青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

灼熱大阪3DAYS

2019年08月07日 13時00分00秒 | 大手私鉄(関西)

(大坂夏の陣@天保山ハーバービレッジ)

えー、先日の東海地区遠征から三週間。少し早めの夏休みをいただきまして、家族で大阪に行って来ました。今回は家族運用中心でしたけど、さすがに名古屋から先にクルマで行くのはかったるかったんで往復とも新幹線利用。オトナ子供の四人家族で往復するだけで、新横浜から新大阪って8万くらいかかるんですよね(笑)。なんとも贅沢な話だ。今回は先日入会したJR東海のEXカードを使って割引切符を購入したから多少は安く済んだんだけど・・・。LCC乗って海外旅行した方がナンボか安かったんではないかという話ですよ。それにしても梅雨明けからこっちの日本列島の暑さは参ってしまうね。大阪の夏は東京に引けを取らずに暑い事は知っていたけど、連日36~37℃では出歩く方もバテる。

そういう意味で観光はインドア中心。今回の目玉は子供が前々から行きたい行きたいと言っていた大阪は天保山の海遊館。平日とは言えかなりの混雑であったが、涼しいのだけが救いであった。今回は家族運用中心なので趣味の部分は・・・という感じではあったんだけど、結局大阪・神戸・奈良の三都に行ったので、はからずも都市間移動の中心は関西の大手私鉄。そういう意味では関西観光もしつつ、趣味の面では関西私鉄をたっぷりと味わうことが出来ました(笑)。子供も全部初めて乗る電車だったから楽しかったんじゃないのかな。まあ、撮って来た写真についてはちょこちょこと出して行きます。

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あれから20年

2016年05月04日 19時00分00秒 | 大手私鉄(関西)

(快速急行神戸三宮行き@大阪難波駅)

阪神車(阪神1000系)で運行される快速急行。阪神なんば線の開通に伴って、奈良と神戸三宮が一本の列車で結ばれるようになりました。JRの新快速が姫路の先の播州赤穂から北は敦賀、東は米原辺りまで勢力を拡大していることから比べればまだまだささやかなフィールドではありますが、キタの梅田に行く電車だった阪神電車がミナミへ乗り入れることの意義と言うのは結構あると思うんだよなあ。なんば周辺から神戸三宮方面って今までだったら一回梅田界隈まで出ないといけなかったからね。


生駒山地を生駒トンネルで抜け、大阪東部を高架線でスイスイと走り大阪難波へ到着した快速急行。大阪の中心部を地下で潜り、西九条から地上に出て昔の阪神西大阪線のルートへ入ります。一昔前は尼崎から西九条までを機織りで結ぶ末端路線で、本線から落ちたちょっと古めの電車が使われていた路線でもありますよね。伝法を通過すると新淀川の鉄橋。淀川の鉄道橋としては一番下流に当たる事もあり、水都大阪の名前に恥じぬ豊かな川幅。

  

快速急行は尼崎に到着。近鉄奈良から6+2の8両で走ってきた列車は、ここで増結の後部2両を落として6連単独の運行になります。阪神本線内は6連が限界なので(そうなんだ!)追い出しをかけられた客が渋々前の6両に移る。ただ連結を解放するだけなら楽なんだろうけど、6+2の間を貫通路で繋いで通り抜けられるようにしているため、連結解放の跡に幌とか渡り板の収納までやらなきゃならないのがちょっと面倒ね。関東私鉄は併結車を貫通路でわざわざ繋がないけど、関西私鉄はちゃんと繋ぐイメージがあるよね。関東で貫通路まで繋ぐの東武電車くらいだよ。だから東武は関東の関西私鉄だと思うんだけどね、


直通特急の連結解放作業を一通り見学したり、梅田行きの区間運用に入っているジェットカーを眺めたりした後に、山陽電鉄方面直通特急山陽姫路行きにお乗り換え。お、今度は山陽の5030系で来ました。出来れば阪神電車の区間を乗るなら阪神の車両が良かったんだけど、いちいち待ってても進まないので乗る事にしましょう。


グレーのアルミボディに赤の帯を締め、山陽の5030系が阪神線内をぶっ飛ばします。阪神本線の沿線と言えば1995年の阪神淡路大震災で大きな被害を受けた地区ですよね。今年で阪神淡路から20年経ちましたけど、1月の冬の朝、起きた自分の目に飛び込んで来た映像には衝撃しかありませんでしたねえ。阪神電車自体も総保有車両の3分の1が被災して、高架の石屋川車庫が潰れてひっくり返った電車の映像を覚えていたり。


阪神電車は脆く崩れやすい六甲山系の花崗岩質の土壌に柔らかい川砂で作った盛り土の区間が多く、地震の揺れにはとても脆弱であったために被害が拡大したと言う話を聞いた事があります。現在では芦屋~青木(おうぎ)間を含めかなりの区間で立体化工事が施工されていて、下り線はすでに高架化されているところも多いようです。当然耐震性などを十分に加味した上で、街づくりにプラスして災害に強い軌道作りとなっているものと思われます。昨今の情勢を見るに、地震に対しては予知が難しい以上、備えをする以外に対策はないでしょうからねえ。
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怒涛のスルKAN・2days

2016年05月02日 21時58分15秒 | 大手私鉄(関西)

(奈良交通やまと号@近鉄奈良駅前)

と言う訳で行って参りましたスルKAN2daysを利用した関西民鉄三昧。最初はお馴染みの新横浜始発の新幹線(ひかり493号)で行こうかななんて思ってたんだけど、名古屋くらいならともかく新大阪あたりまで新幹線ってのは片道で14,000円くらいかかる訳で高っけえなあと。安く上げようと思って夜行高速バスを探したんだけど、GW直前で唯一使えそうなルートで席が確保出来たのがこの奈良交通のやまと号。海浜幕張からTDLを通って上野・横浜(YCAT)・本厚木を通り奈良方面へ向かう夜行高速バス。奈良側は天理駅から近鉄&JR奈良を通って最終的には近鉄の五位堂駅前と言う何とも微妙な場所まで行ってくれるんだけど、神奈川県央民にとって本厚木で乗れるってのがいいね。家を1時間前に出て行けば十分間に合う。本厚木~近鉄奈良で8,500円。差額の5,500円でスルKAN2days分の元を回収したと思えば有意義であった(笑)。


奈良までは新東名~伊勢湾岸~東名阪から名阪国道を経由するルート。割とゆったり目の独立3列シートでそこそこ眠れました。起きたら伊勢湾岸の飛島ICの辺りだったかな。まだみーんな寝静まってたけど、カーテンの隙間から久しぶりに名阪国道の風景を眺めたりして到着までを過ごす。別に奈良に行きたかったわけじゃないんだけど、とりあえず「スルKAN」のエリアのどっかにたどり着ければいいやと言う最低限のミッションは達成。JRの奈良駅はご立派な作りだったと思ったけど、近鉄の奈良駅は地下駅だから味もそっけもないね。


自動改札にスルKAN2daysチケットを通して降り立つ朝7時前の近鉄奈良駅ホーム。右が快速急行、左が準急、それぞれ大阪難波行き。近鉄ユーザーにはたぶん別にどうって事ない光景なんでしょうが、アタクシのような根っからの関東民には典型的な近鉄顔の8000系の顔付きにそそられます(笑)。よし、こっち乗ろ。

近鉄奈良駅6:56、快速急行大阪難波行きで怒涛の2日間のスタート。
どうなりますやら。
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