーズナブルな値段なんだよね。平日休みならではの効能を最大限に活かしてみました。
本家の金谷ホテルとは違って、中禅寺の金谷ホテルはログハウス風のいわゆるリゾホであります。マッカーサーだの宮家だの、いわゆる「やんごとなき方々」が宿泊なすったホテルですから、フロント兼ロビーからして品のいい感じですわな。チェックインから従業員の接客と言うのもこれが高級なんだなあと思わせる「爽やかな慇懃無礼」と言った感じのうやうやしさがあるねえ…。

今回は宿がメインなので、さっさとホテルに入ってチェックアウトまでのんびりしてました。
通された3Fの部屋は全室中禅寺湖が見える南向き。バスとトイレは別々に部屋に用意されているが、正直トイレも風呂も四畳くらいあって無駄に広い(笑)。ベッドはスプリングが利いていて布団はフカフカ、ベッドの上には固い枕と柔らかい枕の二種類が用意されていて、個人の好みに細かく配慮しているあたりが憎いねえ。

早速部屋のウッドデッキでコーヒーを飲みながら一服してみたりする。恥ずかしいが、「おとなの週末」みたいなプチブル雑誌の紙面を地で行くような行動だな(笑)。ゆっくりと変わる雲の流れを見つつ、体が冷えて来たので温泉。白濁色の湯に浸かりながら中禅寺湖と暮れて行く空を眺めてみる。日光湯元温泉からの引き湯で、硫黄の匂いの濃いサラサラとしたお湯であります。
夕食はダイニングルームで地ビールを傾けて、ゆっくりと運ばれる料理を味わってみたり。何と2月2回目のフレンチ(笑)。どうした、俺。オードブルの日光湯葉のサラダを食べながら、「醤油が欲しい」と言うのをじっと我慢。虹鱒のムニエルのキノコソースが美味しく、メインの牛ヒレ肉のステーキは根気良くタマネギを炒めて作ったソースが美味しい。タマネギの旨味が凝縮してますね。

夕食後は、ロビーにある赤々と燃える暖炉の前でワイン飲みながらトロトロと過ごしてみたり。シンと静かなロビーに、パチパチと薪のはぜる音がする。炎っていいね…眺めていると心の落ち着くものです。人が闇を畏怖し、その闇に打ち勝とうと編み出したのが火であるらしいが、古代より人間のDNAには、火の暖かさとかやわい明るさが恐怖を打ち消し、心を静めると言うメソッドが刷り込まれているのだと思う。ちなみにこの暖炉は3Fまでの吹き抜けになっていて、そのおかげで館内は柔らかく暖かいです。

寝る前の露天風呂。宿泊客は確かに少なかったが、温泉はいつ行ってもきちんと湯桶と洗面道具が片付けられていた。とにかく微に入り細に入り行き届いているサービスと、シチュエーションの作り方の上手さって言うのが高級ホテルなんだなあと感じ入った次第。少し酔い加減で眠った後に目が覚めて真夜中のウッドデッキに出ると、月明かりに照らされた中禅寺湖が静かに凍って行く様子が見えた。だいぶ西に傾いた月から推測するに午前3時頃と思われるが、半分寝ぼけていたので判然とはしない。

翌朝、朝食前にぶらりとドライブ。
晴れ上がった冬の奥日光の見事なことと言ったらどうだろう。
正直、新しい一眼の試験にはもったいないくらいだった。
一本しかレンズ持って来なかったのは不覚としか言いようがない。

雪と氷の中をすべる竜頭の滝。紺碧の青空の下の戦場ヶ原。戦場ヶ原の湿原の中の潅木やススキが霧氷を纏い男体山をバックに輝けば、奥日光最奥の湯ノ湖はほぼ結氷し、僅かに日光白根を湖面に映すのみ。
冬に笑う奥日光、そんな中で金精道路だけは、静かに春の訪れを待っていました。

思わず愛車と記念撮影
こう見ると、冬に映える色だよな(笑)。
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世代交代

2008年02月21日 13時26分44秒 | 日常
(画像:継承式)

「おまー残業過多&有給消化しなさ杉」
と言う訳なので、今日と明日強制的に会社を離れさせられました。
うららかな天気の平日休み何をしようと考えてはみたものの、結局夕べに後輩とガッツリ飲んでしまったために二日酔い気味で頭が回りません。

朝はきちんと定時に起床し掃除と洗濯を済ませ、フトンを干してから町田のヨドバシへ。かねてから検討していたデジ一眼の後継機種選定。
平日の午前中の売り場は閑散としたもの。フロアの担当者をとっ捕まえて話し込み、雑談を交えながら値段交渉。「予算としてはここまでしか出せんが、もう一声くれるならキャッシュで払う」と言う定番の値切りで「限界価格(担当者談)」よりさらに3%引いてくれたので、心意気に乗らせていただいた。
さすがにカカクコムみたいなのを引き合いには出しませんでしたよ。通販値段と店頭値段は比較するのは申し訳ないしね。ポイント還元を考慮すればカカクコムの最安値よりは上へ行くし。

後継機はNikonのD80です。
細かいスペックはそこまでヲタじゃないんで詳しい人に譲るけれど、とりあえず現機のD50の6.1メガピクセルから10.2メガピクセルへと画素数が上がっているし、何と言ってもフォーカスエリアが広い。ファインダーも大きく見やすいし、撮影した後の立ち上がりなんかは断然速い訳でして…
ちょっとシャッターのキレが緩い(軽い?)のだけは気になるが、Nikonの中級機として開発されているだけにレビュワーの評価もそこそこの様子。あと、機能的にD50と同じような造りになっているのでいちいち操作を覚え直す必要もないかなと(←これ重要)。
上級機の型落ちと言う事でD200も考えたんだけど、いかんせん持ち歩くには重いしそもそも記憶媒体が異なる(D50はSD、D200はコンパクトフラッシュ)のでメディアを追加購入しなければならんので、結局は無難な選択に落ち着いた感じ。スペックに拘りすぎるとろくな事はない。使いやすさが一番でしょう。「撮ってナンボ」だ。

と言う訳で、今まで皆様に様々な画像を提供したD50が今回の後継機投入によりほぼお役ご免になりそう。私と様々な場所に行きながらも別に何も壊れてないし、ファインダーのゴミが多少目に付くくらいで充分に使えます。バッテリの持ちも全然問題ないのだが、後継機とは惜しむらくはバッテリの互換性がないので…
予備機として置いておいてもいいんだろうけど、押入れでホコリかぶらせてもしょうがないので、もし「使いたい」と言う方がいらっしゃれば購入時のレンズ付きでお譲りします。メディアだけ買って下さい(笑)。

希望入札価格は特にナシ。
結構愛着があったんで、すぐにヤフオクとかに出したりしない人希望w
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