青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

ヤマトナデシコ七変化

2011年09月25日 22時04分26秒 | 日常

(画像:こんぐらちゅれーしょん)

日本三大JAPANとしては、原JAPAN、岡田JAPANをとうに超え、あやまんJAPANに至っては20万光年のかなたに置き去りにしてしまった感もあり、今年の流行語大賞、確実に入って来るであろう「なでしこJAPAN」。そのうちの3人が私が住んでいる神奈川県の県央部のとある市の出身らしく(隠してもしょうがないけどw)、先々週だったかいつも配られている市の広報に、我が街の出身である三人に表彰を行い、記念に凱旋パレードを行うと言う事が書いてありました。その話をヨメさんから聞いた私は「ふ~ん」ってなもんだったんですが、事あるごとに「ちょっと興味があるんだよね~」とアピールをして来たんで結局行ってみる事になりました(笑)。これが女性特有のミーハー気分と言うものなのか。つーか自分だけだったら絶対行ってないw

小田急江ノ島線のとある駅前(だから隠してもしょうがないけど)にしつらえられたステージ、思いっ切りタカをくくってセレモニーの10分前に行ったのだが、いつもの日曜の昼下がりなら閑散とした中を神奈中のバスが出入りするだけのバスターミナルが人山の黒だかりもとい黒山の人だかりで、正直なでしこ人気ナメてました(笑)。なんか話によると最前列系は朝6時とかに来てたらしいのだが、そこかしこで「報道」の腕章付けてテレビカメラがウロウロするわ、駅前のマンションの非常階段から報道と思しきカメラマンがロシアの国境警備隊よろしくバズーカで獲物を射止めんと狙ってるわで殺伐としております。南林間なんて江ノ島線の中では長後とおんなじ快速急行に見捨てられた田舎駅だと思ってたのに!まあ向こう50年間南林間の駅前がこんな大騒ぎになる事はないだろうが(笑)。



駅前で突っ立ってても人の頭の後ろしか見えないので(子供もいるし)、とりあえずパレードやるっつーから商店街の方に回って待ち構える。商店街は隣の駅まで600m、どこもかしこも人だらけ。なんかここまでフィーバーしてるとこっちも気分が盛り上がってきちゃって、誰がどんな選手かよく分かんないけど70-300の長玉構えて戦闘モード(笑)。カシオペアがゲッパ牽引で雪晴れのヒガハスを走ったらこんな風になるのだろうか。鉄ちゃん用語が多すぎて分かりませんよね、ええ(笑)。

   

え~と、左から川澄選手、上尾野辺選手、大野選手、だそうです(笑)。川澄さんだけ顔を知ってました。まあまあカワイイよね。と思ってたのだが接近戦に持ち込むと結構お肌にシミソバカスがありまして、まあ毎日日なたでサッカーやってりゃ仕方ないだろうなあ~と。お肌のケアは大事。川澄さんが弥栄西高校で、大野さんは栗原高校らしいっすね。「ヤエニシとクリコーなんだ!」と神奈川県央民であるヨメさんは一気に身近さを覚えたようです。しっかし大野さん黒いっす。顔をちぎって分けて貰ったら力が出そうな顔をしております。センショウダッシュとかに乗ってた頃の橋本広喜の顔を思い出したよ(笑)。ヤキソバ頭の上尾野辺さん、誰かに似てるなと思ってずーっと考えてたら、モーニング娘。をバックレた市井ちゃんに似てますね。そこはかとなく。川澄&上尾野辺に挟まれてるおっさんが我が街の市長・大木哲(さとる)氏。間違っても「セクスィ~セクスィ~セクスィ~ディナ~!」とか「東京の、真夏の夜にブリザードアッショ~!」とか言いません。

震災・原発・台風と日本中が天災人災に落ち込む中、国民栄誉賞まで貰ってしまった彼女たちの活躍は、間違いなく世間的には今年の日本の中の一番明るいニュースと認識されている出来事でしょうな。ヨメさんは大野さんに積極的に声かけをして返事を貰ったそうで大喜び。朝早くから起きてテレビ見てたもんね。良かったね。

ヤマト・ナデシコ七変化 絵になるね 極めつけ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

衷心賜る

2011年09月24日 23時24分35秒 | JR

(濁流を駆ける@谷峨~山北間)

人間ドックも無事終了し、上がって来た数値を見ながら医者にこんこんとご衷心を賜って来た。まあ35年も生きていれば言われるのは覚悟してたけど、特にγーGTPとコレステロールが高いそうな。そんなに酒を飲む訳ではないんですけどね~って言ったんだけど、要するにもう肝臓に脂肪が付いちゃってて数値が落ちないんだって(笑)。医者に「イヤかもしんないけど、薬飲まなきゃ下がんないかもしんないですね~」とか諦め顔で言われてしまった。あと禁煙ね。ドーミャクコーカだのノーコーソクだの散々脅かされたが、夕飯に思いっ切り寿司食った(笑)。コレステロールの固まりみたいな魚卵系はいけない事だとわかっていても、イクラはうめえw

台風が過ぎ去ってすっかり秋の空気に入れ替わった感のある御殿場線界隈。ちょっと秋の雰囲気を見つけに行ったのだが、田んぼの稲穂は風で倒れ、モヤッとした雲に覆われて富士山も見えませんでした。線路際にちょこちょことススキや彼岸花が咲いてはいましたがね。並行するR246も駿河小山の付近で土砂崩れで通行止めになってたし、先日の15号は久し振りに恐怖を感じるホンモノの台風だったよなあ。河原に流木の散乱する酒匂川橋梁、台風の爪痕を感じる濁流逆巻く中をあさぎり6号。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どつく前

2011年09月23日 14時15分54秒 | 日常
タイトルと本文は…多少関係あるか(笑)。
あ、函館行った事のある人は分かるかもしれないけど。

「人間ドックって何だ?人間をパンで挟むのか?」との名言を残したのがこち亀の両津巡査長でありますが、えー、明日初めて人間ドックを受ける事になりまして、今日は午後8時以降は飲食禁止令が出ております。普段の平日なら午後8時なんて余裕で会社にいる時間なんで、確実にメシなんか食ってる暇はないので前の日が休みで良かった。病院から事前に説明書が届いていたのだが、内容をあんまり読んでいないので後で読まなければ。

とりあえず前の前の日から二日間で「朝のオツトメの時に便を取って下さい」とあり、小さな試験管みたいなのが同封されていたのだが、実際やってみると難しいものですな(笑)。つか、朝のオツトメの時間って自分はそこまで一定してないんで、昨日は会社でオツトメ中にオツトメをしたのだが(ややこしいなw)、投下物から採取をするのが望ましいのか拭き上げ時の残存物から採取をするのが望ましいのかそこんとこ良く説明してもらいたい。結論から言うと投下物採取法は和式でしか採れない事が分かったのだが…洋式だと投下物が水没してしまうのでねえ。さすがに水没した投下物をサルベージするのは無理でしょ(笑)。
と言う訳でオツトメしていた昨日は和式なので投下物採取法、本日は洋式の自宅だったので拭き上げ時採取法を採用したのだが、投下物採取法は採取は容易なんだが「オメー何食って生きてんだよっ!」と突っ込みたくなる程の嗅覚的被害を生じる。まあ人間なんて色んな物食って生きてますからね。自分の業の深さにほとほと参るのでありますが。また拭き上げ時採取法は嗅覚的被害は大した事ないものの、通常と同じようにやっていては適正な採取量を確保出来ない悩みがありまして、そこはどうするかと言うと、なんつうか…力の入れ加減で切るタイミングを余すと言うか、ね(笑)。なんか書いててアホらしくなって来たが。

とりあえず今日はどつく前。
バリウム胃カメラなんでも来いやあ!と言う感じです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワンコイン博物館

2011年09月19日 16時24分06秒 | 東京急行
今週来週と三連休が続くのだが、直前までとてつもなく忙しかったせいで何の予定もなく。幸いにして天気も良かったのでどっか行こうと言う話になったのだが、最近自分たちが楽しむ事ばっかやっているので、たまには子供が楽しめる場所に行ってみよう!と言う事になった。子供が楽しめる=キャラもんか遊園地かって感じだが、その手の子供向け遊戯施設に行って高いカネ取られてクソ混みの中でウダウダするのってどうにも肌に合わない(笑)。ディ○ニーランドとか言い出したらどうしたもんかと思ったのだが、行く場所はこちら指定で構わないという事なのでひねり出したのがこちら。


電車とバスの博物館 東急田園都市線宮崎台駅下車徒歩15秒

最初はテッパク(鉄道博物館)とかも考えたんだけどねえ。子供連れて大宮遠いっす。昔みたいに万世橋なら良かったのに。昔はデントの高津の駅の高架下にあって、開館当時は良く行ったさ。宮崎台に移ってからは初めてだけどね。わざわざ三連休にこんなマイナーな場所に来る家族連れってのもそんなにいないっしょ。テッパクって入場料いくらか知らんけど、ここは大人一人100円だぜ!(ちなみに高津時代は10円だった記憶があるが)。

  

と、タカをくくって行ったのだが、館内は家族連れを中心に意外なほどに混んでいた…世の中の鉄道ブーム恐るべし。でもここは本当に子供のために親が付いて来た感じの家族連れが多くて、なんちゅうかテッパクだったら子供そっちのけで親の方が本気汁垂れ流してSLの転車台にかぶりついたりしてそうなんだけど(笑)、ここはそこまで煮詰まった感じの人はいなかったすね。8090系のシュミレーター、高津時代にもあった記憶があるのでそんなに変わってないんでしょうね。つーか8090系ってもう東急でもオールドタイマーなんですけど…5000系で作り直したりしないのかしら。

 

これは昭和30年代の高津駅の改札口を復元させたジオラマ。田園都市線も新玉川線も影も形もない。渋谷へはニコタマから玉電で行く時代でした。その代わりにニコタマから砧本村に行く砧線があったりして…東急で純粋に廃線になったのってこの砧線と横浜と桜木町の間だけだよね。ちなみに砧線の終点・砧本村駅は現在バスターミナルになってまして、その前に悪名高い駒大の玉川校舎があります(笑)。玉川校舎の思い出って学食が不味いって事くらいしかないですけど…その玉電に走っていたデハ200型、特長ある形の路面電車は玉電のシンボル的存在でありました。高津の開館当時から入口に飾ってありましたからね。イモムシとかペコちゃんとか言われてたらしいですが、実際は超低床構造を実現させるために当時の最新技術が投入された東急車両の意欲作であったらしい。今では館内の休憩室代わりになってまして、親子連れが弁当を広げていました。


オトーサンは懐かしものばかり写真に収めてしまうのだが、日本エアシステム時代のDC-10とかの模型もあります。今は日航に吸収されてしまいましたけど、東亜国内航空(TDA)時代から東急が大株主だったですから。、JASのレインボーセブン(B777)、全席設置のモニターがあって画期的だったっす。千歳線とか福岡線とかこれを狙って乗ってましたねえ。その隣のMD-81とか、2×2の細長いシートで特徴的な形をしてましたねえ。これに乗って正月の帯広競馬に行ったんだったけか(笑)。


HOゲージの巨大ジオラマ、新型車両に混じって昔の目蒲・池上線を思い出す緑色の3750型とか3500型。蒲田の駅なんかは乗り場に行くとこんな感じの冷房なしの緑色の電車が池上線方面と目蒲線方面からひっきりなしに入って来ては出発して行きました。昭和の時代の夏、東急全線のスタンプラリーをやった事がありましてねえ。乗換口の東急百貨店の冷房でクールダウンして、「キュート」と言うホームの喫茶店で飲んだコーラの美味さの思い出に懐かしさを覚えるオトーサンなのでありました。最近どこもやらなくなっちゃったけど、小田急・京王・東急は制覇したんだよなあスタンプラリー。なんかやたらと自分が懐かしがっちゃったけど、子供も結構模型とかシュミレータ見て楽しそうだったし、まあいっか。

安・近・短の典型的施設ですが、内容はそこそこ濃いワンコイン博物館、あります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋と裏切りと馬券ジジイ

2011年09月17日 15時43分27秒 | 日常
昨日、部下の若いのに呼び止められて、「ちょっとお話があるんですけど…」って言われたもんだから何だよ仕事の話かよ?って振ってみたら、「いや、会社の中で話すのもなんなんで…」と言うので昼メシがてら引っ張り出して外へ。また会社辞めたいんですとか言われたらメンドくせえなあなんて思いながら定食を注文して話を聞いてみると、

「最近、別れた彼女の事で悶々としちゃって、仕事が手に付かないんです」

女の話かよ!(笑)。
以下、野郎の話が長いので箇条書きにて状況を説明すると

1.同期入社の女性と交際していたが、半年前に色々あって別れた
2.別れた後ヨリを戻そうと何度も復縁を持ちかけたが上手く行かず
3.そうこうしているうちに相手に新しいオトコが出来てしまい
4.あまつさえそのオトコと同棲を始めたらしいと風の噂で聞いてしまった
5.その結果悔しいやら情けないやら嫉妬やらで毎日悶々としているのです

では本日はエッセイストのマドモアゼル・愛先生に来ていただいております…と加藤諦三に振られたくなる展開(笑)。

ひとしきりツラツラと喋ってから「別れた後ホントに好きだった事に気づいちゃったんですよねえ…」とか定食食いながら遠い目をしている部下。好きだったも何も相手に既にオトコが出来てる時点で詰んでるじゃねえかよくだらねえ!って思うのだが、本人もそれを承知で未練タラタラな訳ですね。なんかプチムカついたのでひとまず「まあ同棲してるんだったら新しいオトコと当然あんな事やこんな事をしてるんでしょうねえ…」と相談者を煽ってみる愛先生。んで、こー言う場合の適切な処置方法は知らないのだが、とりあえず北方謙三よろしく「ソープに行け!」って言ってみたのだが、「そんな事したってこの気持ちは晴れませんよッ!」ってマジレスされてしまった(笑)。まあ日本には「覆水盆に返らず」って言葉がありまして、もう無理な事、過ぎ去ってしまった事は取り返せないのと同時に、世の中には色んな人間がいるのだから、ご縁がなかったんでしょう。新しく好きな女が出来れば、お前だって別れた奴の事なんかきれいさっぱり忘れんだろうがよ!とも思うのだが。

相も変わらずメシを食いながら、別れたオンナの思い出を器用に胃から戻してモゴモゴと反芻している様はさながら牛のようで、「あそこで岡部のバカが差してりゃこんなボロ屋に住んでねえよッ!」と府中の東門通路下飲み屋でクダを捲いているオケラジジイどもと精神構造は大して変わらなく思える(笑)。まあコイツとオケラジジイと何が違うかって言えば、オケラジジイは一週間経てばそんな事はきれいさっぱり忘れて満面の笑みで1馬握りしめて府中に来るだろうが、コイツにゃあそう言う「懲りないタフさ」みたいなものが足りない(笑)。そう考えると、ウマ・フネ・チャリと期待してカネ払って裏切られる事を繰り返す公営ギャンブルと言うものは、人間を打たれ強くする精神修養のようなものであるのだなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする