(画像:定期巡回ルート)
家から見える富士も、晴れた朝は安定してその姿を見せるようになりました。
と言う訳で、今朝はちょいと早起きして定期巡回コースへ。
朝6:30の三国峠・駿河小山口から登ります。
もう何度走ったか判らんが、山梨静岡県道147号線は私の定例的な富嶽巡回ルート。
10‰を超える勾配にて明神峠~三国峠を越えていつものパノラマ台。お立ち台からの風景は枯れたススキの広がる晩秋の季節らしいものでしたが、意外に空気が湿っているのか山中湖の湖上がすっぽりと霧に。やはり通い詰めていると見えない景色が見える事もありますなあ。
しばらくレンズを変えつつあーでもないこーでもないと撮っていたら、三国峠の上を越えた朝日が静かに山中湖側へ降りて来た。温度が上がって湖上の霧が旭ヶ丘の別荘地に流れ込んで来て、別荘地の森が浮島みたいになって行くのが面白い。霧の入江と言う感じの趣かな。
三国峠を降り山中湖の湖岸へ出て、霧の中を忍野へ向かって走る。こんな朝の早い時間に誰もいないだろうとタカをくくっていたのだが、結構カメラ持った爺さん連中が三脚を立ててガッツリ撮影モード(笑)。負けてはならじと忍野八海からの富士ですが、ちょっと霧が晴れてませんね。まあ私は妥協してシャッター切ってしまうのですけどw
本来であれば、風景写真ってのは「待ち」の作業が多いもんなんですよね。例えば「ここのポイントで撮ろう」と思ったら、三脚立てて持って来た折り畳みの椅子にでも座って、霧が晴れるのをじーっと待ってたりする訳ですけど、基本的にせっかちなんで待ってるのが嫌いなんですよ(笑)。
そんな言い訳をしつつラン&ガンスタイルの富嶽観賞。
忍野村の中を流れるこの小さな川の向こうに富嶽を仰ぐ。
この小さな川は桂川の上流部分に当たりますが、桂川ってのは神奈川県に入って相模川と名を変えて、相模湖~津久井湖~厚木を経て馬入橋の向こうで太平洋に注ぎます。相模川水系は神奈川県民の大事な水源。忍野の水も私達の口に入っているんですよねえ。
さて。読者の皆様も毎回毎回パノラマ台からの富士じゃあつまらないとお思いでしょうから(笑)、ツリマプを見つつ新スポット開拓。ツリマプには富士山マークがついてるから便利だね!カーナビいらない理由がここにも一つ。
忍野の村を北側から俯瞰する「二十曲峠」と言うビュースポットに来てみました。恥ずかしながら名前も聞いた事のない場所でしたが、着いてみたら地元の写友会らしき亀爺が三脚並べてバリ撮りモード。つかこの時期ちょっと眺めのいい場所には人はいるもんだねえ。と感心しつつ仰ぎ見れば、石割山に続く山の斜面の紅葉と富士がピッタリスッポリ収まるいい場所じゃないですか。
地元の亀爺曰く「去年はこの時期もうちょっと赤かった!」らしい紅葉だが、つまみ食いの亀野郎にはこれで充分でございます。時刻は10時に近くなり、温度が上がればどんどん雲が出て来てしまうので困っちゃったけど、何とか頂上に雲のかからないタイミングを選んで一枚。もうちょっと遅い時期なら空気も澄むだろうけど、そうしたら紅葉の色はなくなっちゃうからギリギリってトコだろうなあ。
あっさりと午前10時で定期巡回終了w
富士吉田で吉田うどん食って、昼過ぎには家に帰りました(笑)。