遠い親戚のTさんが亡くなった。きのうの通夜、今日告別式に参列した。
十数年前までは、盆の墓参りにはご一緒していたが、もう何年もお会いしていなかった。
92才、戦争で軍医だったご主人を亡くしてから、気丈にお一人で過ごしてこられた。遺影を見つめながら読経を聞き、しばし、察するに余りある辛い人生を思った。そして、一族の家系に思いを巡らせた。みんな年をとり、代替わりした若い方々は初めてお会いする人が多かった。
みんな、忽然と生まれたわけではない。それぞれに縁有りて、親類縁者としてこの世で過ごしてきた。我が家の家系図にも、若い世代を加筆したいと思っている。
きょうは孫たちの運動会、妻と娘は昨夜から弁当つくりだった。娘は、今朝早くにグランドの場所取りにいった。
じいちゃんは葬儀の時間まで、雰囲気を撮りに行ったが、残念ながら、孫たちの活躍を写すことは出来なかった。
午後、葬儀から戻り、一人里山へ出かけた。きっかけは、庭にコミスジ、クロアゲハを見かけたからだ。
コミスジ クロアゲハ
良い天気で、里山で新顔を見たい気持ちを抑えられなかった。
予想したウスバシロチョウは1,2頭見かけたがまだ早いようだ。例年からは2週間ほど遅い発生のようだ。
でも、トンボは、シオヤトンボの♂、ヨツボシトンボ、エゾイトトンボ、オオイトトンボを初見した。
オオイトトンボ エゾイトトンボ
シオヤトンボ♂ ヨツボシトンボ
エゾイトトンボ オオイトトンボ
イトトンボはほとんど羽化したばかりでひらひら弱々しく飛び、体色も出ていなかった。最近までいた、ホソミオツネントンボは姿を消した。
ヒメシロの楽園を訪ねると、土手はまだ草は刈られず、ツルフバカマも大分伸びていた。初めてペアを見た。
いろいろな花に止まるヒメシロチョウを撮った。ヒメシロチョウは今が盛り、やはり食草さえ刈らなければ、絶滅の心配はないと思えた。
ベニシジミ
ツバメシジミ ♂ ♀
Hさんのりんご園に寄った。満開のリンゴの花の彼方に、わずかに残雪の残る麗しの磐梯がさわやかに見えた。
ツガル