先日猪苗代湖で見た「金色のコハクチョウ」(3/11の拙ブログ)について
SSP日本自然科学写真協会 画像掲示板に投稿した。 http://japan-inter.net/ssp/
早速、東海地方のツルリンさんからコメントをいただき、謎が解けた。
丁寧な、納得のいくコメントだった。最後には、「でも、原因がわかると夢を壊すようで申し訳ないですね。」とあった。
私としては、なにしろ初めて見た金色で、しかも3・11でもあり、復興の兆しの黄金の使者かなどと嬉しい気分でいました。たしかに、夢が壊されたような気も・・・。
また一つお利口になれたような気がしている。
【ツルリンさんのコメント】
会津マッチャンさま
写真を見る限り、金色のコハクチョウの原因は、多分鉄分です。鉄分が多い水が流れ込んでいる田んぼや池などで採食していると、だんだんと色が染みつくようです。とくに池底などでは首を伸ばして鉄分の多い泥をかき回して食べる食事方法のせいか、首から上に多く色が染みこむようですし、水につかっている腹やお尻などの低い方も背中に比べて色が付いてきます。写真の個体はそんな感じに見受けられました。
私の住む東海地方では、俗にソブと呼ばれる鉄分の多い水を含む土壌のところがところどころで見られます。コハクチョウはあまり飛んでこないですが、来てそのようなところにたまたま居着くと、家族みんながこんな色になってしまうことがあります。金色を通り越して茶色になってしまうんです。
でも、原因がわかると夢を壊すようで申し訳ないですね。