エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

感謝の気持ちを忘れずに過ごしたい

2007-01-05 | エッセイ
今朝の福島民友新聞「窓」の欄に掲載された、我が新年の抱負である。

 般若心経の色即是空は真実だと思う。諸行無常、行雲流水、すべては移り変わりやがて消え去って行く。物体はおろか、懐かしの心の動きもいずれなくなる。この美しい大自然も、見つめる感動も、すべてが・・・。
 しかし、たとえ短い人生でも、生きとし生けるものが互いの持てる幸せを有難く受け入れ、いつも生きている喜びを共有したいと思う。
 年の瀬に静かに一年を振り返った。まず当たり前に過ごすことができた健康を有難く思った。数年前に健康を損ね、九死に一生を得て初めて気づかされた感謝の念だが、喉元過ぎればで、また自己中心に流れた日々を反省した。思えば亡き父母に、何よりも妻や子どもたちにどれだけの恩返しをし、ありがとうの気持ちを伝えただろうか。
 新年にあたり、今年は昨年以上に健康に気をつけ、何事にも感謝を忘れずに、穏やかに過ごしたいと思っている。