エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

雨のちみぞれ、のち晴れ

2009-02-23 | 自然観察
     【ウスバシロチョウの食草 ムラサキケマン】


 朝方は、庭にわずかに残る雪に雨がしとしとと降り、まるで梅雨を思わせた。
やがてみぞれに変わり、空から真っ直ぐに糸を引くように音もなく落ちていた。
 みぞれの空は何と寒かったことか。
 雪が消えあざやかに見えるわずかな緑は、もうしばらくの寒い季節をじっと耐え得ているようだ。ユキノシタ、黄金シダやワサビの葉が青々しく春を待っていた。
 ウメや、サンシュもわずかばかり膨らんだような気もするが、まだまだつぼみは堅い。
夕方、雲の間から大きなお日様が顔を出し、木々の陰が長く尾を引いていた。

 

     【ユキノシタ】            【黄金シダ】