のんびりした日曜日でも、緊張が走る街角があった。
東京都調布市国領町1の京王線地中化工事現場で見つかった戦時中の不発弾の撤去作業が18日、行われた。
同市は周辺住民約1万6000人に退去命令を出し、住民らは近所の小学校などに一時避難したほか、京王線や国道20号線が一時通行止めとなった。
問題の不発弾の信管を抜く作業は午前11時に開始。陸上自衛隊の隊員らが約30分かけて慎重に起爆装置を取り外した。同市はこれを受けて同11時36分に安全宣言を出し、警戒区域の指定を解除した。
この爆弾は、63年前に米軍のB29爆撃機が落としたもの。日本の戦闘機が体当たりをしてこのB29を撃墜したのだが、そのときの一部始終を目撃した人が今も健在で、当時書いた絵日記を持っているそうだ。