エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

いい顔で過ごしたい

2006-03-28 | 健康
  【http://page.freett.com/o00o/より】

  昨年春、大病して退職後つかの間の一年が過ぎた。朝夕概ね、巡る季節の様々な庭の自然を楽しみ、閑居読書に明け暮れてきた。
ときどき微熱を出したりするが、身体の概ね良好な快復を喜んでいる。
たまに見知らぬ土地に、知らない歴史や文化を訪ねたりもしている。
  今朝、ふと庭で書斎の硝子窓に映った痩せ細った自分を認め、込み上げるものがあった。頬がこけ、しわの増えた貧相な顔を見て、もっとさわやかでいたいと思った。
 リンカーンは、「男は四十才になれば自分の顔には責任を持たねばならない」と言った。
 目や鼻の作りは親からもらったもので如何ともしがたいが、確かに長い日々を生きてきた証が、その人らしい人格が顔に表れるのだろう。また、顔の表情からは日頃の生活ぶりも伺えるような気がする。多少具合が悪くても、良い顔になるように日々をおおらかに楽しく過ごせるように心がけて生活したい。

 険しい顔はいやだ。いつも穏やかな表情でいたいと思っている。
 
《広隆寺の弥勒菩薩像》