青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

第3回バナ釘ツアー第5章 ~道に歴史あり~

2007年02月27日 22時44分24秒 | 日常
(写真:カントリーサイン@岩内町)
「道の駅・いわない」にて捕獲。
売店のおばちゃんはめっさ愛想が良かったw

●ゆるキャラ登場(Please call me "Tara-maru")
車は雷電トンネルを抜けて、積丹半島最大の街岩内町へ。昔は鉄道も通り、港町として栄えた岩内町も、今や一番活気があるのがマルハン(パチ屋w)と言う典型的な田舎町に成り下がってしまった。しかしながら、今まで荒涼たる岩山と寒々しい日本海だけを見て来た目には大都会に映る。
カントリーサインを求めるべくw「道の駅・いわない」へ立ち寄る。旧国鉄岩内線の岩内駅跡地に出来た道の駅は、観光センターとお土産処を兼ねた、フツーの道の駅。ですが、何やらディスプレイに並ぶキャラクターグッズ。何コレ?

「たら丸」
岩内町のカントリーキャラクター。
武器はアスパラガス。怒るとアスパラを投げるらしい(笑)。

この「たら丸」そんじょそこらのキャラクターではない。「TVチャンピオン(TX)」の「ゆるキャラ選手権」で準優勝と言う輝かしい実績を持っているのだw。窓口のおばちゃんによると、「優しくて優勝できなかったの(はぁと)」と言う事らしいが…(笑)。
同番組の放送内容をぐぐってみたら、何と全国から161ものゆるキャラが集まって死闘を繰り広げたそうなw。結構公営ギャンブル系のキャラクターも出てたみたいだねえ。取手の銀りんたろうとか…(平成18年4月20日放送)。優勝者は「秋田わか杉国体」のメインキャラクターである「スギッチ」だそうです…カネかかってねーキャラだなこりゃw。利き手はやめろブルガリア。町おこしって大変ね(笑)。

たら丸は町おこしのために漁船でタイタニックをやらされたり、ガキに愛想を振りまいたりはたまたマンホールになったりとなかなか涙ぐましく頑張っている様子。ちなみに、彼女は「べに子」と言うタラのメスですwおらぁタラはオスのほうがいいけどね。冬のタラの白子は旨い。

しょうもないと言えばしょうもないゆるキャラグッズ。にもかかわらず妙にハイテンションな反応を示す我々は売店のおばちゃんにとっての真の理解者と見受けられたのか、「こ、この絵葉書シリーズはもうこの在庫で絶版なんですっ!!」とか言って満面の笑みを持って強烈に売り込んで来る(笑)。正直、勢いでグッズまで作ってしまったが、世間の反応は冷ややか、と言ったところなんだろうなあ。
まあ、みんな絵葉書とかライターとか何だかんだ言って結構買ったけどなw

●積丹道路事情(All About Syakotan Road)
岩内町を離れ、さらに車は北へ北へ。
岩内の町で一時的に平野部に出た道は、泊原発の脇を抜け再び断崖絶壁の縁を行く道へと変わった。弁天岩と言う風光明媚な岩場を見付け全員で下車。こんな感じでちょこちょことなんかを見つけちゃ降りてみるもんだから、なかなか前に進まない積丹の旅。岩場に叩き付ける白い波頭を見ながら我々がやった事はこんな事w
イメージとしては「火サス終了20分前」ってとこかw

弁天岩のたもとの橋から続く海岸線に、積丹半島の道路事情を垣間見る事が出来る。
海沿いの崖の上に、へばりつくように古道が続いている。集落を辿るには、今見てもおっそろしい場所を歩いて往来を続けるしかなかった積丹の人々。戦後にようやく狭いながらもスノーシェッドを付けた単線トンネルが出来、人々の行き来は目覚しく改善された。そして現在は、その旧道を付け替えるように二車線トンネルが完成。日本の土木技術は進化して、今はスイスイと岬の道を走る事が出来る。
しかしながら、そこに至るまでの日本の土木技術を弾き飛ばすような事故…豊浜トンネルの崩落事故が起きたのもこのR229事も忘れてはいけない歴史だなあと思う。物凄い厳しい自然環境と戦ってきた道でもありますね。

続く。
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第3回バナ釘ツアー第4章 ~リアルアイスクライマー~

2007年02月26日 21時56分55秒 | 日常
(写真:積丹半島マップ@道の駅いわない)
結局、翌日の予定も布団の中でgdgdになりながら決めている始末。
最終的には、積丹半島一周。
能登半島の時も思ったけど、半島を一周するのってかなり大変だねえ。

●翌朝(Good Morning)
とりあえず寝起き画像。お好きな人にはたまらないかとw
朝食をつつがなく終え、鯉川温泉旅館を後にする。前の晩が不完全燃焼だったので、自分は早朝5時にのんびり風呂に入った。薄暗い空からヒラヒラと落ちる雪の中で一人ボーっとしている分には非常にいい温泉だと思うのだが、返す返すもため氏の指摘通りでございます。今後は宿泊客のホスピタリティを考えた経営を期待致します。50点。

●積丹半島ツアー(the Syakotan Peninsula)
ニセコをスタートして、R5~道道229を経て蘭越町から日本海に出てみる。北海道の日本海側に来たのって実は初めて。鉛色の空と淡いブルーの海が、いかにもな冬の日本海ですね。
まずは「道の駅シェルプラザ・港」にていったん休憩、今後の方策を練る。

●ジャストミートなグッズ
で、その「シェルプラザ・港」でZafo氏やグッピー氏がお土産でも物色しようとブラブラしていたら、お会計のレジ横でめっけたものがあった。

「カントリーサインマグネット」

見つけた瞬間、我々のような地理ヲタ地図ヲタの琴線はイングウェイ・マルムスティーンのギタープレイもかくやとばかり超速でかき鳴らされ、心はアイアンクローのように鷲掴みにされた(笑)。ちと大げさかw
いや、萌えるでしょこのグッズ!

レジの気さくなおばちゃんによれば、「道の駅の所在する市町村のカントリーサインがマグネットシールになって道内の道の駅で売られている」らしい。一枚250円。道の駅がある市町村の分しかないらしいのだけれども、それでも北海道だけで90近くの道の駅があるようだから、我々の前にはまだ見ぬマグネットシールが山ほどあるわけだ(笑)。素晴らしくそそられるコレクターズアイテムですねえ。
この後、道の駅を見付けてはゲットしまくったのは言うまでもないw

●雷電国道(Thunder Road)
ここからはR229、通称「雷電国道」。道南の江差から日本海側をグルグルグルリと走って小樽まで。ちょうど北海道の左腕をなぜるように走る国道であります。最近は「追分ソーランライン」なんて愛称が付けられてるみたいですけどね。
ソーラン節と言えば「♪ニシン来たかと鴎に問えばぁ 私ゃ立つ鳥 波に聞けェチョイ」。渡島半島から積丹半島にかけては、ソーラン節で唄われたニシン漁が盛んだった土地でもあり、ニシン漁師の番屋として作られたニシン御殿(これは寿都町の旧佐藤家)なんぞを見学してみる。板目も煤けた海辺の番屋は、屋根上の櫓が特徴的。恐らくニシンが来たかどうかを見守る望楼だったんでしょう。

積丹半島の突端を目指して車を走らせる。道は雪もなく快調に距離を稼ぐが、まず走ってみて感じたのは積丹半島の地形のとにかく急峻な事。海と切り立った目もくらむような岩山の僅かな狭間を、波しぶきを受けながら道が続いている。雷電トンネル南側坑口の駐車スペースに車を止めて見上げると、海に直角に落ち込むような大絶壁。地図を見ると海抜0mから標高750mの岩山…ここはロンダルキアですかw

しばらく5人で壮観な岩山の景色に見とれていると…
「アレ、人だよね?」
岩山の壁に目を凝らすと、何やら赤や黄色の小さい物体が。

デジで望遠。
登ってるしw

「上まで登ると鳥が連れてってくれるんだよね」
「あんまり先に行かれると下に残ってる香具師はスクロールに潰されちゃうね」
「…もうすぐハンマー持って殴り合い始めますよ」

それ、なんてアイスクライマー

続く。
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第3回バナ釘ツアー第3章 ~雪に埋もれるたかし~

2007年02月24日 08時04分24秒 | 日常
(写真:ニセコ駅)
鉄道に乗らない旅なのに、こう言う写真があるのももはやお約束(笑)。
大いに北の海記念館を堪能した後、旅は続く。

●昭和新山(Mt.Syouwa Shinzan)
北の海記念館の南約1kmにある。昭和18年に有珠山の山麓にあるなだらかな麦畑がいきなり活発な火山活動によって隆起したもので、溶岩の成分が粘っこく、横に流れ出さなかった事もありその後3年間でこのような姿になったらしい。その姿は一目見て異様で、車の窓を開け放てば焼けた鉄のような異臭が漂う。ベンガラ色の山容からして、酸化鉄の多い山なんじゃないかと思われます。ちなみにグッピー氏は1ヶ月前の長崎旅行で雲仙普賢岳の「平成新山」も見学しているそうで、色んなところで二冠達成を果たしているようです(笑)。
この昭和新山の生成を克明に記録したのが当時の壮瞥郵便局長であった三松正夫氏でして、その調査記録がいわゆるミマツダイヤグラム(リンクはウィキ)。日本の地質学上の貴重な資料として、今でも功績は名高い。郵便局の屋上に縦横に渡した糸を基準にした定点観測を明けても暮れても続けたと言う話は、確か自分も学校の教科書で読んだ記憶がある。今でもその功績は三松正夫像として称えられ、昭和新山の観測を続けております。

見学の後、えび氏が山麓の土産物屋のオヤジに釣られ、怪しげなゲルマニウム鉱石を掴まされる(笑)。帰京してからその後の使用報告を聞かないのだがどうなっているのだろうかw。ゲルマニウムって「淡谷のり子の美容ローラー(顔の上でコロコロするだけでシワが消えるとか何とか言ってたヤツ)」に使われているというイメージがw女性自身とか週刊女性とか微笑(もうないけど)とかに必ず広告が出ていた記憶が。
最近見ないので、淡谷のり子と同時に天に召されたと思っていたのだが、どうやらまだ売ってるらしい

●洞爺湖(Lake Toya)
北国の冬は日の落ちるのも早く、すっかり日は西に傾いた。宿泊地でもあるニセコ方面を目指し、洞爺湖沿いのR230の車窓に湖畔の風景を眺めながらスルー。真ん中に見えるこんもりした山は対岸ではなくて中島と言う島なんですねえ。島だけで南北2kmくらいあるらしい大きな島だが、人は住んでいない様子。
道は洞爺のメジロ牧場の脇をかすめ、留寿都から羊蹄山の麓の真狩村へ。この辺りから見える羊蹄山の眺望を大変楽しみにしていたのだが、雲がかかってその姿をあまり見る事が出来なかったのは残念。

●歌う細川たかし像(Singing Takashi)
さて、真狩村と言えばハギー氏も訪れた名所・「歌う細川たかし像」のある村としても知られている(そんな知られ方どうかと思うがw)。ネタとしては二番煎じ感は否めないが、このルートを策定した以上スルーするのもたかしがかわいそうだ(笑)。

てな訳で行ってみましたよ。たかしが待つ真狩川の河川敷に。
たかし~、たかしはどこだ~たかし~…?

ちょwwwwwwwww orz(本日2回目)
埋まっとるやないけ。

真冬のたかしは寒空に歌声を響かせる事もなく、台座にはドカシー(ドカタ用ビニールシート)をかけられて、真狩川の河原でさみしそうに熱唱しておりました。そんなたかしを何とかサルベージしてやりたく突入を試みるも、積雪に阻まれて近付く事すらままならん。
仕方がないので、目一杯望遠してたかしのご尊顔をカメラに納めるのが精一杯(笑)。つか、台座に雪がかぶって、それはあたかも演歌歌手にありがちなスモークを焚いたステージのようでもありw
ここまで来てのリアル心のこり(笑)を胸に、トボトボと車へ戻るのでありました。

●お宿(Koikawa-onsen in Kombu-spa)
今宵のお宿はニセコ昆布温泉の「鯉川温泉旅館」。池のほとりに立つ古めかしい木造の一軒宿は好みでもあり、滝見の露天風呂を配した温泉の質も良いと思った。しかしながら、この時期のニセコはさすがにスキー客が多くて、なおかつ宿泊客だけならまだしもマイクロバスで周辺のホテルから入浴のみのスキー客が夜遅くまでバンバン送り込まれて来るために温泉が常に異常に混雑していたのには閉口した。まあ、スキーシーズンにスキーもしない客がニセコなんぞ泊まるほうが悪いのかもしれないが…
おかげで「温泉に浸かってのんびり」と言うこの旅のポイントを外してしまったのは幹事としても不徳の致すところでもあります。来年はリベンジしませう。

続く。
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第3回バナ釘ツアー第2章 ~好角家たちの集い~

2007年02月21日 20時48分51秒 | 日常
(写真:北の海記念館)
こんだけ楽しませてもらって250円。異常にお値打ちの施設(笑)。
一応壮瞥町の郷土資料記念館も兼ねているらしいが。

●支笏湖を後に
湖を眺めながらのまったりした入浴で「(一応支笏湖で何かを)やった」と言う痕跡wを残したので、R276を洞爺湖方面へ。湖沿いの一本道。美笛峠と言う峠道にかかっても一本道。一応ナビ付きの車を選択したのだが、そー言う訳なのでナビは全く喋らずに仕事をしない。たまにピッピッとボタンを押してやらんと壊れているのかと錯覚するくらいだ。まあ、ボタンを押しても「5kmイジョウ ミチナリデス」としか言わんのだけどw
大滝村の「道の駅フォーレスト276大滝」にて小休止し、めいめいが思い思いに軽食。キノコ汁は150円だが結構キノコの香りがして美味かった。グッピー氏はアホみたいにでかいポテトチップスを喜んで買っていたのだが、果たして食いきれるのでしょうか(笑)。
R276とR453の重複から分かれ、再び洞爺湖方面へ。途中に「三階滝」と言う滝があったのでわざわざ横道にそれて行ってみたのだが、雪の回廊を歩いた割には意外とフツーの三段の滝でちょいと拍子抜け。腹いせにえび氏に雪の中へのダイブを強要する事にするw
ホラ、俺ら体育会系だし(笑)。

●北の海記念館(Yokozuna Museum)
普通に洞爺湖を目指していたのだが、地図を見ていた誰か(えび氏?)が「北の海記念館なんてのがありますね」と言う興味深い発言。見れば、ナビの画面にもきっちり記念館の場所がマークされている。
私は正直この時点では「別に寄っても寄らなくても良い」くらいの気持ちであったのだが、最後部座席のZafo&グッピー氏は両国で序の口の取り組みから楽しむ好角家。えび氏に至っては「小学校の校庭に土俵があった」そうで、ガキの頃は学校に土俵があるのはどの学校でも当たり前だと思っていたらしい(笑)。ねーよw

流れのままに、記念館到着
まず、国技館かよ!と突っ込みを入れておくw
駐車場に響き渡る相撲甚句。この時点でまだ「入館料が1000円とかだったら入らんぞ」と思っていたのだが、窓口のおばちゃんがにこやかに招き入れる入館料は250円。安いね、と言う事で入ってみる事にしました。

土俵入りキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!!

いきなりメンバー全員の心をがっちり掴む巨大ジオラマ(笑)。
一同スタンディングオベーションでしたよwマジで。
で、これの何が凄いかってーのは、作り込みのリアルさですねえ。北の海って、現役時代は(今もか)べビーフェースの千代の富士と比べて「人の一人や二人は殺(ry」と思えるようなもっそい悪人面のどヒールなイメージがあったんですけど…

とりあえず土俵入りしている「第55代横綱・北の湖敏満関」の前へ。

ちょwwwwwwwww orz

怖えw怖すぎるwww
リアルでしょんべんチビりますよこれはw
こんな凶悪なツラをしている横綱と立ち合いする方もかわいそうだわw

横綱と睨み合ってしょんべんチビりそうな私の周りでは、残る4人が土俵の後ろに輝く電光掲示板を見て喝采を上げている。この土俵入りジオラマのもう一つの楽しみは、この土俵が「北の海が最後の全勝優勝を遂げた昭和59年5月場所の千秋楽」の雰囲気を模している事にある。

十両から中入りまで
中入りから結びの一番まで

これだけでデーモン閣下なら一日喋れるのではないでしょうか(笑)。
隆三杉・栃司、多賀竜・琴千歳、鳳凰・大寿山、麒麟児・佐田の海…おお…
なんか、子供の頃の日曜の夕方と言う感じがするじゃないですか。
そして、こんなところで大徹のカラシ色のマワシを語る日が来るとは思わなかったよw
そういや、小学校の時の友達だった古賀くんは「スキー」の歌をもじって「♪や~ま~はダイジュヤマ~ かわはワカセガワ~」とか歌っていたのを思い出したよw
つか、全然メロディと合ってないよ古賀くん。

興奮しヒートアップするトークを聞きつけたのかどうかは知らぬが、窓口にいたおばちゃんがニコニコしながら我々に近づいて来た。

「あのー、20分くらいのビデオあるんですけど、見ます?」

よっぽど楽しそうだったんだろうなあ、我々(笑)。
つか、富永一朗記念館行った時と流れが同じな事に気付くw

暗室に通されて見たものは…

だから怖いって(笑)。

通算成績:951勝350敗
幕内成績:804勝247敗
幕内在位:78場所
横綱在位:63場所
通算優勝:24回(幕内優勝)

改めて見ると、凄い成績だったんだねえ。

続く。
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第3回バナ釘ツアー第1章 ~Nude Man~

2007年02月19日 21時36分14秒 | 日常
(写真:お約束)

我々の旅は厳しい上下関係による体育会系の旅である(笑)。
ネタのために体を張れない者は、死あるのみ。
ちょっとジャンプ力が足りないが、よくやってくれたw

2月17日、土曜日の朝4時。
前日にきっちりとタモリ倶楽部の「空耳アワード2007(第2回)」をきっちりと見てから寝たので、えらく眠い。今回は羽田から6:30のフライトと早い時間の出発である。幹事として集合を懸念しつつ京急蒲田でグッピー&Zafo氏と合流。そのままJALカウンターの前でため氏&えび氏が待っていた。5:50にあっさりと全員集合に一安心。つか、みんな気合入っているな(笑)。

今回は旅をするメンツとしては異色の取り合わせだが、それもまた楽しい。へんしうちょ&山小屋氏の不参戦は残念であったが…今回は旅のしおりもナシw(去年参照)。仕方のない事ですが。
飛行機は大した揺れもなくあっさりと千歳到着、東京と比べればそりゃあ寒いのだけど、「2月の北海道」としては実に大した事のない寒さ。オリックスで借りたレンタカーは3列シートのストリーム。予約したクラスよりワンランク上のクラスがサービスであてがわれるのもシーズンオフならではか。R36を苫小牧方面へ走り出し、1泊2日の第3回のツアーが開幕と相成りました。

●支笏湖(Lake Shikotsu)
苫小牧からR276を真っ直ぐ真っ直ぐ山へ。左手に樽前山と風不死岳を見ながらまずは支笏湖方面へ原野の中をひた走る。今回は大して予定も決めない気ままなドライブだ。路面には雪も少なく、すこぶる走りやすい。支笏湖は水深350mの深さを持つ日本最北の不凍湖である。この湖が凍らないのは、冷やされた湖面近くの水が深い位置の暖かい水と常に対流を起こしているためらしい。
R276からR453へ進み支笏湖畔に出ると、まずは北海道らしいと言うか実に雄大な景色が広がる。湖畔の駐車スペースに車を止め、しばし見学。「新調した」らしいため氏のペンタ一眼が吠えるw。物音ひとつしない青い湖水の向こうに雪煙舞う風不死岳…確かに、のっけから素晴らしい風景だわ。

●冬だから仕方ないのかもしれないけど
暫しの湖畔散策を終え、車に戻る。
ここでため氏から「この近くに湖の形が『北海道の形』に見えるオコタンペ湖と言うのがあるよ」と言う提案があり、そのインチキ臭いネタっぽさが参加者の共感wを得て「じゃ」と言う事で行ってみようとしたのだが、湖に向かう道道が雪で冬季通行止めでここはロスト。この後も結構「行ってみたいところ」が冬でダメ、と言う場所があったなあ。
しかし実にこの2日間、氏は歩く北海道観光ウィキ(笑)のようでもあり、その懐と知識の深さは尋常ならざるものであった事はご報告申し上げる。てか、何で私の周りは地理スキルの高い連中が多いのだろうかw
結局行けなかったのでウェブでオコタンペ湖を見てみる事にしましょう。…う~ん、北海道…見えん事もないが…(笑)どっちかと言うと四国のほうが似てねえか?w

●仁王立ち
オコタンペ湖が空振りに終わり失望する我々。ウィキ曰く「湖畔の露天風呂があるよ」と言う事なので(笑)、支笏湖北岸の「丸駒温泉」へ。昨日は風呂にも入らずに寝てしまったしね。周りには何にもないが、結構豪華な宿だなあ~。
湖畔に面した露天風呂をグループで独占し、その絶景と温泉を存分に愉しむ。ここんトコ仕事がカツカツに忙しかったけど、何つーか、こんないい景色の中で仲間と温泉に浸かりながらバカっ話をするのが一番心が洗われるような気がするねw

(イメージ:生まれたままの姿で心を開放する二人)
アッー!

続く。
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