韓国の領海内で違法操業していた中国漁船が、韓国警備艇に体当たりし、漁船員が韓国警備隊員に鉄パイプで殴りかかったという。韓国政府は、賢明にも、事件後直ちにその映像を公開した。
誰もが思い出すのが、尖閣事件。
あの事件でも、全く同じような映像があって、隠されているのではないか。件の海保保安官は、いまどうなっているのか?
「国防」意識さえ希薄な民主党政権は、韓国政府を見習って尖閣事件の全貌を直ちに明らかにすべきだろう。
【ソウル=仲川高志】韓国海洋警察庁によると、18日、黄海にある韓国・於青島(オチョンド)沖の排他的経済水域(EEZ)で、同庁警備艦の海洋警察官4人が中国漁船に停船命令を出し、小型ボートで漁船に乗り込もうとしたところ、漁船員から突然、鉄パイプで殴られるなどの暴行を受け負傷した。
漁船は警備艦に突っ込んだ後、沈没した。警備艦などが漁船員10人のうち8人を救助したが、1人が死亡、1人が行方不明となっている。同庁の警備艦やヘリコプターなどが捜索を行っている。
同庁によると、現場海域は魚種が豊富で、中国漁船による違法操業が後を絶たないという。今年に入り、同庁は中国漁船332隻を拿捕(だほ)。取り締まり中の海洋警察官が中国船員から暴行を受けた事件は3件あり、計10人が負傷したという。
韓国外交通商省は18日、在韓中国大使館に対し、電話で「今回の事件の違法性とは関係なく、人命が失われる結果となったのを遺憾に思う」と伝えた。 .
中国漁船 韓国警備艦と衝突し沈没