エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

書き初め

2007-01-02 | 日々の生活
 今日は「書き初め」、しばらくぶりに筆を握った。
ウィキペディアによると、昔は、若水で墨を摺り、恵方に向かって詩歌を書く習慣があったらしい。いかにもこころ豊かな生活に憧れる。
 しばらく開けなかった硯箱のほこりを払い、筆を取った。お気に入りのウメの木の透かし彫りの硯が懐かしかった。静かな空間で墨を擦ると本当にこころが落ち着く感じがした。最近、こうした静かな空間が良いと思うが、世の中の喧噪のせいだろうか。
 色紙に「老而学死而不朽」と「生涯懶立身 騰々任天真」と書いた。これからもこれらの名言を信条に、穏やかに日々を過ごしたいと思う。
 また、布に寒気に聳える新春の磐梯を描いたが、今年は水墨画に挑戦しようと思っている。書も絵も、その基礎を習ったことはない。上達を求めるではなく、ときどき筆を握ってこころを落ち着けて過ごしたいと思っている。