青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

最後の相鉄顔

2013年02月24日 21時52分45秒 | 相模鉄道

(出頭命令@神奈川県運転免許試験センター)

「オメー相変わらず違反ばっかしてるから免許の期限が3年で切れるぞ!とっとと印紙代持って更新に来いや!」と1か月前くらいに国家権力からお葉書をいただきまして、面倒臭いのでシカトこいてたんですが、これ以上引き延ばすと別の場所からのお呼び出しに応じなければならないので、やむなく昨日は二俣川まで行って来た。神奈川県にはおよそ550万人の自動車免許取得者がいるらしいのだが、その人数を処理する免許センターがここ二俣川の1ヶ所だけってのは神奈川県民はもっと怒っていいと思う(笑)。アタクシなんか電車乗って30分くらいですけど、山北とか湯河原の人間とか一日仕事になっちゃうよねえ。まあ埼玉県民の免許センター鴻巣1ヶ所だけってのもたいがいな仕打ちだと思うけど…申請書類作成、視力検査、証紙購入、写真撮影と並びに並ばされこの時点で早くも一時間が経過しているのだが、相変わらずクソ神奈川県警の職員の対応が横柄でムカついてしまったよ。こんなに並ばされて不遜な態度取られて証紙買わされて、神奈川県民どんだけマゾなんだと。ビデオ講習、安全運転適性診断から、休憩を挟んでさらに講習。最終的に新しい免許証を貰って釈放された時間は、既に昼を大きく回っていた。しかし今回のビデオはつまらんかったな。前回のビデオは北大路欣也とか大物の登場もあったのに…(笑)。


二俣川の商店街で大盛りソバを啜っているとメール。どーやらヨメさんと子供は買い物に出掛けてしまったらしい。と言う事はこれを口実に若干のフリータイムが頂けたと言う事で、今日は未履修になっている相鉄撮り。特に5000系引退後「最後の相鉄顔」となってしまった7000系の初期型を中心に追っかけまわしてみようとホームに降りると、ちょうど大和行きの7000系8連がフタマタ4番で優等の通過待ち。フトコロ事情に応じて色んな両数に編成の組み換えが行われて来た経緯もあり、こんな感じで運転台付き車両が中間車で封じ込めになってしまっているのも相鉄らしさかねえ。

  

とりあえず7000系の大和行きに乗っていろいろ観察。
日立のマークも今や懐かしい、昭和51年日立製作所製造の銘板。封じ込めの運転台の真上には小型の扇風機があるのだが、電車の車内にある扇風機にしては家電感がハンパない(笑)。さすが電車とは言え、家電業界のガリバーだった日立製品だなあと妙に感心してしまう。そーいや昔のラーメン屋にこんな扇風機あったよねえ…下に長いヒモが付いててカチカチスイッチ回すの。隣に冷し中華始めましたとか貼っときたくなるよ(笑)。何のためにあるのか意味不明なドア横のオシャレ鏡といい、「相鉄イズム」の凝縮された車両ですよねえ。


車内はオレンジ色のフカフカのモケット。定員着席を促すスタンションポールも、座席端のポールすらもありません(笑)。これ、ラッシュ時に使ったらドア横にもたれる客と着席客で間違いなくケンカになるのですが、今日は休日。もっぱら7000系の出番って横浜~大和・湘南台の各停運用ですからね。電車は大和の駅に滑り込みここで折り返し、止まり恒例・職員の降車追い出しで眠りこけてた学生のあんちゃん叩き起こされるの図w

 

折り返し横浜行きの走行写真を狙いに大和から急行で西谷2号踏切へ。丘陵を駆け下り、帷子川の谷戸を走る8000&9000系で肩慣らし。工事のフェンスとかで10連の構図はちょっとカツカツだけど、お尻がインカーブ&下り坂でいいアクセントじゃないの。人道専用の踏切だから落ち着いて撮れるのもグー。

 

本命登場。
ホントならAMが順光のポイントだけに、正面は光が回らないけど振り返ってのもう一枚と合わせ技ニコイチって事でどうでしょう。ちょっと目の離れたヒラメ風&ぺったんのっぺりの超切妻顔、カァァァァ~ン!と言う直角カルダン特有のモーター音とともに、ディスイズ相鉄ここにありって感じですが(笑)。思わず心電図でも取るのかと言いたくなる海老名方のジャンパ線ゴテゴテの顔もヨシ。


とりあえず本命を一発決めて、鶴ヶ峰方向へ向かって歩いていたらもう一本7000系が横浜方から飛んで来た。
西谷から横浜羽沢駅を経由し、相鉄がJR・東急方面に乗り入れる「東部方面線構想」の分岐駅になる予定の西谷周辺では徐々に工事が進捗しているようです。相鉄がやるには壮大な計画過ぎてアタクシ的にはホントにやれんのかよ!って疑惑もあったりなかったりしますが(笑)、そんな計画があってこそ最近の相鉄は「ガラパゴス的」と言われた独自の車両製作を打ち切り、E231ベースの10000系や11000系をせっせこ作っては既存車両の駆逐に余念がない。新車が入れば確実に落とされるのがこの7000系である事は疑いようがないのも事実でして。


それだけに撮れる時に撮っておけ~って思ってる相鉄ファンの姿もちらほら。鶴ヶ峰駅横浜方のS字はポイントの少ない相鉄沿線でも比較的絵になるポイントですが、先客のオジサマ一名あり。手書きの運用表を見ながら丁寧に電車を切り取ってましたね。オジサマのお邪魔を避けてちょっと上段からタテ構図で一枚、くねる車体を屋根上から光を回して撮ってみました。ケーブルの影が顔に落ちていわゆる筋肉少女帯ですが、まあいいでしょう(笑)。


鶴ヶ峰駅手前のカーブで8000系新塗装。相鉄線ってなあ実に線形の悪い路線でありまして、特に二俣川~横浜にかけては帷子川に沿った谷戸をあっちにクネクネこっちにクネクネとカーブして走る。当然速度なんて上がるはずもなく、加えて朝は優等も各停のケツをナメナメしながら走るもんだからイライラする事しばし(笑)。停車駅だけ見ると急行は二俣川から横浜までノンストップなんだけどさ、それは単に駅に止まらないだけって話なんですわ。こっちにしてみりゃ急行に乗ってて二俣川で座れないと横浜まで立ちが確定するのでそれもムカつく話なんですわwそんな相鉄に対する苦言を相鉄歴30ウン年のヨメさん(相鉄ラブ)に申し伝えたら、「あのくらいの速度がちょうどいいのよ!アタシ京急とか東海道線って速すぎてコワイもん!」だってさw


鶴ヶ峰で電車乗っちゃおうかな~って思ったけど、ヨメさん&子供がまだ帰宅してないのでもうちょっと歩いてみる。
鶴ヶ峰の人気スーパー、ザ・プライス前のストレートでダイヤモンドカットの新塗装8000系をアオリで。鶴ヶ峰のシンボルであるタワマンと絡めて旭区住民にはたまらない一枚に(ホントかよw)。


お目当ての7000系はこの日中2本が運用に入り、横浜~湘南台・横浜~大和の往復に終始していましたんで沿線を歩いていればテキトーに来てくれると言う願ったりな展開。神奈川県民なら給食で一回は口にした事があると思われる「タカナシのヨーグルト」でおなじみのタカナシ乳業横浜工場前の踏切から引き付けての一枚。アルミの板を電気溶接でボコボコと繋ぎ合わせた溶接痕が目立ちます。当時としては徹底した省エネと軽量化を目指した関係で、薄い鋼板を繋ぎ合わせて作った車体。ある意味産業機械らしい、無骨ないでたちですね。

 

暖かく日の当たる場所では梅もほころび、ビジュアルだけでも春めいて来たのかな。とは言え春は名のみの風の寒さ、二俣川駅近くの踏切で新7000系新塗装&9000系旧塗装を。新しいコーポレートカラーを導入した、とだいぶ前に言っていたにもかかわらず、まだ相も変わらず赤を基調とした旧塗装の塗り替えを終わらせない相鉄電車(笑)。アタクシ相鉄の事を親しみを込めて「大手私鉄の田舎電車」と呼ぶ事がありますが、色々見ていると実際何だかゆるい部分も目立つ訳でありましてw


二俣川を出る12運行・横浜行き7000系。冒頭でお話ししたように、組み換え組み換えで編成された7000系なので、よく見ると横浜側ユニットがシングルアーム、海老名側ユニットが菱形とパンタグラフにも統一感がありません。編成の中でも製造年次が違う車輛がランダムにくっつけられており、ここらへんもゆるいと言えばゆるいよなあ(笑)。


結局二俣川から再び7000系の大和行きに乗り、22運行の終了まで見届ける事に。大和に着いて回送表示を出し、折り返し線に入る事なくかしわ台の車両基地へ直行します。良く見ると、妻面の境目とか結構劣化が目立ってますよねえ。最近仕事で毎日のように金沢八景の総合車両製作所の前を通るんだけど、11000系を作ってるのを見ると心が痛みますw
引退のその日まで相鉄顔の伝統を紡いでくれと願わずにはいられないのでありました。

大手私鉄には顔ってのがあると思うんだけど、去年の小田急顔の終焉に続いて、最後の相鉄顔も風前の灯。
今度は、ヨメさん連れて撮りに来よう(笑)。
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湘南スタイル

2013年02月23日 23時00分00秒 | 江ノ電

(ブジカエル@江ノ電藤沢駅)

むか~しむかし、東急にはアオガエルってのがいましたけどね。
♪カエルにゃいろいろあるけれど~、一番大事なカエルは「ブジカエル」じゃないですか。
藤沢駅の車止めの上で、毎日の安全を願っています。


昨日ちょっと夜遅くまでウダウダしてたせいで出掛けるのが遅れた…
と言う訳で、今日は近場の江ノ電で済ます。相変わらず安定の人気だな@300型。

 

そして、江ノ島駅に着いたらまだ何もしてないのにお連れの者たちが「腹減った」なんて言う訳ですよw
まあ、家を出た時点で11時半だったからしょうがないのかな。
今日は、江ノ島駅から徒歩3分程度の喫茶店「日月日」と言う店に行ってみる。
読み方は「にちげっか」で良いのでしょうか。
古民家をそのまま喫茶店にしたような店なので、2階に上がる階段は死ぬほど急だわ床はめくれてるわで…
フツーに街中にあったらフザケンナヨ!と言うレベルの店なのでしょうが、
「湘南スタイル」的な視点だと「オーナーさんこだわりのコンセプト」とかの便利な言葉で収斂されるミラクルw
「散歩の達人」における谷根千あたりの店の切り口と似たようなもんだわね。

 

んで、2階のお席へ。
お席っつっても、和室に古びたこたつテーブル&座布団と言う何の虚飾もないシンプルなおもてなしですが…
まあ、ここのウリはその店構えから想像に難くない、見事なトレインビュー!
この眺めのせいで、江ノ電ファンにはとても良く知られたお店であるらしい。
古びたアルミサッシの向こうから、踏切の警報音とライブ感ハンパない江ノ電サウンドが聞こえて来るw


アタクシはカレハヤシ(カレーとハヤシライスのミックス?)、ヨメさんと子供はオムライスを注文。
冬の日差し差し込む、ポカポカとした角部屋でいただく昼食。軒下を走る嵐電号@1500型。
味的にはカレハヤシもオムライスもちょっとトマトの酸味が強いので、もうちっとってところでしょうか?

そろそろいい加減マイホームを…と言う考えもよぎる中、こんなおうちが欲しい!とか言われたらパパ考えちゃいます(笑)。



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武蔵野名物

2013年02月17日 20時54分29秒 | 西武鉄道

(ここから中華街まで一本なんだよ来月から@西武鉄道所沢駅)

いや~今朝の冷え込みは尋常じゃなかった。昨日子供と一緒に寝落ちしちゃったんだけど朝起きてアメダス確認したら直近の観測点(海老名)が朝6時の時点でマイナス5度まで下がってたもんなあ。県内に低温注意報とか出てたんだが、そんな注意報出たのいつ以来なんだろうか。でも、朝メシを食ったらオトーサンは子供を連れて今日も出掛けるのです。昨日特に何にもしなかったんでな。んで、行って来たのは所沢なんだけど、何でここまで?と言うのは後述致します。来月の16日からは、こんな遠い場所でも横浜から一本で行けるようになるんだね。中央林間の駅で、ある日突然行き先に「南栗橋」とか出されて「?」となっていた神奈川県民が、再び元町・中華街の駅で行き先に「小手指」とか出されて「?」「…コテユビって?」と言う新たな試練を迎える事になるとは胸熱ですな(笑)。

 

まず子供のオーダーが「かもつ~!」なので、関東鉄道貨物の総本山である武蔵野線に行こうと思いましてわざわざ国分寺まで行って車をデポし、国分寺→西国分寺→新秋津へ。新秋津の駅のホームから貨物を見物しておりましたが、順光の下りは単回×2にPFのコキ+タキは普通電車に被られ、結局小一時間いてまともに撮れたのは雪のオヒゲを蓄えて上越国境を越えて来たブルサンの一本だけでした(笑)。子供は上下合わせて5~6本見たのか満足したらしく、ホームの上を跨いで走って行く西武電車にご興味…


と言う訳で新秋津から秋津の駅に移動。関係ないですが、新秋津の駅から秋津の駅までの乗り換えで通る商店街って焼鳥屋とか煮込みの店とかちょっとそそられる店が多くないですか(笑)。西武球場に行く時はよくこの商店街でツマミとか弁当とか買って行くのがデフォでしたねえ。秋津の駅に滑り込んで来る準急池袋行き新2000系、そもそも西武電車自体めったに乗らないので、大所帯の新2000系でも物凄い新鮮に感じる不思議(笑)。この車両が300両近くいる関係で、西武電車の総量に占めるアルミ・ステンレス車の割合ってそんなに高くないんですよね。


秋津駅から1駅乗って所沢へ。日立の笠戸謹製スマイルトレイン30000系。8連がベースなんで10連組む時は増結の2両編成をくっつけるんだけど、これがダブルパンタでかっこええのよね。京王とか西武って10連組む時に8+2の考え方をするんですが、10連だと6+4の考え方をしてしまう小田急民はこの補助編成の2連の前パン(京王6000とか!)にステキなものを感じてしまうのであります。やべえなんか西武電車って久し振りに乗ったから全てが新鮮だわw


と、ひとしきり興奮したところで腹が減ったのでメシ。ちなみに本日の行程を子供に指定された時点で、こっちの方に来るなら「武蔵野うどん」とやらを食いに行ってみたかったのよね。所沢で検索したらこの「涼太郎」つう店が駅からも近くてよさ気。所沢でも開けてない東口を出て歩いて5分、住宅街の裏路地に店はありましたが案内がないとちょいと見つけにくいかも。

 

住宅街にのれんが揺れる武蔵野うどん「涼太郎」。何でも東村山にある武蔵野うどんの名店「きくや」の直営店らしい。武蔵野うどんの定義はよく分からんのだが、情報を総合すると「しっかりしたコシのある麺に豚肉のつけ汁」と言うもので、基本的にはつけ麺スタイルで提供されるそーな。加えてこの店、何だかサイズも1L~8Lまで色々あり、やれミックスだ天ぷらだとトッピングも盛り沢山。壁を見て議論する一見客は珍しくないのか、素早く店員さんが店のシステムを説明してくれる。1L=うどん1玉の勘定で、大人の男性なら3L平均で考えて下さい、心配なら少なめに頼んでも後で替え玉頼めますからとの話。ダブルは肉&カレーのダブルつけ汁、ミックスは肉つけ汁にかき揚げ&海苔トッピングつきだそうです。アタクシはオススメ通りに3Lのダブル、嫁さんは子供と一緒に3Lミックスを注文。ちなみにこの店員さん、見た目はもっさり系ながら説明に淀みなく、立ち回りもキビキビです。


大して待たずに到着した3Lダブル。見た目結構な盛りのように見えますが、吉田うどんほど暴力的ではない固さと太さの麺は、ダブルのつけ汁で意外と飽きずに食べられます。肉つけ汁は濃いめで甘めの醤油ベースに脂身多めの豚肉が入り、この味の嫌いな関東もんはいないよねっつ~鉄板の味w何がいいかってカレーも肉つけもお椀になみなみ汁が入ってる事!この手の店だと、麺の盛りが良くても汁の量が普通だったりして、結局汁不足が気になって麺を汁につける量を加減したりする場合ないですか?(笑)。特にソバの店なんかだと、ちょこっとツユにつけてズズーっと食うのがソバの香りが鼻に抜けて美味いんですよなんて言われるけどさ、アタクシに言わせりゃバカ言いなさんなと。麺物はぜってー汁にどっぷり付けた方がうめーに決まってるじゃねーかと(笑)。そんな自分の個人的に抱いていた欲求不満を粉砕するかのごとく、ここは最初っから箸で掴んだ麺をどっぷりとつけ汁に溺死させて食べる事が出来るのがウレシイ。しかも食い終わってもまだまだ半分以上汁が残っているので、おかげで汁が勿体なくて思わず替え玉してしまった。店の策略か(笑)。


帰りは所沢からあえて西所沢→西武球場前→西武遊園地→萩山→国分寺と大回り乗車。西武球場前行きの区間便では埼玉西武ライオンズファンクラブ加入のご案内が車内放送で流れたりして…何のイベントもない西武球場前の駅はだだっ広く閑散としていた。北風の吹きぬけるホームの球春まだ遠し。

こんだけ乗って所沢から200円なんで、ヨメさんがビックリしてたw
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覚悟は出来ていない

2013年02月16日 23時00分00秒 | 小田急電鉄

(どうなる?はこね@座間~海老名間)

もうすぐあの大震災から2年になりますけれども、あれからずーっと日本中で規模に関係なく地震は頻発しているし、今週も小惑星が近付いて(ロシアだけど)隕石が落っこって来たりと何だか天変地異に関しては間断なく続いているなあと言うのが実感でもあります。最近になって、どうも「箱根カルデラの活動が活発化している(神奈川県温泉地学研究所)」なんて話も出ておりまして、ここがどうにかなっちゃうとさすがに我が家に直接の影響が出るのは間違いなくひそかにガクブルしているのではありますが。なんせウチから普通に見えるからなあ、箱根の山。
富士山大噴火!とかは週刊誌が書きたてたりしてますけど、箱根山のこんな動きに関しては一応気象庁も発表しているようなのですが、あまり誰も報道しないと言うか触れられてませんよね。そもそも箱根自体が大きな外輪山に囲まれたカルデラの中にあって、昔は富士山よりも大きい山だったと言うのは神奈川県民なら箱根の林間学校に行った時大涌谷の自然科学センターで学ぶ事です(笑)。んで、その大きな山が山ごと噴火で吹っ飛んで、その吹っ飛んだ跡地がカルデラ化し、そしてその中でもう一回だか何回だか知らないけど噴火が起こって駒ケ岳やら神山やらが出来たと言われてますね(その後の研究によって今では諸説あるようなんで、詳しくはウィキって下さいって感じですが)。仙石原だとか強羅だとか、平たく言えば火山の噴火口の中に住んでいるようなものなんで、箱根のリスクは長い年月で見れば相当高い。ただ、数万年単位と言う箱根の地殻の動きの中でその顕在するリスクをどう見るか…と言う点なんですけど、それを言っちゃあ日本のどこにも住めんがね!と突っ込まれてしまいそうでもあり。


まあ先月大雪の中そんな箱根にノホホンと行って来た我々家族なんでありますが、大涌谷の噴煙も当たり前ですが観光客のためのアトラクションではなく、「生きた活火山」たるまぎれもない証拠。まあ誤解のないように触れておくと、この程度の火山活動自体は箱根ではそう珍しい事ではなく、2008~2009年にも気象庁の噴火警戒レベルが上がる程度の事象は発生しておりまして、温地研のHPの言葉を借りれば現状は「引き続き注意深く監視を継続」する程度ではあると思われますが…あの震災の後ですからねえ。何が起こっても変じゃない そんな時代さ、覚悟は出来てるって感じですか。いや、覚悟は出来てないんで出来ればカンベンして欲しいんだけどさw


もしなんかあったら、モハ1型の安否はどうなるのでしょうか…
三線軌条取っ払っちゃったから、入生田までしか逃げられないしねえw(そういう問題か)。
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そうだ、実家、帰ろう その2

2013年02月11日 07時06分49秒 | JR(貨物)

(ああ麗しのブロワー音@武蔵野貨物線・稲城付近)

昨日、実家で昼飯をゴチになってから向かったのは武蔵野貨物線。何気に最近カモレマニアになりつつある我が息子を、稲城駅の裏の神社の階段に連れて来た。ここは、ほっとんどトンネル内を走行する武蔵野貨物の数少ない俯瞰ポイントで、ちょっとマニアックな場所です。自宅にいるとさすがに貨物が走るような場所が近所にないのでどーする事も出来ないのだが、実家だとこの場所があるんだよね。一昔前なら南武線を石灰石列車が何本も通ってたんで、貨物列車なんか見るの簡単だったんだけどな~。あのロクヨンに牽かれた赤ホキ編成もそん時は何とも思わなかったけど、一枚くらい写真撮っておけば良かったと単回のロクヨンを眺めつつ今更ながら思うのであります。


時刻は午後4時過ぎ、夕日は傾き始めた稲城の街をEF66(サメ)に連れられたコンテナ貨物が通過して行きます。この高架橋は三沢川の谷と京王線、鶴川街道を跨ぐように架けられていますが、子供の頃は「これ何線??」って不思議でしょうがなかった(笑)。時刻表の路線図には載ってなかったからねえ。この辺の三沢川、ザリガニ捕りによく来たなあ。


土休日とは言え、武蔵野筋ですからそれなりの本数を子供に見せてやれると思ったのだが、さっきのサメからパタッと貨物が来なくなってしまった。子供のためにカモジを買うべきか…でもあれ高けえんだよなあ(笑)。夕日は多摩の横山に落ち、寒くなって来た。飽きる子供を励ましながらホットコーヒーを飲んでいたらようやく登場したカモレはブルサン+ENEOSタキに、コンテナもくっついた混成編成。そんなに貨物詳しくないけど、タキって基本的に専貨で走るもんなんじゃないんでしたっけ?根岸の油槽所への返空に、本牧ふ頭行きのコンテナでもぶら下げてんのかな?


感覚的に、首都圏に限っては貨物ってのは一本来たら立て続けに来る傾向があるような気がします。たぶん電車のスジが多少空いてる時間帯に、まとめて貨物のスジを入れてるからなんでしょうね。そんな読みもあって待っていたら、5分後にロクゴPFに牽引されたコンテナ貨物が通過。2~3年前には新鶴見あたりに行けばゴロゴロしてたPFも、すっかり桃太郎に取って代わられて数を減らしてますねえ。乗務員扉が黄色の岡山色ですが、最近JRFのロクゴPFはみんな新鶴見に集中所属になってるんだって。この列車は東タに向かうのかな。


調子に乗って粘ってたら、10分後に桃太郎に牽かれた日本オイルターミナルの青タキカモレが。石油専貨は日石系の日本石油輸送(JOT)が緑タキ、JRF系の日本オイルターミナルが青タキを使ってますけど、神奈川に住んでると根岸の日石油槽所へ行く緑タキを見る機会が多いから青タキを見るのは久し振り。東北・高崎線系統に良く走ってるイメージがありますね。基本的に土日は休みになる事が多い石油専貨も、この冬の寒さでは土日も休まずフル回転のようです。

このポイントはお寺に囲まれて桜の木が植わってますんで、桜の時期に来るのもいいかもしれませんね。
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