澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

日本人の礼節も知らない菅直人首相

2010年12月17日 17時24分14秒 | 社会

 さきほど、ラジオを聞きながら歩いていたら、ふだん「風見鶏」で知られる荒川某というキャスターが、菅直人について激怒していた。「こんな人が首相をやるとは信じられない」と。
 このキャスターは、常に「勝ち馬」にしか乗らない人なので、一体何事なのかと訝った。ようやく分かったのは、菅首相が硫黄島に行き、現地を視察した際、遺骨を目の前にして軍手をとらずに黙礼したという一件だった。「この人は普通の礼儀を教わってきたのだろうか?」と荒川が言い、私も珍しく同感だった。

 何年か前、菅直人が関東地方ローカルの「ラジオ日本」の番組「ミッキー安川のずばり勝負」に出演したとき、「君が代斉唱」を拒否した事件はあまりに有名。聴取者の中には番組を録音していた人が多く、斉唱を拒否したのは明かだった。にもかかわらず、国会でこの件が採り上げられるに及んで、菅首相は「貴方がそこまで言うのなら証拠を出してください!」と開き直った。ちなみに「貴方がそこまで言うのなら…」というのは、菅直人が開き直るときの常套句だ。

 それにしても、国歌を歌わず、玉砕した戦士の屍を目前にして軍手も取らない…こういう首相は、初めてではないのか。いくら漢字が読めなくても、麻生首相はそれなりの礼儀を知っているように見えた。 破天荒な経歴の田中角栄も、普通の人の常識、礼儀はわきまえていた。

 菅直人のような人物が何故作られ、首相にまでなったのか?私見だが、次のように考えている。
① 全共闘世代の活動家上がりという経歴
② 菅の選挙区である東京都武蔵野市は、全国屈指の「進歩的市民」が在住する「革新的な」街であるらしいこと 
③ 菅自身の利己的性格、極大化した権力欲というキャラクター
 これらのどれが欠けても、「菅首相」は生まれなかっただろう。つまり、菅にとっては、実に好条件が重なり、自らの上昇志向、権力志向を満たすことができた。武蔵野市というところは、ホワイトカラー、核家族、進歩的文化人、市民運動等々、「岩波書店」や「朝日新聞」が誉めそやしてきた「革新」の街なのだ。平均的な日本の小都市ではない。そこでは、「市民」の権利がまず第一、「市民」には「君が代」を歌わない権利があり、祖国の為に命を捧げた戦士の屍を目の前にしても、礼節を以て接する必要などないという風潮が一般的なのだ。

 だが、菅首相は日本の代表。ごく普通の日本人が自然に身につけている礼節さえわきまえないこの首相、本当に日本人なのだろうか? 首相として不適格者ではないのか? 異形の街から生まれた異形の首相。「礼を知らない」だけで済まされることなのか?
 
 「桜チャンネル」がこの問題を採り上げ、下記のように映像を流している。私見がどこまで当たっているか、この映像を見て判断を仰ぎたい。
 

【菅直人】硫黄島の英霊を利用することは許さない![桜H22/12/16]