エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ウマノスズクサの花

2010-08-28 | 自然観察
   
 庭にウマノスズクサがある。ジャコウアゲハの食草であり、小学生のころから知っていた。
 Hさんからいただいた一株が育って花を咲かせた。初めて見る花だった。
Hさんは、ジャコウアゲハのためにウマノスズクサを庭に植えている方だ。
 図鑑をあらためて調べてみると、実に花の秘密は興味深かいものだった。
変わった花を見た瞬間に、ギフチョウの食草カンアオイやヒメギフチョウの食草ウスバサイシンを思いだした。
 図鑑から、いずれもウマノスズクサ科に分類されていることが分かった。
 また、きわめて興味深いサイトを見つけた。「黒蝶の戦略 ジャコウアゲハの超能力」である。
そこには、ジャコウアゲハとウマノスズクサの切っても切れぬ深い関係が詳しく記されていた。
 あらためて自然界の不思議を思った。

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Wikipediaには、花について
『花は7~9月に咲く。葉液から伸びる柄の先につく花は、ラッパ状に細長く、やや曲がっており、先端は平らに開いて、一端がやや尖るという奇妙なものである。基部がやや膨らんでおり、雄蘂と雌蘂はここに収まる。雌性先熟で、受粉の仕組みとして花の香りでショウジョウバエのような小型のハエを呼び、花の奥にある球形の部分に閉じ込め、花が雄花になるとハエは脱出できるようになる。この時花から脱出するときに花粉が付き、次にウマノスズクサの花に入ったときに受粉する仕組みになっている。なお、花弁に見えるのは、実際には萼である。』とある。
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