【バレンタインデー 娘と妻に義理チョコ?をいただきました
私の好きな 〈大吟醸〉と〈10万円札〉でした。
ありがとう!】
月に一度の検診日に、いつも思うことは同じ。長い待ち時間にストレスがたまる。今日も、病院滞在4時間ほどだった。
でも、健康のためにと諦めて、少しでも腹を立てずに流れに身を任せていた。
前にも書いた。【拙ブログ:「病院の待ち時間は読書」2008.7.15】
いつも何か小冊子を持参するが、たまたま今日は、加島祥造著「タオ 老子」だった。
これは『老子道徳経』全81章の全訳の創造詩だが、ゆっくり構えろと教えられたようだった。
1章づつ、ゆっくりページをめくり、老子のこころを想像した。でも、時折目を閉じて思い巡らすとき、待ち時間の空間にある苦痛とともに、早く家に戻り、庭の自然に包まれて過ごしたい思いが湧いた。
何とか健康を保ちながら、月にたった1度だからと諦めている。それでも、《たった》が辛いのだが。この長い待ち時間、過ぎにし日々を思い、来るべき明日を思ったりもした。
ウィキペディアで道教の世界を覗いた。道(タオ)という宇宙と人生の根源的な真理の世界で道の字はしんにょうが「終わり」を、首が「始まり」を示し、道の字自体が太極にもある二元論的要素を含んでいる。日本においては、気づきをもって各人の生活の場面でその身に付いたものをそれぞれに生かし、大切に思うことを清く保ちつづけて生きてゆくこと、などとあった。
33章
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自分を知ることこそ
ほんとうの明るい智慧なんだ。
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道(タオ)につながる人は、
今の自分に満足する、そして
それこそがほんとうの豊かさなのだ。
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44章
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なにを失い、なにを亡くすかだって?
静けさと平和さ。
この二つを得るには、
いま自分の持つものに満足することさ。
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結局、今日もまた「足を知る」を教えられた。