エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

つかの間に過ぎ去った連休

2012-05-06 | 日々の生活


 世間の連休が終わった。関係ないと思いきや、隣の孫たちの世話はいつも以上になった。

前半は天気にも恵まれ、忙しかった。後半は雨降り、体調を崩してしまい静かにしていた。
 来年振り返る備忘録としてまとめてみよう。

 28日は連休初日、分刻みの日程で忙しかった。孫たちは授業参観、PTA総会、これはママが出席、午後は月一度の検診の予定だったが、てっきり「白岩氏の出版祝賀会」と重なる!と勘違いしてキャンセルしておいた。そんなわけで、ギフチョウの撮影をもくろんだ。9時過ぎ、西会津方面へ向かう。高速を下りて、高鳴る気持ちを抑えて、いつものカンアオイやカタクリの咲く山道へスポットへ向かった。
 ところが・・・、峠道に入るとまだ雪が残っていて、普通タイヤでは上れなかった。車を置いて、林道を歩くが、若い杉の木が行く手をふさぎ、まだまだすごい残雪でカタクリなどは深い雪の下ポイントまで進めなかった。 それでもと、サクラを確認すると、麓では膨らんできたがまだ少し早かった。すぐにあきらめて帰途についた。

ミヤマカタバミやエンレイソウは未だつぼみ、エゾエンゴサクがきれいに咲いていた。

  

 

ミヤマカタバミ                                    エゾエンゴサク

 

 エンレイソウ                                         

折角遠出したからと、大山祗神社や鳥越観音様に足を伸ばしてお参りしてきた。        鳥越観音

  

 途中の公園では桜が満開、高台に上り飯豊の真っ白な山並みを望んだ。

途中、見たことのないピンクの3,4個かたまって咲く鐘状小さな花を撮った。図鑑で調べたらイワナシらしい。実はなるのだろうか。

また、一本の枝に白花とピンクの花が付くサクラを見た。何というサクラだろうか。 

  

 下道を坂下へ出て帰った。めっきり夏を思わせる気温、帰宅して誘惑に負けビールをごちそうになった。おいしい季節の到来だ。
 夕方からは町内の役員会、会議資料のコピーを済ませ、市政だよりの区分け作業。それから1時間の会議、内容は花いっぱい運動。次回は夏祭りの準備が議題となる。早いものだ。

  29日
 急遽、家族で新潟方面へ行くことになった。孫たち恒例の自然科学館だ。 何処へも連れて行かないのはかわいそう、ママの提案に孫たちも賛同、ここ数年、毎年同じ繰り返しだ。
 興味・関心は、萌ちゃんはロボットへの思い出、武くんは恐竜関連の展示催しだった。去年と同じ光景、科学館前の八重桜が満開で駐車場は満杯、同じような仲間が沢山来ていた。久々のプラネタリュウム、ジイもあの薄暮の空の色が見たくて大好きだ。帰りはよく行く新津のフラワーセンターへ寄った。沢山の花苗を買い込んだ。
 これも同じコース、萌ちゃんの要望に応えて安田で途中下車、宝珠温泉「あかまつ荘」でゆっくり温泉に浸かった。楽しい休日を過ごした。

  

30日、午前中は、新緑の里山を巡った。目的はヒメシロチョウとホソミイトトンボの確認、そろそろ咲いているだろうシデコブシの撮影だった。

ヒメシロチョウは見なかったが、他の目的は達成できた。いつか、ホソミオツネントンボのブルーに魅せられ、これから連結産卵シーンも撮影したいと思っている。

シデコブシは少し遅いくらいだった。いつ見てもきれいだ。

  

                                                 虚無僧の雪形

 

ルリタテハ                                             ツマキチョウ

 

スジグロシロチョウ                                   ホソミオツネントンボ♂

帰りに、Hさんのりんご園を覗くと、剪定した枝をチップにしていた。寒いときに燃やして低温対策にするという。昔は古タイヤを燃やしていたようだが、7,8年前からやっているらしい。おもしろいことを聞いた。 リンゴの花は未だ早かった。

 

 そうはゆっくり出来ない、お昼からお友達の白岩孝一氏の出版記念会へ出席。お酒が入るだろうと娘に送りを頼んだ。

 当日のブログにも書いたように、会津の仏教文化の基礎を築いた徳一に関する講演とシンポジュウムと言った、素晴らしい会だった。

 あらためて中世会津の歴史を学びたい思いを抱いた。記念会へは正装で出席した。もう退職してから長い間、背広にネクタイなどめったにない。慣れない服装、革靴で自宅まで3キロほどを歩いて帰った。

出版会の資料に著書「徳一と法相唯識」とともに、「「慧日寺」、「徳一」に関するエッセイ募集」のチラシがあった。書いて応募しようと思っている。 

 5/1 子供たちは学校がある。PTA総会の代休で2日からは5連休だ。
 じいは孫の借りていた図書を返還に、ついでに中野孝次の本を4冊借りて帰った。最近は、今まで読まなかった氏の著作を好んで読んでいる。
 はっきりしない天気、庭の草むしりなどしながらゆっくした。予報では連休後半は雨降りのようだ。

  2日 朝のうち、孫を連れて図書館へ、武くんは歴史物に造詣?が深い。特に戦国時代の名将の名前は詳しい。ともかく読書家で好ましい。

 今日借りてきた本は、毛利元就と義経の物語だ。じいは、いつもいろいろ聞かれるから、隠れて調べたりしている。

  3日 昼から、末娘の嫁ぎ先から、悠人くんの初節句のお祝いに招かれた。屋敷前には大きな鯉のぼりと幅の広い武者絵のぼりがはためいていた。

 時も忘れて、すっかりごちそうになり夕方お暇した。健やかな成長を心から祈り祝杯を挙げた。

  

   曾祖母から贈られたちぎり絵 

飲み過ぎではないが、その晩から微熱が出始めた。いつもの炎症とは違うようだ。大事をとって早く床についた。

 4日  翌日から微熱は下がらず、一日静かにしていた。いつも健康を損ねて知る健康の大切さ。具合の悪いときは何も手に付かず、思考も停止状態だった。

 5日  孫たちは、朝からママとボーイスカウト、ガールスカウトで大町通りの子供まつりのボランティアに出かけた。、

 6日 明日からの学校に備え、萌ちゃんは宿題の習字をがんばっていた。課題は「みず」、水道週間の宿題だ。

   夕方、雷と雷雨があった。明日からは天気も少しは回復しそうだ。

 長い連休もつかの間に過ぎてしまった。連休の前半は吉、後半は凶だったか。でも、家族みんなにとって、平凡な良いお休みだと思った。  (2012.5.6)

 

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