(春は足元からやって来る@京王線・府中駅)
ここのところ、急に暖かくなって春めいて来ました。年明け早々に緊急事態宣言に突入してからそろそろ2ケ月を迎える中、首都圏の感染者数も徐々に減少し始めているのは明るいニュースなんでしょうかね。新型コロナが蔓延してからと言うもの、感染を警戒して親の顔を見に行く事もなくなってしまい、随分と不義理をしてしまっておりました。勿論電話では話はしてたんですが、先日久し振りにちょっと実家まで顔を出してきたときのひとコマ。自宅から実家へのルートに京王線が関係あるのか・・・?と聞かれたらあまり関係はないのだけど(笑)、高尾山口に向かう準特急から降りた女子大生のファッションに季節を感じて。武蔵野の春は、足元からやって来る。
京王線界隈に出てったら、ちょっと撮りたいなあと思っていたのが、8712Fに付けられた高尾山ヘッドマーク。京王ってのは、正月の迎光号から始まって、ハイキング特急の陣馬号とか高尾号とか昔からヘッドマークが格式高い印象があるのですが、去年の秋から8000系に付けられているこのHMが、往年のハイキング特急「高尾号」を模したものになっていてなかなかカッコ良いのですよ。高尾山が日本遺産に認定されたことを記念して作られたものらしいのですけどね。運用を調べて、府中の駅で待ってみましたが・・・おお。なかなかこれはカッコいいではないか。
「霊気満山 高尾山」。伝統のホームベース型ヘッドマークが決まっている。京王線って基本的に車種少ないですけど、どの車種もデザインが破綻なく纏まっていて「?」ってなるクルマが少ないように思いますね。京王特急は、新宿から京王八王子を45分で結ぶ快速ランナー。JRの490円に対して370円という圧倒的な低料金も魅力的。8000系は、都営線乗り入れを指向しない文字通りの本線優等向けに開発された京王の新クイーン。個人的には新しい車両のイメージですけど、来年でデビュー30周年なんだとか。もうそんなに経つんだねえ。
高尾山は、都内から近場のトレッキングやハイキングなど行楽地として取り上げられる事の多い山ですが、元はと言えば薬王院を中心とした信仰の山。そして山岳信仰も篤い修験の山。高尾山の大権現ことお天狗様の大ヤツデで、この世の疫病と邪気を払い、世を清めていただけますことを。