エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

忙しい一日 葬式、運動会、里山

2012-05-19 | 日々の生活

 遠い親戚のTさんが亡くなった。きのうの通夜、今日告別式に参列した。
十数年前までは、盆の墓参りにはご一緒していたが、もう何年もお会いしていなかった。
92才、戦争で軍医だったご主人を亡くしてから、気丈にお一人で過ごしてこられた。遺影を見つめながら読経を聞き、しばし、察するに余りある辛い人生を思った。そして、一族の家系に思いを巡らせた。みんな年をとり、代替わりした若い方々は初めてお会いする人が多かった。
 みんな、忽然と生まれたわけではない。それぞれに縁有りて、親類縁者としてこの世で過ごしてきた。我が家の家系図にも、若い世代を加筆したいと思っている。

 きょうは孫たちの運動会、妻と娘は昨夜から弁当つくりだった。娘は、今朝早くにグランドの場所取りにいった。

じいちゃんは葬儀の時間まで、雰囲気を撮りに行ったが、残念ながら、孫たちの活躍を写すことは出来なかった。

   

 午後、葬儀から戻り、一人里山へ出かけた。きっかけは、庭にコミスジ、クロアゲハを見かけたからだ。

  

コミスジ                                         クロアゲハ

良い天気で、里山で新顔を見たい気持ちを抑えられなかった。
 予想したウスバシロチョウは1,2頭見かけたがまだ早いようだ。例年からは2週間ほど遅い発生のようだ。

でも、トンボは、シオヤトンボの♂、ヨツボシトンボ、エゾイトトンボ、オオイトトンボを初見した。

 

オオイトトンボ                                        エゾイトトンボ

 

シオヤトンボ♂                                       ヨツボシトンボ

 

エゾイトトンボ                                    オオイトトンボ

イトトンボはほとんど羽化したばかりでひらひら弱々しく飛び、体色も出ていなかった。最近までいた、ホソミオツネントンボは姿を消した。

 ヒメシロの楽園を訪ねると、土手はまだ草は刈られず、ツルフバカマも大分伸びていた。初めてペアを見た。

    

いろいろな花に止まるヒメシロチョウを撮った。ヒメシロチョウは今が盛り、やはり食草さえ刈らなければ、絶滅の心配はないと思えた。

 ベニシジミ

 

ツバメシジミ ♂                                     ♀

 Hさんのりんご園に寄った。満開のリンゴの花の彼方に、わずかに残雪の残る麗しの磐梯がさわやかに見えた。

 ツガル

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